
ayumi
@a__2706
ミステリ / ホラー / アート
探偵が関係者全員を集めて「さてみなさん」と話し始めるミステリが大好物
- 2026年7月30日
夏帆村上春樹読み終わったごく普通の絵本作家・夏帆は、デート相手に「君みたいな醜い相手は初めて」と告げられる。 純粋に驚く夏帆だったが、その日から彼女の周りで奇妙な出来事が起こりはじめる。 友人の名前と同じだったので気になって購入。初村上春樹。 第2章の途中までは独特な言い回しや言葉選びが鼻につくような感じがあったけれど、段々引き込まれて気にならなくなった。 気難しい内容のイメージがあったけれど、意外とそんなことはないようなので(今回が例外かもしれないけれど)、他の作品も読んでみたい。 - 2026年7月27日
余命一週間の探偵としてホリー・ジャクソン,服部京子読み終わった何者かに殴打され、気絶したジェット。 2日後に目覚めたものの、余命1週間と宣告される。 ジェットは自分を殺そうとした犯人を見つけるため、幼馴染のビリーと捜査を始める。 大好きなホリー・ジャクソンの新刊! 今回の主人公はティーンエイジャーではなく、自分と年齢の近い大人の女性なので、時々描かれるジェットの苦しみが胸に刺さる。 時折警察から情報を得ていたけれど、ほとんどは自力。防犯カメラや不法侵入からヒントを探し出すあたりは、「自由研究には向かない殺人」シリーズを思い出しながら、ハラハラとドキドキが止まらなかった。 謎解きからラストまで怒涛&驚愕の展開で、ページを捲る手が止まらず、読み終わった後は少し呆然としていた。 死と隣り合わせの中で、「最後までやり遂げる」「自分の人生を進む」と決めて突き進んでいくジェットの強さに心を打たれた。 すごいよ、ジェット。 - 2026年7月3日
身から出た闇原浩読み終わった角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた短編集の企画。 短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生してしまう…。 短編ホラー小説(この場合は作中作になる?)と、モキュメンタリーホラーとが交互にあり、作り物的ホラーと現実味のあるホラーのどちらも楽しめるのが嬉しい。 SNSや橋、エレベーターなど、身近なものに関するホラーなので、より嫌な感じがあるけれど、怖さはそこまで。 ただ、エレベーターは普段から使用する生活じゃなくて良かった、と思った。 アンソロジーきっかけで知った作家さんなので、他も読んでみたい。 - 2026年7月1日
絞首台のある庭リチャード・デミング,田口俊樹読み終わった遺産相続問題を抱えた美女グレースが、命を狙われていると私立探偵マニー・ムーンを訪れる。 兄の失踪とグレースに訪れる不可解な事故の真相を、ムーンが探る。 またムーンに会えるなんて!とウキウキしながら購入。 「名家」に「遺産相続」、「お屋敷」などなど王道ミステリの要素と、ギャングとのドンパチなどハードボイルドな要素が良い感じに調和していて、それが面白い。 クスッとできる部分もあり、ハラハラする部分もあり、ムーンの推理に驚かされた。犯人が誰か、分かる人もいると思う。私は分からなかった。 読了後にタイトルを見ると、グッとなるね。 またムーンやファウスタたちに会いたい。 美人に弱いデイ警視、可愛すぎるよ。 - 2026年7月1日
目が背筋読み終わった目、視線に関する連作超短編ホラー。 サクッと読めるのに、良い意味で読後感は悪く、視線がまとわりついているような感覚が残った。 「誰かに見られている気がする」ということを、より考えたくなくなる。 夜寝る前に読んだので、テストはスキップした。寝れなくなるので。 「口に関するアンケート」よりもこっちの方が怖さを感じた。 - 2026年6月30日
世界99 下村田沙耶香読み終わった性格がない人間・如月空子の一生と、人間社会の終着点を書き上げた、ディストピア小説。 読み進めるほど、頭を殴られるような、脳を揺さぶられるような、クラクラする感覚があるのに、ページを捲る手が止まらなかった。 程度に差はあれど、私も空子のように相手に呼応し環境によってキャラを変えているし、明人のような人に「私ならもっと上手くできるのに」、白藤さんのような人に「可哀想に」と空子と同じように思うこともある。 共感している一方で、見ないように考えないようにしている問題を突きつけられているような、痛いところを刺されまくっているような感覚が常にあった。 上巻までは空子と近い年齢だったので、自分より年齢が上になった下巻よりも衝撃を受けた。 もし下巻の空子の年齢と近くなったらどんなふうに感じるのか。いつか再読したい。 - 2026年6月22日
世界99 上村田沙耶香読み終わった - 2026年6月16日
ひつじ探偵団〔新版〕レオニー・スヴァン,小津薫読み終わったアイルランドののどかな村で羊飼いのジョージが殺される。 主人の無念をはらすため、世界一賢いメイプルや優れた記憶力を持つモップルらは、事件の調査に乗り出す。 煽り文や映画の予告からはポップなイメージだったけど、哲学っぽい部分もあったりして、若干読みづらく、いつもより時間がかかった。 羊がどうやって聞き込みしたり、怪しい人間を探ったり、犯人を人間に教えるのか、という疑問が読むにつれて「あ、そんなことするの!?」と驚きと共に解消された。 映画はかなり内容が違うみたいなので、そちらも見てみたい。 - 2026年5月31日
或る集落の●矢樹純読み終わった青森県の架空の集落・P集落が舞台の連作短編ホラー。 田舎の悪い風習が出てきたり、グロテスクなシーンがあったりと、胸糞悪くなる部分はあるものの、各話が繋がって謎が明かされる感覚は楽しい。 明確に怖さの原因は描かれない上に、「こことここが繋がるから…」と考えてしまって、あまり怖さは感じなかった。 - 2026年5月29日
暗黒の瞬間エリーザ・ホーフェン,浅井晶子読み終わった30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、刑事弁護士エーファの忘れられない事件の数々が描かれた連作短編ミステリ。 初のドイツミステリ、かなり読みやすく、尚且つ読み応えがあった。 ついつい引き込まれて、この先悪い展開になる予感や、登場人物に対する嫌悪感・怒りが生まれるけれど、それでも先を読みたい、続きを知りたいと、ページを捲る手が止まらなかった。 どの話も「暗黒の瞬間」があり、全て読み終えると、よりタイトルの重みを感じる。 今読んで感じたことと、10年後、20年後に読んで感じること・思うことはきっと異なるだろう。再読が楽しみ。 - 2026年5月20日
最恐ホラー 忌まわしい土地矢樹純,福澤徹三読み終わった「忌まわしい土地」をテーマにしたホラー特集 福澤徹三「K氏の日記(抄) 」×矢樹純「P霊園そばの縦に長い土地」 どちらも読み応えがあり、短いのに嫌な感じに怖くてとても満足。 福澤さんのは予想していたのと別の怖さで、良い意味での裏切りも楽しかった。 矢樹さんのはYouTubeの動画と合わせて見るとより楽しめた。 - 2026年5月18日
最恐ホラー 呪われた図書館平山夢明,背筋読み終わった「図書館」をテーマにしたホラー特集 背筋「笑う女が立っている」×平山夢明「そして家族全員、焼きそばス」 どちらも最後にぐわっと怖さが迫ってくる。 ただ、どちらももう少し長い話の方がより怖いのでは、、?と感じた。短くてサクサク読める分、物足りなさがあった。 - 2026年5月16日
最恐ホラー 嫌な記憶荻堂顕,貴志祐介読み終わった「記憶」をテーマにしたホラー特集 貴志祐介「薔薇の小枝」×荻堂顕「火中の栗」 どちらも幽霊的な怖さではなく、「人間って怖い」。 特に萩堂さんの「火中の栗」は、ウッとなる。 - 2026年5月15日
白薔薇殺人事件クリスティン・ペリン,上條ひろみ読み終わった資産家の大叔母は、16歳のときに占い師から「お前は殺される」と告げられ、約60年後に本当に殺されてしまう。 ミステリ作家志望のアニーは、犯人探しに挑む。 約60年前の占い師の予言と、大叔母の友人エミリーの失踪、そして大叔母の死。 過去の事件も現在起きた事件も、過去に集められた情報をもとに推理していくのが面白い。 謎解きシーンでは、物凄くびっくりするような派手な感じはなかったけれど、気付けばナイフを当てられていたような静かな驚きがあった。犯人は全く分からず、、 登場人物には過去パートと共通する人もいるものの、性格が変わっていたり、現在パートでその人の子供や孫が登場したり、そもそも人数が多いこともあって時々分からなくなってしまったので、メモ推奨。 - 2026年5月3日
熟柿 (角川書店単行本)佐藤正午読み終わった轢き逃げ事件を起こし、服役中に息子を出産したかおり。息子への想いを抱えながら西へ西へと流れていき、やがて過去にまつわるある秘密が明らかになる。 物凄くドラマチックなことが起こるわけではなく、淡々とかおりの生活と心情が描かれていて、派手さがない分、より迫力のようなものを感じた。 熟柿の意味を知った時、泣きそうになった。 - 2026年4月30日
壁から死体?ジジ・パンディアン,鈴木美朋読み終わったイリュージョニストとして活躍していたテンペストは、ある事故をきっかけに家業を手伝うことに。 その初日、仕事先の古い屋敷の壁を壊したところ、死体が発見される。 密室の謎、一族に伝わる呪い、友情や家族愛などなど、要素盛り盛り。 テンペストやアイヴィ、サンジャイなど、素敵なキャラクターばかりだけど、登場人物が多く感じて、把握しきれてなかったかも。 ラストにかけての怒涛の展開は一気に読んだ。 マジシャンの視点から謎解きされるのも新鮮。 シリーズ2作目も読みたい。 - 2026年4月20日
アナヅラさま四島祐之介読み終わった女性が相次いで行方不明になり、顔に穴が空いた「アナヅラさま」が人を攫って飲み込んでいると噂されるようになる。 探偵・小鳥遊穂香はそんな都市伝説の裏に連続殺人犯がいるとふんで調査をすすめる。 このミス大賞受賞とのことだったので楽しみだったけど、あまり刺さらず、、 サクサク読めたので、あまりミステリに馴染みがない人には良いのかも? - 2026年4月16日
失われた貌櫻田智也読み終わった山奥の谷底から、身元を隠蔽しようとした痕跡のある死体が発見される。 事件報道後、「失踪した父親ではないか」と小学生が訪れる。 そう繋がるんだ、と後半は驚くばかり。 序盤のあのシーンが、ささやかな伏線?になっていたのが良かった。つい笑みが溢れた。 どこか寂しい悲しいような雰囲気と温かみがあり、「伏線回収」「どんでん返し」と煽られているものの、そういった小説とはまた違った雰囲気だった。 - 2026年4月13日
私立探偵マニー・ムーンリチャード・デミング,田口俊樹読み終わったタフガイの探偵が名推理を披露する、正統派ハードボイルド中編ミステリ集。 ワクワクするミステリを読んだ! 主人公のマニー・ムーンは、戦地で右脚を無くした元プロボクサーの私立探偵(過去の喧嘩が原因で醜男)。もうこの時点で要素盛り盛り。 死が目の前にいるようなピンチも、持ち前の腕っぷしで華麗に切り抜ける。かっこいいアクションに感心していると、本格ミステリの探偵のように「関係者を集めてくれ」と謎解きをはじめる。ギャップすご! ハードボイルド小説の「哀愁・悲壮感漂う」「銃や拳で解決」というイメージが苦手だったので少し心配していたけれど、良い意味で裏切られた。 ライバルのウォーレン・デイ警視や元婚約者のファウスタ・モレニたちも、良いキャラクターで、マニーとのやり取りが面白くて楽しい。 今作でリチャード・デミングのファンになったけど、残念ながら既に故人で新刊が出ることはない。 このミス海外編第1位になったので、ぜひとも既刊の翻訳が進んでくれたらと思う。 - 2026年4月6日
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