子は親を救うために「心の病」になる

8件の記録
- s_mona@Kwruuqq2025年8月5日読み終わった面白かった! 独自の理論もあったけど、人生において自分の根幹を揺るがす大きな危機に出会った人は、普通の人よりも自分の人生を見つめ直す機会が与えられるって言う考え方が、救われるようで好きやなあ ただ、カウンセリングに理論は通用しないってのは半分違うなと思ってて、著者のやってることも対象関係論とロゴセラピーやし、理解や、手立ての枠組み知るための理論を学ぶことは必要やなと思うナ
- みつ@m-tk2025年6月8日買った読み終わった一万円選書---この世界に生まれて、大切な親に認めてもらうために頑張る、その最初の頑張りが、そのまま人生の最後まで続く頑張りである。多くの人にとって(九割以上の人々にとって)、これは真実である。 親から引き継いだ頑張りを修正するのは、最初は思春期である。親の生き方に疑問を投げ掛け、抗議し、反抗し、一緒に生き方を変える。 結婚して子どもを育てれば、自分の子どもが思春期になった時に、再び、同じ問題に直面する。自分の思春期に修正しきれなかったものが子どもに引き継がれ、再び課題に上るのだ。子どもの思春期問題を通じて人生を見直す。二回目が一回目と違うのは、その歳になっていると人生の先の時間よりも振り返る時間の方が長くなっているから、人生のほぼ全体が見えているという点である。 ああ、自分の生き方は生まれてからずっと変わっていないな、と思って(この世界での)生き方の土台が見えると同時に、ああ、この部分は自分は我慢してきたんだと長くかかえてきた辛さもまた見える。変わっていない生き方の基本、その上にかかえてきた生き方の矛盾、その両方が見えると、人生がまるごと見えたことになる。