村田エフェンディ滞土録

18件の記録
- ゆいちゃん@yui__arm2025年8月12日読み終わった感想めちゃくちゃよかった…… 読み終えた後、ゆっくりもう一周噛み締めて読んだ。 トルコへ留学していた考古学者の村田と、下宿先で出会ったいろんなものの友情(あえてこの言い方をさせてもらう)の、物語。 ずっと不穏な空気は流れていたのだけれど、前半と後半の対比があまりに鮮やかで後半はほろりと。鸚鵡〜〜。そこで「友よ!」はないてしまう。 過去があるから現在があって、過去は、想いはモノに宿るのかもしれない。 戦争も革命も苦しいけれど、国を憎まず、それぞれの信じるものをもち、友情をもつことはできる。 「家守綺譚」と世界が共有されているらしいのでそちらも読む。
- りら@AnneLilas2025年8月10日読み終わった『家守綺譚』『冬虫夏草』と読み継いできて、どの作品もすごく良かったけれど、この『村田エフェンディ滞土録』は最終章がまさかの怒涛の展開で、思わず涙ぐんでしまった。 その後の綿貫、高堂の物語はもう読めないのだろうか。
- りな@ainnaquartz2025年7月6日読み終わった文体慣れるのに苦労したけど、慣れたらもう読み終わっていた… なので、梨木香歩さんの美しい文章味わったかどうか問われると微妙… とある選書サービスで勧められた本で最後まで読み終わって欲しいと一言言われた意味がわかった。 今年読んでよかった作品。 『家守綺譚』も気になるので、『家守綺譚』→この作品を再読して文章の美しさを味わいたい。