街とその不確かな壁

40件の記録
- 本読みたい@tpfish2025年7月7日読み終わった『街とその不確かな壁』は、久しぶりに手にした村上春樹作品。その文体は相変わらず好みが分かれるかもしれませんが、気がつけばどんどんページをめくっていました。 作品全体を通して流れているのは、どこか静かで澄んだ空気感。不思議で、曖昧で、でもなぜか心地よい。その世界に浸っている時間があまりにも気持ちよくて、読み終えるのが少し寂しくなるような読書体験でした。 そして村上作品ではおなじみの、「ちょっとした料理とお酒」の描写も健在。今回は冷えたシャブリが登場し、まんまと飲みたくなって買ってしまいました。何気ない食事のシーンが、登場人物の静かな感情や空気をふわっと引き立ててくれるのも、春樹ワールドの魅力のひとつです。 現実と幻想のあいだをゆったりと漂いながら、「心の深い場所で何かが動く」そんな読書体験を味わえる一冊。春樹作品を久々に読みたい人にも、初めて手に取る人にもおすすめです。
- Maple@Maple2025年5月11日読み終わった何回も読み返してる@ 自宅家族が読んでくれたので、好きな部分を再読。子易さんのでてくるところを。大変なことが起こっても、子易さんみたいに生きればいいんだねとか話した。
- 月蟹@mooomnnm132025年4月23日読み始めた文庫化されたと聞いて、そういえば買ったまま読んでなかったなと思い出して自宅の積読コーナーから引っ張ってきた 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドの世界観が好きで、この作品も似たような世界の話みたいだから読み進めていくのが楽しみ
- ヨル@yoru_no_hon2024年3月15日2024年ベスト本生きていくことは辛くて長い旅時でもある。知らぬ間に生を受け、自分として生きていくことを余儀なくされる。生きているのか、死んでいるのか、よくわからないような世界で、何を信じ何を希望とし生きていくのか...。迷い、彷徨い、地中深くまで潜った時、そこから見えてくるものがきっとある、そこからしか見えてこないものもきっとあるのだと、わたしはそう信じたい。と前に感想でこう書いたが、今読んだらどうこ思うのか......読んたのがだいぶ前だったから、あんまり内容を覚えていないのだけど、今思うとわたしも、現実と本の話しを行き来して、その境がわからなくなったような感覚になっていた。村上春樹に初挑戦した年だった。『世界のおわりとハードボイルドワンダーランド』とセットで読めたことば、わたしの読書生活でとても大きなことだったと思う。これからも村上春樹を読んでいくだろう。そのきっかけをくれた読書仲間のみんなに感謝!!