掌に眠る舞台

23件の記録
- 雪柳@yukiyanagi06252025年10月5日読み終わった@ 自宅小川洋子さんの短編集。 凄く好きです……! 小川洋子さんの作品ってどこか歪で、でも綺麗で引き込まれます。 世界観が狂ってるのに、どうしてここまで良いんでしょうね。謎。でも、それが魅力なんでしょうね。 あと、この短編集はどれも好きな感じでした。個人的にハズレがなかったです。さすが小川洋子さん! 本当に読めて良かった一冊でした。
- さとう@satoshio2025年6月20日読み終わった借りてきた@ 図書館装丁と目次に惹かれて。 やっぱり紙の本は手に取るときわくわくする。 「指紋のついた羽」のラ・シルフィードさまへのお手紙、「ユニコーンを握らせる」の伯母さんの声の表現、「鍾乳洞の恋」の白と黒の表現がすき。 私は白色がいろんな理由があって苦手だけど、小川さんの白の表現が素敵で、少しだけ白をすきになれた。 あと登場人物の名前が出てこないから、いつもよりも本の世界に溶け込めた気がする。
- まお@mao_ssss2022年10月11日読み終わった珍しくハードカバーで。触れる感触、重み、紙の透け具合、やっぱりハードカバーって素敵よなあ……高いが……。 "舞台"にまつわる物語が8篇。個人を特定できる名前は出てこない。意図してなのかな。没入感が全然違った。柔らかい言葉に包まれて幸せでした。
- サブロー@Sub-Low_BOSS1900年1月1日かつて読んだ感想全体的に薄く、暗い空気感を保ちながらも、舞台と言うテーマに沿った短編が8つ入っています。何か負い目を感じている主人公が8人。それぞれに興味深いバックグラウンドを持った1癖も2癖もある主人公で、短編の中に出ているだけでは、もったいないと感じるほどです。 楽しんで読めると言う内容ではありません。でもどこか惹きつけられる内容にページをめくる手が早く進みました。少し暗い気分になりたい人とかにはお勧めできる内容であると思います。 明るい気持ちにはなれないし、どんでん返しなどはありません。でも文体がとてもうまいので、満足度は高いです。同じ著者様の他の作品で、長編が読みたくなる1冊です。