

カササギ
@Kasadagi_shobo
本と本のあるところが好きです。
読書と日々の記録をしたくて始めました。
いつか小さな本屋を始めるのが夢です。(2025.9-)
- 2026年5月14日
ぼくのシェフ西村ツチカ,長谷川 まりる読み終わったまた読みたい物語は少年の視点から描かれる 主人公よりも落ち着いた語り口ではあるが、たんたんと進む描写に何か足りないと思わせるところがある。全てを言い尽くさない、明らかにされない部分にも引きつけられる。 ふたりの少年の出会いのシーンから物語は始まる 彼らふたりの成長譚ではあるが、序盤でこの物語世界に不穏な病の出現が語られる。「食死病」食べ物から“死のにおい”がして食べることが出来なくなりやがて死に至るという恐ろしい病。この病が一体何のメタファーなのか。それが読み終わった後もずっと心に残り続けている。たとえるならモモの「灰色の男たち」だろうか。私たちが生きているいまの世界でも、恐らくこの病のような現象はあるのではないか、それは一体何なのだろう…そんな考えにずっと取り憑かれている。 ふたりの少年の生きている環境は違う 家族構成も家庭環境も。年齢もふたつ違う。それが“格差”だと言ってしまえばそうなのだが、物語後半部分でその関係性が反転する。その鮮やかな展開が見事だ。私たちは彼らの一体何を見ていたのだろう、何もわかっていなかったと主人公同様に心を揺さぶられる。 物語の結末は静かでとても優しい そして、希望がある どこにこれほど惹かれるのか、うまく言葉にならないけれど、恐らく、与えられるのを待つのではなく自ら生き抜く活路を見出していくこの主人公たちの強かさ、生命力の強さに希望があると感じるのだと思う。物語を生きる子どもたちの力に全幅の信頼がある。単なるハッピーなエンド以上の魅力をそこに感じた。食べることは生きること。いのちをつなぐこと。そのために料理がある。料理を覚えることは生きる抜く力を身に付けること。では、自分のためではない料理は一体何だろうか。それはどうあるべきなのか。答えは彼らが教えてくれる。生きるためのいのちの料理、そのあり方を。 繰り返し読んでいろんな解釈、想像を広げることの出来る素晴らしいテキスト。時代を超えて残っていく傑作児童文学と同じにおいがする。出会えて良かった。 - 2026年5月12日
ぼくのシェフ西村ツチカ,長谷川 まりる借りてきた読んでる読み始めた装画・挿絵 西村ツチカ レシピ協力 マリー・デジャルダン ブックデザイン アルビレオ 冒頭から引き込まれてずっとドキドキしながら どう展開していくんだろうって 全く予想がつかなくてはらはらしながら読んでいる。 たぶん、夢中になってるから今日中に読み終わると思う、先が気になるし、でも、そうはしたくない、もう少し物語を味わいたい!とも同時に感じる不思議な物語。ああ、ただただ結末が知りたい… - 2026年5月11日
- 2026年5月5日
- 2026年5月5日
- 2026年5月5日
- 2026年5月2日
水車小屋のネネ津村記久子借りてきた読み終わった心に残る一節もう返す〈誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ〉 帯に書かれた言葉 私も御守りにしたい 私が読んだ本は10刷だった、文庫本も出てきっとこれからもたくさん読まれるのだろうな 挿絵も含めて大好きな作品 - 2026年4月27日
サン=テグジュペリ星の王子さま水本弘文借りてきた読書日記読み終わったまた読みたいもう返すNHKこころの時代~宗教・人生~ ファンタジーに秘められた宗教』で、第1回目は『星の王子さま』だったので、 100分de名著の『星の王子さま』水本先生回も再放送&再配信がありました。 リアルタイムで見逃していたのでこれ幸いと4回分を一気見、テキストも以前読んでいたはずなのに、番組を見ると大好きな星の王子さまの物語にまた違った印象を持った。 で、再読。 やはり、番組内で言葉で聞くのと読むのとでは印象が違うのかも…どこかに既に自分にとって完璧な友だちがいてその人を探そうとしてしまうが、それは違う。大切な人との関係は育てていくものだ、というようなことは、一体どこに書いてあったのだろう…。なんだか、そういう意味に私には聞こえたのだけどなあ。 名作は何度も出会い直してその度に教えてくれることが違う。 時間ができたら物語の方も読み返そう。 - 2026年4月26日
- 2026年4月26日
ふつうの人が小説家として生活していくには津村記久子借りてきた読書日記読んでる予約本がまわってきたので その前から読んでいた『水車小屋のネネ』と交互に読み進めるという贅沢な時間 津村さんは、初めましての作家さんだったが 島田さんの聞き方が絶妙なのか会話のテンポが想像できてすごく楽しく読めてしまう 小説もこの会話もずっと終わらないで欲しい ずっと聴いていたい そんな居心地の良い空間のような素敵な本 - 2026年4月18日
ニューヨーク文学風景エヴァン・ジョセフ,エイミー・エヴァンズ,甲斐理恵子借りてきた読書日記読み終わったまた読みたいもう返す巻末に索引があるのも良き。 来週ニューヨーク行くからちょうど良かった、とか言っちゃえる人生ではないけれど… そう言える人ならニューヨークの観光ガイド目的で読むのもありかな 本命のパリ版も借りてきてるけど、そちらもゆっくり読み進めたい 一生行かない街であったとしても、あそこにカフェがあって本屋があって、どこそこのホテルに泊まって、誰それの墓参りをしよう、なんて文学散歩コースを考えてみるのは楽しそう。 この本はReads があったから出会えた本 とても素晴らしい写真がたくさん入ってるので重く持ち歩くには不向きだけど、装幀も素晴らしく、素敵な本棚をお持ちの方には是非鎮座して頂くのには適した本。 別の写真家&著作者でソウル版タイペイ版、東京版とか続けばなお素敵だけれど、それはきっと難しいだろうなあ… - 2026年4月12日
野山花花図譜梨木香歩,波多野光プレゼントちょっと開いた買ったまた読みたいプレゼント用お祝いに贈りたくて その日のうちにこの本が手に入らなければ店頭で目が合った本を贈ろう、とも思ったが 2軒目の本屋で見つかりました。 私は図書館の新着コーナーで見かけて春の花をいくつか読んでいたところで予約がついてすぐに返却したので全てに目を通してはいないけれど… 梨木さんの植物に関する描写は知らない読めない単語もあって語句を調べつつゆっくり読み進めた方が良いかな、とも思って。 もちろん手元にあるのが一番 カバーを外せば背があらわになるコデックス装は、開きが良くて、見開きいっぱいに描かれた植物がとても活き活きしている。 季節が進む度に手に取って何度も見返してほしい、そんな思いで贈りました。 私も予約が落ち着いた頃にまた借りて読もう。 - 2026年4月4日
- 2026年4月2日
- 2026年3月22日
詩ふたつグスタフ・クリムト,長田弘借りてきた読書日記読み終わったまた読みたいあの人に贈りたい詩画集春のお彼岸にふさわしい一冊だった きっかけはクレヨンハウス落合恵子さんのNHK「ラジオ深夜便」の聴き逃し 3冊の本が紹介された、そのうちの一冊 詩がふたつ、 長田弘の“詩”とクリムトの“画”(絵)のふたつ、 “あなた”と“自分”の存在ふたつ… いろんな“ふたつ”で構成される詩画集 聴き逃しを聴くように薦めてくれた母に、贈るために買うことにしよう ほんと、良い本がだんだんなくなってしまう 増刷も復刊も、きっととても労力が要るのだろう 手に入るうちにこれは、我が家の蔵書に迎えたい クリムトの樹々と花々がこんなにも美しいとは知らなかった *…*…* 奥付けより グスタフ・クリムト(Gustav Klimt) 画家。1862年オーストリアのウィーンに生まれ、1918年死去。ウィーン世紀末美術の立役者。金色を多用した絵画が多いことから「黄金のクリムト」と言われ、華麗で装飾的な肖像画で知られる一方、生涯で50点あまりの風景画を残す。 「花を持って、会いにゆく」は、真言大谷派東本願寺の小冊子「お彼岸」(2008春)に「彼岸の人」として掲載されたものに手を入れて、決定稿とした。 - 2026年3月18日
読書感想文が終わらない!satsuki,額賀澪借りてきた読み終わった夏休みの小学校の図書室で読書感想文の書き方を教えてくれる中学生のフミちゃん 彼女に名言が多くてハッとさせられる 読書の感想を綴る行為って、そうか、自分の心と向き合う作業なんだなと教えられる 小学校の頃、一冊しか借りられない図書の時間にこの手の児童文学を恐らくたくさん読んだはずなのに一つもそのタイトル及び内容を覚えていない…文学なんて言葉とは無縁だったけれど、覚えていないからといってその経験が必要ないとはけして言えない。物語を読むのが面白くて楽しかったことはちゃんと覚えているのだから。 読みながらたえずこの本を読んだか読書好きの同僚に聞いてみたくてうずうずしてしまった…だから、フミちゃんの気持ちよくわかるよ 読書を通じていまの気持ちと真正面から向き合おうとする登場人物たちが眩しかった、私もそうありたい。 - 2026年3月14日
わたしたちの不完全な人生へヴェロニク・オヴァルデ,村松潔借りてきた読み終わったまた読みたいあの人に贈りたいIllustration by Makiko Tanoue Design by Shinchosha Book Design Division 書評「不完全な人々の静かな共助」 津村記久子 (つむら・きくこ 作家) 「波」2026年1月号 p.23 崩壊するときも、成熟し開花するときも、人は物事がじわじわ進むのを好まない。 p.27-28 その日、彼女はバスの前方で身動きできなくなり、すぐ目の前に運転手のうなじが見えた。…もっと奥へ詰めたらどうなんだ、くそ、と文句を言う声が聞こえた。彼らはみんな(彼女を含めて)ほかの人間の生活のなかでは背景にすぎない登場人物なのだろう。端役なのだ。映画の初めのほうで殺されたり、溶岩流に呑みこまれてしまう人たち。けれども、彼らだって自分の人生では中心にいて、自分で下げ振り〔錘をつけた糸で垂直を調べる道具〕を垂らしているのだ。ところが、こんなに狭い空間にこんなに下げ振りが密集しているのは尋常ではなく、下手をすれば、爆発しかねなかった。人々の頭上に吹き出しが浮かんでいて、だれもが“わたしはわたしの人生の最重要人物なんだぞ”と言っているような気がした。 p.130 もしも自分の人生が手に汗をにぎるようなものならば、それについて書いたりしていないで、それを生きればいいのだし、だれかほかの人がそれについて物語ることになるだろう。 *…*…* 読み進めていくと次はどの登場人物に出会えるのだろうと、お気に入りの人物を心に留めておきたくなる 読み終えて、また最初に戻ってもう一度読みたくなる また出会いたいと思う登場人物の多い連作短編集 第二外国語にフランス語を選んだ友人に薦めたい一冊。 - 2026年3月1日
贈り物の本安達茉莉子,有松遼一,浅生鴨,牟田都子,青山ゆみこ,青木奈緒読書日記読み終わったまた読みたいあの人に贈りたいプレゼントに最適贈り物って人と人のコミュニケーションなんだな、っていう当たり前のことに気が付いた ただ物のことだけではなくて、贈った人、贈られた人のことが書かれている もっと広く、 起きたこと、出来事さえも贈り物だととらえることが出来るのだと知った 記憶、思い出の中にしかない過去もいつか贈り物になり得る、 人と人との関わりの機微を教えられた - 2026年2月28日
あなたが言わなかったこと若松英輔借りてきた読み終わったまた読みたい真宗大谷派難波別院の月刊新聞「南御堂」に連載されたものを加筆、訂正、書籍化 編集 内藤寛(亜紀書房) 校正 牟田都子 装丁 たけなみゆうこ(コトモモ社) - 2026年2月28日
贈り物の本安達茉莉子,有松遼一,浅生鴨,牟田都子,青山ゆみこ,青木奈緒借りてきたちょっと開いた装丁 名久井直子 DTP コトモモ社 あれ?夏葉社の『冬の本』に似てる? 手元で較べた訳ではないけれど もう春は目の前だけど並行してそちらも読もうかな
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