鈍色幻視行 下
45件の記録
しろのすけ@tovikun2026年9月20日読み終わったふつうにミステリーのつもりで読み進めていたら、人間の心の奥底に溜まっている澱のようなものが次々と露わになっていく。 語る人の数だけ物語は存在する。唯一の真実が明らかになって大団円、なんて現実にはありえないのだ。
ゆうひ@yn___xxhixx2026年9月17日読み終わったとてつもなく壮大な物語で、久々に上下巻ものを読んだから読み終わって深く溜め息ついてしまった。登場人物達と一緒に長旅をした…それこそ、豪華客船(乗ったことはないけれど)で旅を終えたような感覚… ミステリー小説だけど、終わり方はミステリー小説っぽくなかった。結局謎は解明されないまま、梢の考えが吐露されただけで、梢の言う大団円とはいかなったようにも思うけれど、私は逆にそれで良かったのかな、とも思ったり。 私の好みの問題だけれど、こうやって謎が謎のままの方が、自分の思考を巡られせられるし、夜果つるころを読んだらまた違った感想を抱くかもしれないから、夜果つるころを読んだらまた読み返したいなと思った。

卯@usagi_yoppa2026年9月4日読み終わったたいへん恩田陸っぽく終わった 謎はすっきり解決はしない、ただ登場人物の心のうちはひととおり吐露されて、区切りとなる 主人公夫婦が一歩進んだ、というところにスポットをあんまり当てないの、奥ゆかしくて嫌いではない (あと、本作、非常に難産だったことは構成をみていてもうかがえる) 思わせぶりな描きぶりの何人かはまったくなんでもなく、飯合梓と蕗谷梢という対称的な名前も、べつになんでもなかったんかい!というツッコミは入れさせてほしい それでこそ恩田陸なんだけど 吉野朔実の絵柄を想定しながら読んでました
umeco@u_meco2026年8月20日読み終わった映像化しようとする度人が死ぬ呪われた小説『夜果つるところ』とその著者・飯合梓の謎をその関係者が一堂に集うクルーズ船の旅で解き明かしていく…というように始まる物語 みんなが『夜果つるところ』について語る、そして、謎は謎のままという恩田陸らしい幕引きが私はとても好きだった。 そういうところに着地するんだろうなという予感で読み進めていた。 彼らが語る『夜果つるところ』が魅力的で下巻の途中でそちらを読まずにはいられなかった。 君らが充実させたいと願ってる君らの人生。その中に真実はないぞ、と。 事実はある。現実はある。生活はある。感情もある。たまには感動なんかもちょっぴりあるかもしれない。 しかし、真実はない。人生の中に真実はないのさ。 はっきり言おう。 真実があるのは、虚構の中だけだ。(p205) 老齢の映画評論家が語るこの言葉がとても好きだった。 虚構と現実、生と死、に思いを馳せた。


ラッシー@amnk4112026年8月11日読み終わったここに着地するのか、と感じました。真実を必ずしも提示する必要はないと思うしこれからも自分の中でこれらの謎についてまた考える時間があるのも少し面白いなと思いました。気付かされるとはまた違うけど、はっとさせられる文章が多くて、内容以外にも色々なことを考えました。なんとなく雰囲気だけですが、きのうの世界の終わり方と似ているなと思いました。夜果つるところも読まないと
らられも@lalemo_332026年8月2日読み終わった上下巻の対策。ナツイチの小冊子で大きく推していたので、期待大で読み進めたけど‥ 「夜果つるところ」の謎を解いていくところは面白かったけど、最終的に謎は解明されてなくて、私の中で不完全燃焼でした。

りなっこ@rinakko2026年7月29日読み終わった頗る面白かった。久しぶしに読んだ恩田作品、心ゆくまで堪能して満足だ。 過去に幾度か映像化されかけたが、その度に死者が出るような事態が起きて頓挫してきたことから、呪われた小説とされてしまった『夜果つるところ』をめぐり、関係者たちが集う豪華客船の旅。主人公である小説家の梢は、彼らの話を聴いてこのテーマで本を書きたいと思っていた。 そも呪いとは何ぞや、真実とは…という問い、インタビュイー其々の話の深みと凄みに引き込まれた。女優の桂子が評した言葉にとても魅かれたので、『夜果つるところ』を読むのも楽しみだ。 (恩田さんの作品も、結構映像化されてるよね。小説が映像化されることへの作者の心情に触れている箇所を読んで、なるほど…と。)
























