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カササギ
カササギ
カササギ
@Kasadagi_shobo
本と本のあるところが好きです。 読書と日々の記録をしたくて始めました。 いつか小さな本屋を始めるのが夢です。(2025.9-)
  • 2026年8月17日
    別れのフーガ 或る美学者の『愛と再生の断章』
  • 2026年8月14日
  • 2026年8月14日
    パパ・ユーア クレイジー
    パパ・ユーア クレイジー
    Facebookでフォローしている書店さんの入荷情報で復刊を知りました。 書評が良さげだったので(気になる)でクリップしておきたくてReadsに出版情報の登録をお願いしました。 忘れないうちに登録してもらえて、とても嬉しい。 (気になる)の状況で放置しちゃうこともあるけど、誰かとこうやってマイナーな出版社さんの良さげな本の情報を共有できるのは嬉しいし手に入れるまでワクワクできる。改めてReads をやってて良かったと思う。
  • 2026年8月8日
    工房の季節
    工房の季節
    猫ちゃん、ちゃんと出てきました。 主人公にあたるジョンミンが好きな作家として江國香織を挙げているのが嬉しい。訳者あとがきでこの本は2023年刊行後すぐに20カ国以上に版権が売れた、とあるが、全ての国でこのまま江國香織さんの名前が本文に載るのだろうか。そうだとしたら主人公と同じく思春期に夢中になって読んだ私としては嬉しい限りだ。『冷静と情熱のあいだ』と『落下する夕方』のタイトルが挙げられていて、いつも間違うけれど私が好きだったのは『神様のボート』だったと、ジョンミンに話しかけたくなった。久しぶりに読み返そうかな。主人公と著者が同じ経験を共有している、とまでは思わないけれど、違う国で違う文化の中で育っても同じ文学を読んでいるかもしれないって、すごく親近感がわく。 主人公とまわりの人たちの交流がとても心温まるものだった、こんな風にゆっくりと自分の時間を大事にしながら人生を軌道修正していくって良いな。また違う作品も読んでみたい。
  • 2026年8月4日
    工房の季節
    工房の季節
    カバー・扉イラスト 小池ふみ 装幀 岡本歌織(next door design) *…*…* 外国語文学の棚からどれか1冊連れて帰ろう、と思って目に留まった一冊 いま海外で人気のヒーリング・フィクションってやつなのかな 考える作品の合間に丁度良い ヒーリングを求めていたわけじゃないのにスイスイ心地よく読み進められることに自分でも驚いて、そっかー、疲れてたかー、というのが正直な感想 このジャンルの特徴としてカバーイラストに猫がいる、なんて言われてた気がするけど、 この窓辺にいる猫ちゃんはいつ出てくるのかしらね ヒュナム洞を読んでたとき終わりが近づくにつれてこの小説世界から出たくないなあと思っていた、この本もそうなるかなあ、少し雰囲気が似ている
  • 2026年8月2日
    雪の如く山の如く
    雪の如く山の如く
    「雪山」は『北京文学』二〇二〇年第十一期に掲載 「年始の挨拶(拝年)」は単行本書き下ろし *…*…* 浅き川も深く渡れ ラスト二話を読んでいる間、ドラマの台詞で聞いたそのフレーズが頭から離れなかった。 始まりは滑らかに物語が進んでいき面白そう、人物にも共感できる、とグングン引き込まれるが、後半にあれっ?とつまずく瞬間が必ずやってくる。そして、世界は突然反転する。ひっくり返される。今までこれがこの小説の世界だと思って頭の中に築いていた世界が突然崩され、全く別の角度から物語を見るよう強制される、そんなラストの展開が毎回お見事。 簡単に渡れそうな川に見える、けれど実際にはそれほど簡単に渡らせてはもらえない、そんなstoryの詰め合わせだった。 そして、読み終わった後に余韻が残る 親しみを持って読んでいた登場人物は少し遠くに引いて本当の主役はこの人だったのだと知らされるような感じもある。その視点の移り変わりの妙というか、著者が人物に与える眼差しの濃淡というか、読みながら語り手の交代をなぜすんなり受け入れてしまうのかもよく分からないのだが、人物描写に魅力のある著者だと感じる。そして物語の構成の巧みさがある。読んだ後に誰かと語り合いたくなる良いテキスト。現代中国の現状をどれだけ反映しているのかは分からないし、想像するしかないけれど、このスピード感で翻訳されているなら注目の作家なのだと思われる。これからも読みたい、追っていきたい作家のひとりになった。
  • 2026年7月29日
    自然のものはただ育つ
    自然のものはただ育つ
    この苦しみの記録をうまく要約することなんてできないし、わかったふりをすることもできない 文字として意味は理解できてもなぜか、一文進むごとに前の理解が消えていき、はじめから終わりまで文章のまとまりとしては意味を記憶出来ないでいる まとまりに名前がついているのは理解を助けるのだが あまりに深い悲しみの記録に何か有益な方法論を見つけようとすることすら読者として不適切な気がしてくる あとがきにある「悲しみと喜びは両立しうる」の言葉にちょっと救われる 私もそう思うからだ そして、小石と岩の区別と、小石を岩と取り違えないように見抜く力を持つことの大切さを教えられた 悲しみの中で自然のものはただ育つ姿にどれだけ救われたかわからない、そういうことを的確に言葉にできる作家に出会えて嬉しい ノンフィクションだからこそ見えてきた作家の姿がある、今度はそれを抱えて彼女の書いたフィクションを少しずつ読んでいきたい
  • 2026年7月23日
    雪の如く山の如く
    雪の如く山の如く
    「春の塩」まで読了。 「春の塩(春之塩)』の初出は『小説界』二〇一七年第三期。日本では『群像』二〇二四年八月号に著者による翻訳及び解説が掲載された。 *…*…* 短いお話だから、読物として全高校生に配布しても良い思う、きっと高校の教科書に載っていた森鴎外の『舞姫』ぐらいにえ?彼女はどうすべきだったの?という疑問が女生徒の心に残って生涯引っかかり続けるような作品になると思うから。 先に感想を拝読させて頂いていたもぐもぐ羊さんがキム・ジヨンを思い出したと書かれていたが、なるほど私も最後の1ページの展開で憑依された彼女の姿を思い出した。 語り手の「わたし」がリーリーを「彼女」と呼ぶ。 ヨーロッパ旅行を夢見ていたカップルに予期せぬ妊娠が発覚したところから物語は始まる。このあと訪れる周産期の経過をリーリーに寄り添って「わたし」がその様子や心情を事細かに語っていく。最後のページでこの語り手は誰かが明かされる、そのことに驚きはないが、一体どの時点からこの物語を語っていたのだろうか、と語りの外側に流れている時間の方が私は気に掛かった。 「産む性」としての彼女の身体の変化とそれに伴う葛藤が上手く描かれていると思う。産まない性である彼のスラリとした身体との対比の描写が面白い。たぶん私が彼女であったならその場面で薄っすらとした殺意さえ抱いたのではないか、とさえ思う。 妊娠を告げたその時からヨーロッパ旅行は夢物語となった。その運命の裂け目を彼女は何度呪ったことだろう。その瞬間まで彼女はただひとりの娘でいられた、子と言い換えても良い、それが母となり妻となり義理の娘となっていく、もう戻れない。その身体が隅から隅まで自分のものであった時間は終わったのだ、そういう物語なのだと思う。 語り手の眼差しがこの物語の救い。義母と実母と赤ん坊、そしてその赤ん坊の父親と暮らしながら、彼女の心は孤立している。言葉も心もまとまらない。それを「わたし」が補って語っている。語り手によって物語は私たちへ開かれている。そのことが救い。どこかで聞いたことのあるよくあるstory不可逆なこの流れ、流されていくリーリーの心の機微を、私たちは共感をもって聞くことができる。語り手を通して彼女の痛み、飲み込んだ言葉のかけらを拾い集めることができる。彼女に寄り添えていたのは「わたし」だけ。でも読み終えた私たちも彼女に寄り添える。語り手が出来事を物語に仕立て彼女を孤独から救ったように読んだ私も共感で彼女を包みけして彼女を独りにしないようにしたい。
  • 2026年7月22日
    自然のものはただ育つ
    自然のものはただ育つ
    COVER ART: HERMAN SAFTLEVEN 装幀 名久井直子 2026年ピューリッツァー賞〈回想録・自伝部門〉を受賞 *…*…* イーユン・リーの本は彼女がヴィンセントの本と呼ぶ『理由のない場所』のみを読了 友人を亡くしたばかりで 死んでしまった子どもとの架空の対話という紹介文に惹かれて読んだ ときどきふと自分の状況を話してみて、あいつならなんて言うかな、なんて思うことがあったから ノンフィクションの本書はその後彼女が喪ったもうひとりの息子ジェームズのため本 喪失体験からの回復方法のような、期待してしまいがちなわかり易い答えがあるような本じゃない どこまでも冷静な筆致に感嘆するが思考の軌跡をたどれることはなんだろう、私を独りにしない、そんな感想を抱く ゆっくり読み進めていきたい本
  • 2026年7月20日
    放課後によむ短篇集
    パク・ソルメ「ウォンジュンとジョンモクが歩いていって」と、 小山清「犬の生活」が良かった 愛犬家としてはたとえ小説のなかであっても愛犬に何かあってはならないので、結末を斜め読みしてから読みはじめた 学校に行くべき年齢の人向けにしては少々大人っぽい気もする アンソロジーでなければ出会えなかった作品ばかりで放課後を懐かしむ年代が読んでも十分に楽しめる内容だった
  • 2026年7月20日
    少女中国
    少女中国
    …とりあえず読了。 研究者である著者の膨大な読書量に圧倒される、邦訳されていない文学作品も多いのでテクストを読めたとしても著者のように読めるかどうかは分からないが、彼女のガイドで読んでみたいなと思う未邦訳の作品がいくつかあった。 そもそも「民国期(中華民国期1912-49)」というフレーズをはじめて意識したし、文学史はもとより東アジア全般の近現代史に疎いのだと気がつかされた。 女性のビルドゥングスロマンの物語には興味があるのでこれからも著者の作品を追いかけたいと思う。おかげさまで書く女によるアジア文学にも興味が広がった。
  • 2026年7月17日
    少女中国
    少女中国
    今年は短篇を中心に読もう 翻訳大賞にも興味があるから今年の翻訳書からどれか推薦できるほどにちゃんと読み込みたい …なんて思っていたけれど、ずいぶん遠くまで来てしまった気がする、博論を下敷きにした本書は読みこなすには少々難しそうだ。 いつものようにあとがきから読んで、序章、第1章まで読了。 p.18に キーワードは「少女による人生の自己決定」、「理想/強迫観念としてのロマンチックラブ」、「女性同士の連帯」 とある、これらは私が生涯追いかけたいテーマでもある、ここに辿り着いたのも何かの縁、いずれは読むべき本だったのかも。 読むきっかけは今読み進めている『雪の如く山の如く』の翻訳者である濱田麻矢さんの著作に興味を持ったから。ネット検索してみたら著者をゲストに招いて本書を紹介するポッドキャストもあって概要をつかむ参考になった。著者のインタビュー内容を、著者の声で聴けるって改めて良いなあと思った。
  • 2026年7月16日
    雪の如く山の如く
    雪の如く山の如く
    p.312- 訳者解説より抜粋 『雪の如く山の如く』は張天翼『如雪如山』(人民文学出版社、二〇二二年)所収の七篇のうち、六篇を翻訳した短篇集 張天翼は一九ハ〇年代半ばの生まれで、現在は北京在住 平凡な名の平凡な女性のありふれた、しかしのっぴきならない苦境を描いたという意味では、韓国のチョ・ナムジュ著の大ベストセラー、『82年生まれ、キム・ジヨン』に通じる 「ただ座りたいだけなのに(我只想坐下)」は『十月』二〇二〇年第二期掲載。 「床の上の血(地上的血』」は『小説界』二〇一八年第二期に掲載。 「スイマー(泳客)」の初出は『小説界』二〇二〇年第五期、『ある種の愛の記録』と題した恋愛特集号だった。つまり本作は…(略)…愛の物語として構想されたものである。 *…*…* 「スイマー」まで読了。 遊水館(プール)もひとりの登場人物のようだ 冒頭から数ページをかけて丁寧にその外観と内部の間取り、そしてそこで働く人について描写されていく、著者が物語が生まれる空間について筆を割くのはその後必ず意味を持ってくるからだということはわかってきた。物言わぬものについて予め細かく描写されていたことが、需要な小道具として、後になって意味を見出されることが多いのだ。部屋の内部であれば本棚や箪笥、ベッドの綿のシーツでさえ、後からそういうことだったのか、と思わせる描写が一つ前の短篇にはあった。今回は、働く人であれば、家と職場ともう一つの場、サードプレイスなんて今は言われているような空間としてのプールが、物語の舞台。中国のプールってどんな感じだろう、私は読みながら幼い頃に、祖母宅の近くにあって夏休みによく通った古い市民プールを思い描きながら読んだ。 映画にするならこの物語が向いていそう 中心となる人物の心情にもあまり入り込まない、カメラがずっと後を追ってくるような客観的な描写が多いように思う。仕事ができてドライで現代的な雰囲気のリーリーだが、あたたかみのあるラストシーンをむかえたあと振り返ってみると、プールにやってくる人やそこで働く人への彼女の視線は、優しいものだったのだなと気付かされる。訳者解説にこの物語の補足があって、とても楽しませてもらえる。うん、やっぱりこれは映像化してもらいたい良作。建築映画のようにプールを主役にして、ここに集う人たちの人間模様を描く、少しビターだけど、ほっこりできる物語に誰か仕上げてくれないかな。
  • 2026年7月14日
    雪の如く山の如く
    雪の如く山の如く
    カバー写真 青藤スイ 装丁 田中久子 「ただ座りたいだけなのに」 「床の上の血」 まで読了。 冒頭の短編のラストで打ちのめされて、 これは一体何なのだろうと2作目を読んで、 また圧倒されて、 私は女性作家の書く中国現代小説だけでなく中国文学全般についても全く知らないで生きてきたのだと思い知らされた。 その感じは、訳者解説で言及のある『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだときの衝撃と似ている。 こんな物語は読んだことがない、けれど私はここにある彼女の痛みを知っている、そんな風に思った。 リーリーの痛みは私の痛みでもある。見えない語られないところにある痛みについて、考えさせられる… 物語として簡単に消費できない気がしてきて、もう少し著者や訳者の著作を読んでみて掘り下げた方が理解が深まるかもと思う、ここらで小休止しようかな。
  • 2026年7月11日
    ユリイカ 2026年7月号 特集名=『天幕のジャードゥーガル』の世界  -トマトスープが描く歴史マンガの新地平ー
    この特集号きっかけでアニメ視聴 イスラム文化もモンゴルについても、アニメから歴史に広げて色々知りたい
  • 2026年7月8日
    茨木のり子全日記 Ⅰ 1949-1952/1955-1962
    blackbird books さんの投稿より。
  • 2026年7月7日
    すべてが円くなるように
    私は表紙の彼女に会いに神戸まで行ったことがある だから、冒頭の短編「フェルメール との約束」は深く共感しながら読んだ もしも 今夏大阪会場でこの表紙がズラリと並んで売られていたならきっとみんな買っていくだろうな、なんて自分は全く得をしないどうでもよい想像をする フェルメール の全作品は35点ほど 一回の人生で全てを見に海外をまわったりすることはとても出来ない でも、国内で見られるときに各会場に見に行くことは恐らく私にもできる 彼女をこの国に留め置くことなど出来ない けれど、この本なら手元に置ける、 本棚に差さず面陳しておきたい一冊
  • 2026年7月7日
    図書館とねことゆうれいと
    図書館とねことゆうれいと
    『放課後によむ短篇集』のなかに向井和美さんの翻訳短編があって、ちょうど新しく出た『ふたりの読書会』が気になっていたが…以前からクリップしていた新書『読書会という幸福』を先に読むべきよねえ、こっちは内容が重そうだし… なんて感じで向井さんの著作を検索していた時に恐らく、この『図書館とねことゆうれいと』の書評に辿り着いた。 偕成社のウェブマガジンに載せられた書評にはこの本の魅力がたっぷりと詰まっていた、付け加えるべきことは何もない。 表紙の絵をよく見てほしい、ここに全てが描かれている、本当に素晴らしい装画。 読み進めていく中で、ああこれはこういうことかと分かっていくような、物語に伴走してくれる挿絵や装画は児童書には欠かせない。主人公たちが暮らす街に突如現れた本を載せた『青空ミニ図書館』、その上に鎮座するみかん色の猫。本の間に描かれている主人公とゆうれいたちがすむ歴史館の建物。そして文字通り謎を解く鍵を持つねずみの存在。物語を進める語り手の三者がきちんとひとつの絵におさまっている。完璧。
  • 2026年7月5日
    あなたに訊きたいことがある
    あなたに訊きたいことがある
    本屋toi books さんの投稿より。
  • 2026年7月4日
    図書館とねことゆうれいと
    図書館とねことゆうれいと
    標題紙の裏の献辞に 過去・現在・未来の すべての図書館員にささげる の一文。 *…*…* 国内作家の児童書にトライするつもりが やっぱりワクワクしながら読み進めるのは海外作品ばかり どこか地続きの作品世界より異国のお話の方がなぜか入り込みやすい
読み込み中...
カササギ (Kasadagi_shobo) さん - Reads | 読書のSNS&記録アプリ