ブックオフ大学ぶらぶら学部

13件の記録
- 久保みのり|書店よむにわ@kubomisan2025年8月2日読み終わった内田樹が自己啓発の棚に、石田衣良がタレントの棚にあったときに、「内田樹の自己啓発性」や「石田衣良のタレント性」をどう捉えるか、私たちは試されることになる。この二つに関して、私は「間違いではないかもしれない」との結論に行き着いた。ブックオフの棚はこうして私たちを挑発する。(p.10 武田砂鉄) ブックオフ好き8人の「ブックオフとは」が語られた本。出版業界とはアンタッチャブルな関係だと思っていたブックオフだが、めちゃくちゃ愛されていた。『日本文学史序説』でならった「日本文学は後から入ってきた文化と共存し多様になりつづけた」を思い出す。日本人は他人の足を引っ張るとか、どこか陰湿なイメージを持って語られる気がするが、皮肉を言いつつも良さを見つけるのが上手いのではないか。とにかくこの本は愛と皮肉にあふれていて好きだ。
- @nk@nk_250828-2025年5月9日かつて読んだ読了@nk8人がそれそれにブックオフへの想いを熱く語る1冊は、夏葉社の島田さんの個人レーベルである[岬書店] から。 とにかく武田さんと山下さんの章が、抜群におもしろい。そんな楽しみ方もあったのか!という発見もたくさん。 セドリへの言及の多さに一瞬たじろいでしまったけれど、外せない1つの側面なのだということが読んでわかった。 「おまえのいいところはそういうところじゃないんだよ」 と、不意に憂う島田さんの絶妙なくだりがとても印象的だった。 読み始める時いつもの癖で、表4上部(の印刷 )を何度も爪でカリカリとしてしまったのはきっと私だけではないはず。