ざんどぅまの影(5)
17件の記録
amy@note_15812026年5月24日読み終わった感想沖縄障害者排外主義ミックスルーツ澤村伊智の!新刊!読みました!おもしろかった……。ちょと今のところ今年のベスト3に入りそうだ。いまのこの時勢で、社会をこれだけ取り込みつつ、小説でしかできない表現をしており、そしてホラーとしてしっかり怖いのすごすぎないか、小説うますぎ。 今回は障害者、ミックスルーツ、沖縄への差別と米軍や先の大戦による天皇批判要素もあり、めちゃめちゃ盛り込んでくるやん……と思いながら読んでいたし、最後のあの小説だからこそできる演出、自分の偏見が浮き彫りになり、食らった。本当にまだまだ自分のなかにある偏見を引き剥がすのは難しい。今回体感でもって自分のなかに内在化した偏見の存在がわかってよかったと思う。 また排外主義に陥る人間の心理、それが成立する環境がどうできあがっていくのかも緻密に書かれていて、それに伴う差別や偏見による加害もかなり含まれるので、読む人はその点に気をつけてほしい。 ホラーというジャンル柄、このへんのラインがしっかりしている作家さんは大変貴重だ。貴重というのも悲しい話ではあるけれど。 比嘉勝子さんがかっこよすぎて、私はちゃんと澤村伊智作品を誠実に映像化してほしいんですよ。誰かもっかいやってくれないか…

猫柳@nekoyanagi_82026年5月22日買ったちょっと開いたホラー宛名入りサイン本が届いた。 サインのところに書いてあった四字熟語の意味をまずは調べた。比嘉姉妹シリーズの世界はこれからも広がっていくのかと思うとますます楽しみ。
yomitaos@chsy71882026年5月20日読み終わった@ 自宅かなり社会批判の色合いが強く、これまでの比嘉シリーズのなかでも本書は随一。読者がホラーを読むときは傍観者の立場で安心しきっている(自分が襲われることはない)ことが多いと思うが、しっかりハシゴを外される。もっと言えば糾弾される。思わず目を逸らしてしまう。 ホラーブームで雨後の筍のように作品が湧き出てくるなか、作品側から現実を侵食してくるような体験ができるのは、澤村伊智か小野不由美の物語を読んだときだけだと思う。 びしょびしょのお化けが人を襲うという、いかにもなホラーなテイストで物語は始まる。つい人外のバケモノを想像してしまうが、バケモノを「自分とは違う見た目の生物」と捉えるなら、外国人だって簡単にその枠に入れてしまえる。関西人や道民というくくりでだって枠に入れられる。 人間は共通の敵をでっちあげることで、簡単に結束してしまえる。それはトランプに代表されるレイシストの振る舞いを見ていればよくわかる。もっとも、本作を読んで思い浮かべるのは自民党や賛政党などの排外主義政党だろう。この本を読んで登場人物の高揚に心振るわせた人は、もれなく後悔することになる。 澤村伊智作品は、人の心に巣食うどうしようもない愚かな部分を抉ってくれるからたまらない。













