生きるための読書
31件の記録
orange.m@orange102025年11月15日読み終わった@ 自宅歳を重ねるとどんどんアタマが硬くなり、新しい世代の人々の考えを受け入れず自分の考えに固執する。 自分の親や親戚を見ていてそう感じることが多いけれど、齢80を超えた津野さんは違う。柔軟で軽やかだ。若い研究者や書き手の著作に感銘を受けながらも、自らの経験や読書に照らし合わせて俯瞰して見ている。その視座とユーモアが滲む文体が素晴らしかった。 アナキズム関連の本はずっと気になりつつ読めてなかったので、読んでみたい。

Izmn@izumibook2025年10月11日読み終わった「アナキズム」についてこれまで深く考えたことはなかったがもしかしたら自然と自分(たち)の中にも「静かに」その思想を持っているように思えた。 時代や世代が繋いでいるもの・逆に変化していることを上の世代からの俯瞰した視点で書かれていることにより冷静に捉えるきっかけになった。 カロリーがかかる本だった、、、

benisuzu@benisuzu2025年5月29日読み終わった「80代半ば、老人でいることにも飽きてきた。「最後の勉強」でもしてみるか。伊藤亜紗、斎藤幸平、森田真生、小川さやか、千葉雅也、藤原辰史……若い世代の知性にふれ、学んでゆく喜びをいきいきと綴った読書エッセイ。」


なかやま@asheepinthewell2025年3月20日読み終わった借りてきた80代で孫ほどの年の研究者や学者の本を読む、その柔軟性も尊敬できますが、それ以前に80代でこんなに本を読めるのはすごいことでは。読書に対する態度やさまざまな引用が興味深かった。こんなふうに読めたらいいなとは思うものの...





彼らは読みつづけた@findareading2024年12月21日かつて読んだ*読書で見つけた「読書(する人)」* 《本を読む人間が減ったといっても、新しい小説や軽めのエッセイ、あるいはマンガ──つまりは「やわらかい本」を読む者の数は、いまも減ってない。むしろ増えているといってもいいだろう。ところがそれに反して、重い小説や評論や哲学や歴史などの「かたい本」を読む人間の数が、あっけにとられるほどの速度で減っている。(中略) ──とまあ、いったんは、そう思っていたのですよ。でもこの連載をつづけるうちに、こうした変化の一方で、ますます息苦しくなる世界に押し潰されずにいるための読書──つまりは「生きるための読書」とでもいうべき新しい習慣が定着しはじめていることに気づいた。》 — 津野海太郎著『生きるための読書』(2024年12月、新潮社)




















