ディトランジション、ベイビー
32件の記録
mossan@mossan2026年6月6日読んでる小さな人間に思いを馳せている。これまで自分の欲望について、とことん考えたことはなかったかもしれない。 199ページ 離婚って移行の物語でしょ。もちろん離婚した女性がみんなそうってわけじゃない。わたしが言ってるのは、離婚した女性の中でも、離婚が滑落に感じた人だけ。滑り落ちて、自分の人生の枠組みを根本から見直さなきゃいけなかった人たちだけだ。少女時代からずっと聞かされてきた物語が自分のものじゃないと気づき、他のどの物語も自分には当てはまらないと気づいた人たちだよ。彼女たちはそれでも前に進むんだ。新しい幻想にかまけたりしない。シニカルになったりしない──何の案内もなしに先に進んでいく。 277ページ 避けられない結果を唱え続けるんじゃなくて、思い切って飛んでみたらいいんじゃないの? 311ページ たとえ間違いだとしても、必要のある間違いだってあることを、わたしは知ってた
もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年6月3日読み終わった読み終わった。 私は当事者じゃないからリースやエイムズの考え方や行動について理解できないところが多くて何故そんなことを…ということが多かった。 妊婦という身体のカトリーヌが中絶を選択したくなる気持ちに対してのエイムズの返答はどこか他人事のようだったし、仮にも腹の中の子どもの生物学的父親であるのに無責任な発言や行動が気になった。 家族の新しいかたちを模索することそれ自体はいいことだと思うけど、それを望んでいない人を巻き込むことのストレスについてもっと慎重であるべきだったと思う。 読んでいてもやもやすることが多くて、でもそれを言語化するのは難しい。 読んだ人の感想を聞きたい。









もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年6月3日まだ読んでる第八章まで。 ようやく登場人物の背景がわかってきた。 あと二章しかないけど。 リースとエイミーが自傷的に生きていることがとても痛々しい。 カトリーヌの「赤ちゃんは奪って手に入れるものではないし家族は築くものだ(大意)」という言葉がよかった。 リースの妊娠しているシス女性に対する嫉妬や憎しみをほどいてあげられるのはカトリーヌなのかもしれない。






もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年5月31日まだ読んでる第五章まで。 中国人の母とユダヤ人の父をもつカトリーナの見た目を「少しそばかすかちってて白人に見える」というようなことをリースに説明していたり、シス女性なら子どもが欲しい理由なんて訊かれないのにトランス女性のリースはそうではないと行った時、カトリーナがアジア系やアフリカ系や移民や貧困状態にある女性は子どもをもつ正当な理由がないと生めないということを言っていた。 リースもエイムズも白人であることの無意識の特権を持っているからカトリーヌのルーツに考えが及ばないのだろうなと思った。 カトリーヌからしたら自分の身体を使って生まれたアジア系の子どもを白人が育てたいと言ってるように感じるはわかるし、そもそも生まれてきた子どもの親になることについて、エイムズはカトリーヌと二人で育てると「父親」にならなければならず、父親にはなりたくないが、リースが家族に参加してくれたら「親」になれるという考えがよくわからない。 リースに「母親になるチャンスをあげたい」というのも、生むのはカトリーヌだし、そこにリースが必要な理由がまだわからない。 残り半分で3人がそれぞれ納得できる結論が出るのかな?







もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年5月29日まだ読んでる第三章まで。 わからない用語が多く、だいたい注釈がついてるから読み進められるのだけど、ついてないものについて検索してみるとヘイトっぽい内容がヒットしてしまって驚く。 ヘイトに晒されながら生きることの困難さについて考えても当事者じゃない限りは簡単にはわかることはできない。 実は「ディトランジション」という言葉の意味さえもこの本を読むまで知らなかった。 英単語の意味はわかるけど、用語として知ったのはこの本を読みはじめてから。









- barna-etsu@barba-etsu2026年1月18日読み終わったトランスの方の新しい家族のかたちを考える物語。シスのジェンダーとして生きる身として、考えたことのない観点や、まつわる苦しみ、コンプレックスの描写多々あり、学ぶことが多かった。あとは、その悩みの複雑性から胸が苦しくなることが多くて、やるせなさも続いたことが多かった。社会の中でいろんな性のあり方に対する理解が広がることや、家族のあり方のオプションが広がることを願ってやまない
錦@nsk2025年12月25日読んでるベルサーニのベアバックの話を少し思い出した。 “彼と交わって初めて、セックスが本当に危険なものだと感じることができた。リースはずっと考えてはいた。シス女性たちはセックスをするたびに危険の戦慄をその身にこすりつけているのではないか、と。妊娠するかもしれないというリスク、その震えを。一度のファックが人生の大失敗(もしくは祝福?)になるかもしれないのだから。シス女性にとって、きっとセックスは崖っぷちで行うゲームなのだ。けれどカウボーイと出会うまでは、その危険に喜びがともなうことをリースは知らなかった。HIV陽性者の彼との行為で初めて、シス女性の人生を変える、その類似体を見つけたような気がしたのだ。彼女のカウボーイは彼女をファックして、終わらせることができる。 彼のペニスは彼女を消し去ることができるのだ、と。”(p10)
本屋lighthouse@books-lighthouse2025年12月6日読み始めたここのところ怒涛の作業を続けており、ようやく一段落ついたので本を読む。今日に関しては、急ぎでやるべき作業もなければ来客もなく、とにかく暇で読書日和。忙しい本屋は本を読めない。本を読める本屋は経営が苦しい。 訳者の吉田さんとは『星のせいにして』からの縁もあり、とにかく毎回おもしろいものを訳してくるのだけど、それは今回も同様だった。文章に駆動力がある。訳文にそれがあるのか、その力がある原著を訳者が見つけるのがうまいのか、つまり両方なんだろうけど、一気読みしたくなるなにかがどの作品にもある。テーマ自体はそんなに容易なものではないのだけども。































