アフターダーク
99件の記録
しいぷ@hono17e2026年8月1日読み終わったかつて読んだ多分人生で1番の再読本。都市の描写から始まる1ページ目に惹かれてそのまま買ってその日に読んだ本。村上春樹さんらしくプールの描写が出てくる。プールっていいよね、でっかいスライダーがあるプールも好きだけど市民プールにはたくさんの普通の人たちの物語があって、小説の題材にしやすいのかな。メタファーとかはわからない。真夜中のシーンが特に大好き。カリカリに焼いたベーコン、ショートカットで大柄なラブホテルの従業員女性(腰を悪くしてレスリングができない)、高橋くんにコオロギさん。それから中国の娼婦。綺麗なだけではないけど、この小説を読んでるとなぜか癒される。
やん@grilledyangyang2026年7月30日読み終わったとても不思議な面白い『私たち』という視点が、この無機質で状況を網羅的に説明する文体にとてもマッチしている。 真夜中の繁華街という、人の欲望渦巻く舞台と『私たち』の口調とのミスマッチ感も綺麗に収まっていて、それが冬の夜の乾いた北風を何となく感じさせる。気持ち良く深呼吸したくなるのに、目一杯吸い込むと肺がキリキリするし、肌は少し痛いような、なんだか奇妙な雰囲気の本だった。 「結局なんの話だったのか」を考えると、はて、なんの話だったんだろう? きっとこれは、過去の傷について見た、益体もない一夜の夢だったのだ。 全員が何らかの挫折や傷を抱え、今の現象界を生きている。普段は社会の中で表面的なペルソナは取り繕っていても、その人の奥深い部分にある傷が『夢』として観測されている。 登場人物全員、過去の傷の夢を見る。 浅井エリも夢を見ている。 それは、誰もいない孤独な部屋だ。 いや、テレビという無意識への扉を通して、見ていた誰かがいた。 顔のない彼は、『浅井エリという役割に期待するが浅井エリという個人を見ない(見てくれていると浅井エリが思えない)周囲の人々』のイメージなのではないか。 そう解釈すると、『私たち』という視点の人物もまた、都市に渦巻く『集合的無意識』だったのではないだろうか。 そうした“傷の夢”を癒すのは、“何か理解してくれそうな”誰かの“好奇心”という名の関心なのかも知れない。 ......などと、読み終わりたての放心した脳に浮かんだ言葉を、つらつらしたためているけれど、この小説にこんな考証など無意味である。忘れてくれて構わない。 結局どんな話だったのかと問われても、はて、答えに窮する。これは一夜の夢なのだ。ゆえに、特筆する物語はない。 オシャレな音楽雑学と、洒落臭い文章、含蓄ありそうな「そんな歯に物が詰まったような喋り方する大学生がいるかよ」と思うセリフが、落ち葉のように積もっているだけだ。 それが、妙に心地よい。深呼吸すると肺が少しキリキリ痛むのに、それでももう一度、大きく息を吸いたくなる。冬の夜長のような作品。
mari@mari2026年5月15日読み終わったなんとなく開いたら結局また最後まで読んでしまった。何度読んでもこの空気感やっぱり好き。夜中が好きだからかも。 "真夜中から空が白むまでの時間、そのような場所がどこかにこっそりと暗黒の入り口を開く。そこは私たちの原理が何ひとつ効力を持たない場所だ。"
幽霊@kikichacha2025年12月31日読み終わったアジカンの同名曲で名前だけは知っていた本。 場面が変わる度に挟まれるBGMの描写に沿って、出てくる曲をスピーカーで流しながら楽しんだ。 高橋は染谷将太、マリは広瀬すずのイメージを思い浮かべながら読んだ。ふたりの会話には絶妙な距離感があって心地よい。夜は少し頭がぼーっとして、言わなくてもいいことをぽろっと口走ってしまう、あの感じ。 特に印象に残ったのはコオロギの「私らの立っている地面いうのはね、しっかりしてるように見えて、ちょっと何かがあったら、すとーんと下まで抜けてしまうもんやねん。」でした。

- くまさん@bear-san2025年11月29日買った読み終わった眠り続ける姉を持つ女子高生が夜の街で人と出会う話。 なにか問題が解決するのかとおもいきやしない。オチのない話。でも読後感がすごい。夢遊してるみたいな感覚になった。
たな@tatatanaka962025年9月2日読み終わった外がだんだん白んでいく情景が目に浮かんだ 夜明けのちょっと肌寒い温度を感じた 終電後の街が、昼間とは全く違う表情を持ってると、知らないのに共感 という、物理的な感想が出てくるのが村上春樹では毎度なので、景色や人を取り巻く温度の描写が本当に美しいのだとおもう その反面、これは反省点でもあるんだけど、物語としてどうしても解を求めてしまう部分が私の中には少なからずあって、今回もそうだった と、こんなふうに、村上春樹を読んだ後は酔っ払ったようなポエマーな気持ちになる お酒と一緒
ゾウのパオパオ@paopao2025年3月18日かつて読んだ村上春樹の本を読みたいなと思ったときに表紙に一目惚れして買った本 続きが読みたいくらい登場人物が好きだった 終盤の公園での2人の会話がよかったと思った記憶がある

kotomi@nanas_petunia2025年3月10日読み終わった村上春樹さんにようやくハマりつつあります👀 感想はnoteに↓↓↓ https://note.com/nanas_petunia/n/n3bf0d2a46ca5
空気@lumemolle2023年7月31日読み終わった灰皿の上で端正なかたちの灰になっていく。p10 フィルムを巻き戻すみたいにゆっくり後ずさりして、p11 そんなにやすやすと人目につかれると困るんだ。とくに夏休みのプールサイドなんかでさp23 「いや、そうじゃなくて、好奇心っていうか、頭にふと浮かんだことを声に出しただけだよ。君が答える必要はない。ただ自分に問いかけているんだ。」p25 「何かを本当に知りたいと思ったら、人はそれに応じた対価を支払わなくてはならないということ」p29 「たいした大学じゃないけどさ、悪くないバンドがある」p33 そう、このテレビは本当に死んでいるべきなのだ。固く冷たく、真夜中の沈黙を守っているはずなのだ。論理的に、原理的に。でも死んではいない。p43 ファミリー・レストランは、そのような人々にとっての深夜の身の置き所なのだ。p48
ちゃん@chanco071900年1月1日読み終わった「一度孤児になったものは、ずっと孤児なんだ」というセリフがとても印象的。 「今でも十分幸せなのに、なんでどこか寂しい 気持ちが消えないんだろう」っていうのの最適解だと感じた。 一度でも寂しいと思ったら、人間死ぬまで寂しいんだなあと思う。
























































































