ずっと幸せなら本なんて読まなかった

28件の記録
- はな@hana-hitsuji052025年8月26日読み終わった図書館で借りたChapter12 おじさん・おばさんになりたくない時に読む本 坂の上の雲 司馬遼太郎 昔、交差点にベリーショートの白髪の女性が背筋まっすぐ信号待ちしてる姿を今でも色んな場面で思い出す。 歳を重ねると段々と目指したくなるような人が減ってくるなと感じた時があって、その女性は最後まで私の心の目標に残り続ける気がする。 かっこいいとは姿勢だ。そして姿勢は生き様だ。丸く曲がった背中で、でも自分でカートを押してゴミ出ししているかなり高齢の女性にもそれを感じる。 背中が曲がっているとか真っ直ぐかどうかというよりは、生き様を感じる背中かどうかだ。 Chapter16 眠れない時に読む本 海 小川洋子 夢とは自分だけの現実のこと、だからそれを届けてくれる本が海だ、という部分が良かった。 Chapter22 女に生まれたくなかった日に読む本 愛すべき娘たち よしながふみ よしながふみの漫画を推した時点でこの本自体が信用できるなと思った。 小学校高学年になる前には既に『男の方が得だな。次に生まれ変われるなら女ではなく男になりたい』と思っていた。 母から娘へ代々受け継がれる価値観の束縛やら不自由さを身を持って知っているから、この漫画は本当に刺さった。 よしながふみはどのジェンダーを描かせても結局のところ人間の本質を行間で伝えてくるので敵わない。 まだ男に転生していないので男のしんどさは知らないから、家父長制について更に知りたいなと感じた。 Chapter23 男に生まれたくなかった日に読む本 現実入門 ほんとにみんなこんなことを? 穂村弘 これ、面白いな。 私もしょうもないけどそういえばやってみたことないじゃんってことにどんどん挑戦してみようと思えた。 Chapter28 自炊したくないときに読む本 きのう何食べた? よしながふみ これは本当に著者の言うとおりで、この漫画は本当〜に料理を作りたくさせる。 自分のことを後回しにして労われない時、もう作ることもそれを食べて消化することさえしんどいわ、という時にせめてこの漫画さえ読めば、あ、また回復したらなんか作るかと思える。 そして誰かが作ったものに対する感動をどのように伝えるのかも学びとなる。 Chapter29 失恋した時に読む本 ペンギン,日本人と出会う 川端裕人 鳥図鑑も読んでて、ペンギンカードゲームもやったばかりなので、ペンギンがこれほど研究されている日本に対して興味が湧く。 水族館にいるような生き物を育てるのがとても上手い人たちがいるな。 Chapter32 病気になったときに読む本 ガラスの仮面 美内すずえ これ本当に熱量の半端なさが語彙を超える漫画。 生きててこんなに真剣になったことあるかな?いつかな?それを継続する心の支えって何かな? 自分を超えるものと戦う少女たちの物語。 それは何かに挑戦している人、壁にぶつかったことのある人なら感じずにはおれないと思う。 ・名作の長編にまで手が出せるかわからないけど、敬遠しすぎてるおかげで出だしさえ知らないから、私の場合は嵐が丘とか風と共に去りぬとかホテル・ニューハンプシャーこそ入院した時に読んだら良いのかもしれない。
- はな@hana-hitsuji052025年8月24日読んでる図書館で借りたChapter3 女になりたい時に読む本 『女生徒』太宰治 男の人の描く女性の描写に苦手なジャンルがあって「そんなこと女の人は考えたり言ったりしないよ!」と口角下がることあるんだけど、書き手が自分から最も離れた人物像に自分の言いたいことを代わりに言ってもらってるのかもしれないという視点は良かった。 これがなければ、ただの一方的な願望や思い込みの中の女性を書いているのかなと。 なるほど確かにそういう視点で書かれているものもあるのかもしれないと思えた。 Chapter4 不当な扱いを受けた時に読む本 『嵐が丘』エミリー・ブロンテ Chapter7出張のお供に持っていく本 『バートン版千夜一夜物語 第1巻』 この2冊はタイトルを聞いたことあるのにしっかりと文字で読んだことのない本たち。 読もうかな。 長いと、中々他の本が読めなくなるから迷ってしまう。 Chapter8悔しい時に読む本 『走ることについて語る時に僕の語ること』 村上春樹 実は村上春樹が苦手。 このタイトルからも何かほのかなしつこさと承認欲求のようなものを感じてしまう。 (それは作者ではなく私の汚い心が反映されてるとは思う。好きな人ごめん 他の本も何度もリトライしたけど、その部分がどうしても無理で読破出来ない。 でもここで紹介されている部分を読むと、絶対ウマが合わないやつなのに間違いはないが、良いところもあるんじゃん…みたいな感覚になってびっくりした。 これは私にとって月面着陸くらいの大きなことで、春樹に対してリンクする部分が存在するとさえ思えなかったから本当に驚いてて今ならこの紹介された本なら読めそうな気がする。
- さや@saya_shoten2025年8月3日気になるおっ!新刊!? 幸せなら…この言説、私にはしっくりこないんだよなー。人の幸せは人と触れ合ってこそ…って…。うーん。対ヒト(人)が上手くいかないから消去法でしゃあなし、対モノ、本を読んでる(読まずとも本屋や図書館が避難所)人が大多数なのかな~? 「本や本のある場所を好き好んで居る風を装ってるけど、ホントは人恋しいんでしょ。1人が寂しくない訳ないもん(なぜなら私がそうだから)」って身内にも長年言われてきた。 人のいない空間、人が人を見ずに本だけを見ている空間が落ち着く場合もあるんだよ。 って本では全然違う内容かもな~。読みたい。