女二人のニューギニア

25件の記録
- kinakokinako@kinakokinako2025年5月2日読み終わった感想1967年頃のニューギニア滞在記。べらぼうに面白かった!情報通信網が発達した現代だとこんなに面白くはならないだろうな。 和歌山弁の文化人類学者 畑中幸子さんと有吉佐和子さんの掛け合いが面白く、滞在日数が長くなるにつれて有吉さんが徐々に畑中ナイズされていく。一方、食に関しては有吉さんの方が順応性があり、二人の対比も面白い。一体、有吉さんはどうやって帰るのだろうかと思ったらまさかの方法!そして帰国した後のおまけつき笑 結末はぜひ読んでお確かめください
- なかやま@asheepinthewell2025年3月16日読み終わった評判通りのおもしろさ。有吉さんの感覚が令和の現在のそれに近い(ただし差別意識でなく、いち個人としてほんとにイヤなことは正直に書いていて、そこはだいたい共感できる)から安心して読み進められたのでしょう。ニューギニアでの体験にも劣らない帰国後のたいへんな経験も、さすが作家、といってよいものか...
- viola@viola2025年3月11日読んでる50年以上前のお話ですが、この時代にこんな旅をしていたとは!と驚きと新鮮さで読み進めています。有吉佐和子さんの華岡青洲の妻とか、そういうのを若いころに読んだ記憶がありますが、また違った印象。お二人と同郷の私としては、3人目の旅の友としてご一緒させていただいているような気分も味わっています。
- 夏しい子@natusiiko2025年3月7日かつて読んだスピン創刊号にて中島京子さんが手に入りくい絶版本で 紹介していた時から気になっていた本。 河出文庫から復刊していたので購入した。 私が生まれるより昔の話で、そんな時代にニューギニアの奥地にお友達の人類学者の畑中さんに誘われて 軽い気持ちで行った有吉さん。 それが行くだけでバーガラップ(私は壊れた)状態になってしまった、凄まじいジャングルの強行軍。 そんな有吉さんと畑中さんのニューギニアでの日常が面白い。 この機会に読めて良かった。
- うみこ@umico52025年3月1日読み終わった何も知らずにニューギニアに行く有吉さん。オクサプミンからヨリアピへの道中だけでも壮絶で笑ってしまう。未開拓の山道を3日間…。「私は作家であるよりも、ただ疲れ果てた一個の肉体であった。」ニューギニアに有吉さんを招いてくれた文化人類学者の畑中さんがかなり毒舌でいっそ爽快。畑中さんの言語を採取する仕事の仕方も興味深い。有吉さんのすごいところは文章が古びないところだ。60年近く前に書かれた文章だとは思えない新鮮さがある。他の作品も読んでいこ。
- ( ˘ω˘ )@nnn2024年11月3日1968年、友人であり文化人類学者である畑中幸子さんに誘われてニューギニアの奥地ヨリアピへ。3日間歩き続け(比喩とかじゃない)、満身創痍でたどり着いたので帰りたくても帰れず、一ヶ月の間で徐々に(主に精神的に)逞しくなっていく。とにかく壮絶w