資本主義リアリズム 増補版

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- いっちー@icchii3172025年6月17日ちょっと開いた文字と間隔が大きくて意外とさっさと読めるか?と思ったけど、詩的な文章が続き私にとってはちょっと読みづらかった。 inquireの解説記事が分かりやすかった。 https://inquire.jp/2019/03/15/fisher_review_higuchi/ 生きること、その不可避な売春性に対する抵抗──マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』 | inquire.jp 「すべては符号化され、管理可能な単位に分解され、接続され、組織化され、境界を超えてネットワーク化され、ビッグデータとして解析され、次なるマーケティング施策のためにマネジメントされる。資本主義リアリズムはそれを所与の前提として取り扱い、ニヒリズムによって再帰的に強化する。 そこには逃げ場はない。出口はない。そこではあらゆるものが値付けされ売買される。青春は商品になり、恋は商品になり、性愛は商品になる。誰もが「私を買ってください」と主張し、自分の持つ何かを切り売りしながら生きている。(中略) 「資本主義リアリズム」とは要するに、生きることの不可避な売春性について、不可避であると信じさせられていることを指す。 そして『資本主義リアリズム』という本は、そうしたリアリズムの欺瞞を暴く/暴こうとする──抵抗のための書物である。」 この本は欺瞞を暴こうとする立場にある。