目をあけてごらん、離陸するから

36件の記録
- ヨル@yoru_no_hon2025年8月16日読んでる読書日記読了再読0816 今年の夏は人と会うことが多かった。本を読むときもわざわざ人の中に身を置いて読む状況を無理やりつくっている。雑音の中でもガンガン読めるので気にならない。むしろ今年は雑音があった方がいいみたいだ。 『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』を再読後、読了。『真夜中のパーティー』『作家とおやつ』を読了。今は読みかけだった『ケアの論理とエンパワメント』をノートを取りながら読んでいる。『ジェイン・エア』『フランケンシュタイン』も読みたい。 来週には息子との入院生活がはじまるのでずっとそわそわしている感じ。日程がズレてしまったこともあってまた変更にならないか、気が気じゃない。無事におわるといいが。持っていく本は事前に選んでいたけど、読んでしまったものもあるのでまた選び直さねば。さて、何を読もうか。
- GRASSLAND@grassland_books2025年7月4日読み終わった読書メモ詩的な文章にとろけた。 蜃気楼のように、とろとろにとろけて、読み終わったら、夏の暑さにも関わらず、体の中に涼やかな風が通り過ぎた。 大崎さんの新刊「湖まで」も良かったけと、これもかなり素晴らしい本だった。
- 福藻@fuku-fuku2025年4月22日読み終わった目をあけてごらん、離陸するから。って唱えると、胸の内で何かがぱちん、と弾けて静かな希望が生まれる。それは滲むように広がって、全身に行き届き、ぎゅっと閉じた瞼をほぐす。見ることを怖がらないでいようと思える。だからこの本はいつでも目に触れるところに置いていたい。 この本に収められたエッセイのような、小説のような一編一編はいずれも、エッセイです。小説です。とは言い切ってしまえない曖昧さを持つ。これが詩か、と打ち震えてしまった。 意味なんて言葉の持つ一側面でしかないのに、私はいつも言葉に意味を求め過ぎてしまう。「どういう意味?」が口ぐせの、味気のない人間である。 言葉はもっと自由でしょう、とこの本に諭された今、言葉を、頭だけじゃなくもっと身体で感じてみたい。大崎清夏という人の言葉にもっと触れたい。もうすぐ彼女は新刊を出す。タイトルは、『湖まで』。余白を求めて湖のそばで暮らしはじめた今の私に、もっとも必要な本なんじゃないかと思われてやまない。ものすごく待ち遠しい。