

くまごろう📚
@kumagoro
マイペースに読んでいます🌱
あったかい小説が好み。
たまーに、エッセイも。
お気に入りだけ投稿していきます📖💭
- 1900年1月1日
夏の庭湯本香樹実読み終わった何回も読んでる。 そして最後絶対に号泣している。 電車じゃ読めない。 ひと夏の子どもたちと他人のおじいさんとの、変てこな出会いから始まった特別な関係。 “良いひと”じゃなくても、誰かの“特別”にはなれる。 まず子どもの素直さ、純粋さ、猪突猛進さへの解像度があまりにも高い。 そして一貫して“ぼく”目線だから、“ぼく”が知り得ないことの種明かしが一切されない。スピンオフが欲しい。 でもだから、入り込んでしまう。 おじいさんと子どもたちの関係性を見守って、応援してしまう。 このままずっとこの関係が続け〜!って願ってしまう。 『光はもともとあったのに、その色は隠れていたのだ。たぶんこの世には隠れているもの、見えないものがいっぱいあるんだろう。虹のように、ほんのちょっとしたことで姿をあらわしてくれる〜』 『結局は僕の問題なのだ。おじいさんは、充分、立派に生きたのだ。』 「あ、すごい」って思う言葉がたくさんあった。私が別れを経験する時には、必ずこの本をまた読まなくてはと思ってる。 - 1900年1月1日
雲を紡ぐ伊吹有喜読み終わった生きるスピード、考えるスピード、発するスピード、そういうのが違うひととコミコミケーションを取るとき、どうしでも罪悪感、もしくは苛立ちを覚えてしまう。 悪い、辛い、悲しい感情になる。 父方祖父が「せがなくていい」って何度も言ってて、それは今より二歩先の未来を見いるからで、母と母方祖母は今と今の一歩先を見ている。 どちも間違ってなくて、美緒が母・母方祖母派だったら全く問題なく回っただろうなと思う。 あとは体裁とか、学歴とか、そういう社会で生きているかどうかとか。 そういう差があるだけで、みんなちゃんと、美緒を想ってて、愛してて、それが伝わってきた。 同じ羊毛から紡がれたものだから、「切れたって繋がる」。 そういう、家族のつながりが優しく描かれた小説だった。 - 1900年1月1日
西の魔女が死んだ梨木香歩読み終わった4年間で3回読んだ。 正直毎回感想は違うし面白い度も違う。 でもたぶんまた読む。 私も魔女になろう、と思った。 自分で考えて自分で決める。 どんな環境に居ても、自分がブレなければ苦しさとか居られなさはずいぶん軽減される。 といいつつ、“完璧”は存在しないことも描かれてるから、肩肘張らず。 - 1900年1月1日
あなたは、誰かの大切な人原田マハ読み終わった短期間で2回読んで、2回とも染み渡った。 解説含めてとても好み。 人間同士が向き合って関係を築いていくことの豊かさ。 自分は自分の大切な人。 それぞれの短編で納得ポイントがあった。 マナが役目を終えた時に、やっと自分で自分の自由と責任を負って生きていくことになるんだなぁ、とか。 あと、「皿の上の孤独」の章を読んで、自分の“好き”に忠実に生きるなら孤独も豊かなんだって気付いたり、とか。 たぶんまた読むし、読んだ時点でまた違う納得ポイントを見つけられるだろうなと思う。 - 1900年1月1日
四十九日のレシピ伊吹有喜読み終わった半日くらいで読み切ってしまった。 登場人物の感情の描き方が好きだった。 一直線じゃなくて、決めたと思っても、決めてなくて平気と思っても(見えても)、実は平気じゃないんだよ〜みたいな機微がしっかり書かれてた。 登場人物たちの思考とか振る舞いにいちいち共感できてしまって一気読みできた。 - 1900年1月1日
さがしもの角田光代読み終わった同じ本でも読むタイミングで受け取るメッセージが変わる、っていう描写がたくさん散りばめられている短編集。 この本を2回読んで、私自身がそれを実体験した。 4年前にに一回読んだ時はいまいちメッセージを捉えきれず「ふーん」くらいだったのに、今年もう一回読んでみたらあまりにもしっくり来て、とても読みやすくなってた。 本は変わらない。 だから、読み手自身の変化を実感しやすい。 読書おもしろいなぁって思う。 - 1900年1月1日
癒し屋キリコの約束森沢明夫読み終わっただいぶ好き。 設定が好き。 (好きな漫画:xxxHOLIC) 霧子さんの考え方とか発信の仕方がもう、好き。 特にずーっと残ってるのが、 「過去を受け入れたよ」=「ありがとう」 と 「失敗してない夢ほど諦めきれない」ってこと。 好き〜何回も何回も読んでる〜好き〜好き〜 - 1900年1月1日
博士の愛した数式小川洋子読み終わったなんだか好きで、何度も読んでいる。 家政婦と家政婦の子と博士の、不思議で、温かくて、特別な関係性。 記憶を積み重ねられないことと、それを自覚して生きること。 そんな相手と向き合うこと。 義姉との関わりを含めて、葛藤や、すれ違い、思いやり、色んなものが端正に描かれている。 とにかく小川洋子さんの文章は静謐で、その世界を何度も味わいたくなる。 - 1900年1月1日
透明な夜の香り千早茜読み終わった1日で読みきった。 世界観が群青色で、とても好みだった。 重厚感というのかもしれない。 でもものすごく読みやすくて、ミステリー要素もあるから単純にめちゃくちゃ面白い。 朔が常に「私は私、あなたはあなた」っていうスタンスで、でも一花に対してはやや自分と一体であることを求めているように見受けられて、その不完全さが好きだった。 そして最後まで読んでの感想… できたての傷は絆創膏でもなんでも貼ってできる限り守ってあげた方がいいけど、ずっとそのまんまにしてたら治るものも治らないし、治ってることにも気かない。気付かないとずっと痛いような気がして、ずっと触らない。だから、エイヤって剥がすキッカケが要る。 キッカケを外から与える方法は色々あるけど、大きな傷であればあるほど衝撃が必要なのかもしれない。 そのキッカケをあげること自体がどデカい愛情だなと感じた。 - 1900年1月1日
星を掬う町田そのこ読み終わった一気読みした!面白かったぁ〜 母娘の捨てた捨てられた問題、虐待、嫁姑問題、DV、ネットストーカー、そういう社会問題が物語に落とし込まれてる。 この話の登場人物はみーんな未熟。 完璧超人or過去はすっかり乗り越えました系のひとは登場しない。 全員一筋縄ではいかなくて、全員とても人間らしい。 あなたの人生の舵取りをあなた自身でできていますか? 他人に委ねようとしていませんか? そんなメッセージを受け取った。 感じることのある長編小説だった。 - 1900年1月1日
みちづれはいても、ひとり寺地はるな読み終わった2025年マイベスト本。 道連れがいても、融合できるわけでも、重荷が半分になるわけでもなく。 自分自身で、決めて、選んで、生きていくしかない。 でも道連れがいれば、記憶を共有できる。 味方がいること、帰る場所があることは、決断する勇気をくれる。 特に、 「お葬式で、「故人は立派な人でした」と言ってもらうために生きてるわけじゃない」 「助けてほしい時には、叫ばなきゃ駄目なのだ。泣かずに黙ってじっと耐えてるだけじゃ、誰にも伝わらない。」 って言葉が、ぶわぁって染み込んだ。 まだ染まりきってないけど、染まりたいと思ってる。 今年出会う必要のあった本だった。 - 1900年1月1日
ことり小川洋子,小川洋子(小説家)読み終わった何回も読んでいて、何度でも読みたい小説。 静謐で端正な文章。 誰かの思考の詳細な記述がない。 個人名も出てこない。 現実にありえるけど、現実味がない。 読んでると、夢うつつに入り込むような感覚になる。 現実では色んなラベリングがされる兄弟だろうなと思うけど、そういう「社会から見た誰か」じゃないものを、切り取って見せてくれる。 小説を読む意味があるなぁと思う。 兄弟間と、兄弟から鳥への無償の愛。 ただそこにある、損なわれない愛。 恋すらも、報われることを期待しない、無償に近い、静かな恋。 兄弟が慎ましやかで、本当に好ましい。 存在の肯定と、変わらずにあるものの肯定を感じた。 - 1900年1月1日
おまじない西加奈子読み終わった2回読んだ。 お守りになる短編集だなと思う。 その時の自分のコンディションでお守りになる章が変わりそう。 「お前がお前やと思うお前が〜お前やねん」って台詞が、今の私には響いてる。 最後の長濱ねると作者の対談も含めて、読み応えがあった。 - 1900年1月1日
〈あの絵〉のまえで原田マハ読み終わった何回も読み返してる短編集。 登場人物それぞれがお互いの愛情と眼差しに気付いて、掴んで、応えて。 そのきっかけの中に絵がある。 確かにそこにある愛情とか親しみとかそういうものを、絵が照らし出す。 そういうお話たちかなぁって思ってる。 この物語で切り取られている時間のそのあとはもしかしたらハッピーエンドじゃないかもしれないけど、でも人生の中に染み渡る何か、自分の中にあったけど気付けていなかった何かを掴める体験はきっと何にも代え難い悦びになるんだろうなと、読んでいて感じた。 私ももっと外と触れ合わなきゃ。 - 1900年1月1日
わたしの美しい庭凪良ゆう読み終わった登場人物同士の距離感が好きだった。 一緒に居るために、苦しくない範囲で気を遣い合う関係。でも苦しいことは頑張らない。私が1番好きな関係。 先をもっと知りたい…!って思った。 色んな台詞が刺さったけど、 「良心の呵責はお前らの荷物だよ。人を傷つけるなら、それくらいは自分で持て。」 と 「悪い行いもいつか何かの形で自分に返ってくる。だから誰かを呪うことで無駄に自分を傷つけるな」 はかなり響いた。 大事な一冊になったなぁ。
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