暗黒の瞬間
122件の記録
- はなさん@hana222026年6月20日読み終わった無実を証明するという正義と、真実の闇。 爽快感と、ねっとりとした感情をジェットコースターのように感じる作品。 味わったことのない感覚を味わうんじゃないかという作品。とても面白かった。
でこ@flyinggecko2026年6月16日読み終わったこの小説を読み終わった後に「真実はいつもひとつ!」的なことを言われたら、思わず「ほんとか?本当にそう思ってんのか⁈」って口走ってしまいそう。 弁護士(弁護側)も、検察官(検察側)も、被害者も、加害者も、なんだかみんながぽっかり空いた暗い法律の穴を光のない目でじっと見つめてる光景が思い生んでしまった。 いい小説だった。
ayumi@a__27062026年5月29日読み終わった30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、刑事弁護士エーファの忘れられない事件の数々が描かれた連作短編ミステリ。 初のドイツミステリ、かなり読みやすく、尚且つ読み応えがあった。 ついつい引き込まれて、この先悪い展開になる予感や、登場人物に対する嫌悪感・怒りが生まれるけれど、それでも先を読みたい、続きを知りたいと、ページを捲る手が止まらなかった。 どの話も「暗黒の瞬間」があり、全て読み終えると、よりタイトルの重みを感じる。 今読んで感じたことと、10年後、20年後に読んで感じること・思うことはきっと異なるだろう。再読が楽しみ。
Anna福@reads--2503092026年5月18日読み終わった読み始めは、情に流されすぎる主人公弁護士エーファや、後味の悪い結末に「それはダメでしょ」と感じ、シーラッハ作品のような冷徹さや禁欲的な法の視点とは違う甘さにもやもやした。 ただ読み進めるうちに、単純な勧善懲悪ではなく、法だけでは裁ききれない人間の弱さや感情、そして弁護士自身もまた暗闇を覗き込みながら踏みとどまろうとする血の通った人間として描かれていることに気づく。 また、『暗黒の瞬間』とは、弁護や裁判で出会った依頼人たちの内なる闇落ちの瞬間だけではなく、主人公エーファ自身の暗闇でもあった。 彼女自身もまた、罪と罰、人間の弱さに触れる中で揺れ、引き摺り込まれそうになりながら抗っている。 シーラッハが不条理を突き放して描くのに対し、ホーフェンは、罪と罰の狭間で揺れる人間そのものを描いていると思った。 最後まで読んで、題名の意味が腑に落ちた。




Anna福@reads--2503092026年5月18日まだ読んでる第8の事件 自白 初対面まで。 シーラッハの作品と比べてしまうが、こちら情に脆いというか、感情に流されてしまう人間らしい弱さを持つ女性弁護士という印象。 良くも悪くも。 第7の事件 強姦 は シーラッハ『罪悪』に入ってる「ふるさと祭り」を思い出す。 楽団の男たちによる集団暴行事件。 シーラッハは 司法制度の冷酷さを感情を削って事実だけを描くというか、 感情的救済をほぼ入れないから、 読後に鉛みたいな重さが残る。 だから 「強姦」でのほぼ同じ状況での結末の違い。これは女性弁護士と男性弁護士との性差…もあるのかもと思った。 女性達の強さ。



- お言葉ですが@hrsszk_09612026年5月1日タイトルや装幀からは想像できない、連作短編ミステリの佳作。どれも読みやすく、よく練られたストーリー。もっと、とっつきやすい造本のほうがよかったんじゃないかなあ。



盛り@fzke03152026年4月29日読み終わったヒューマンドラマミステリで好みだった! 被害者と加害者の人生で一番暗い時「暗黒の瞬間」を切り取った弁護士ミステリ。 一筋縄ではいかない弁護人たち、司法の穴、主人公エーファのキャラクター性などどれをとっても魅力的だった。 「生かしておく」「少年兵」「遺稿」「自白」が特に好きだった。「少年兵」と「遺稿」は繋がっているところがあるから合わせて面白い。「自白」がこの作品の大オチで、最後の最後まで含めてとても魅力的なキャラクターだと思う。 ただ短編集で、判決が出てからのどんでん返し!という展開が続くのであとのほうになるとどうせ悪いことが起きるんでしょう?と少しばかり飽きる。そこはヒューマンドラマの要素がカバーしてはくれるものの、やはり何回も続くとやっぱりなと新鮮みは薄れる。そこだけが難点だった。



木村久佳@kuCCakimura2026年4月11日読み終わった2026.04.11 すんごい読み応えのあるミステリだった。簡単に救われないのもすごく良い。読む上で必要な知識がサラッとわかりやすく語られてるから読みやすい。。5月に本国で続編出るらしいんだけど日本語版待ちきれない。。 東白楽の珈琲文明で読み終わりました。コーヒーおいしい。



Marua@marua2026年4月4日読み始めた周りで評判がいい本書、ドイツの法律家が書く小説はおもしろいに決まってる。シーラッハしか知らないが、ドイツには法律家が作家として活躍する場合が珍しくないそうだ。著者は現役の裁判官で、この連作短編集の主人公は60代のワーカホリック気味の弁護士だ。 週末は併読している他の本をとりあえず置いて、この短編集に没頭しようと思う。現実逃避でもある。





mikechatoran@mikechatoran2026年3月16日読み終わった海外ミステリー刑事弁護士が職を辞するに当たっての回想の形で9つの事件を語る体裁の連作ミステリー。ひとつひとつが事件のあらまし、語り手の弁護士が関わって以降の展開(裁判その他)、その後、という感じで簡潔に描かれる。ドイツの法律についてもさりげなく手際よく説明される。結末に驚く作品も多いし、何より「法」と「正義」について考えさせられる。それでいてぐいぐい読ませるのは語り手のエーファ始め、登場人物が簡潔ながら等身大に描かれているせいだろうか。特に印象に残ったのは「生かしておく」と「塩」









K@readskei2026年3月15日読み終わった法廷ミステリの連作短篇集。人生が選択ひとつで暗転する瞬間に酔う。 ゲーム「逆転裁判」と現実は異なり、弁護士が弁護するのは無実の者とは限らないし、そもそも「罪」とは「正義」とは何なのか。最良の着地点は、どの立場から事態を見るかによっても大きく揺らぐ。 シーラッハが好きな人には漏れなく。 ミステリが好きな人にひととおり。 「痛快さ」だけでなく「やりきれなさ」にも読書の魅力を見いだす人に。薦めてまわる。








すずき@Rbell_23602026年3月10日読んでる@ 谷島屋 浜松本店SNSでかなり話題になっていたので購入。 これは面白い。(今のところ)ド派手な展開があるわけではないが、淡々と、面白い。徐々に読み進めているが、今のところは「塩」が最も好み。
み@mizz_2026年3月4日読み終わったすごく面白かったです。主人公が弁護士なのでいわゆる犯人当てのミステリではなく「どう弁護するか」「どこを突き崩すか」が軸なのが新鮮だった。続編出るそうなので楽しみ。- ゆう@ymmt12132026年2月23日読み終わった評判通り珠玉のリーガルミステリーだった。犯罪には罪状がつけられるが、その罪を犯した人の闇に名前をつけることはできない。割り切れない人間を、法で割り切ろうするなかで生じる葛藤に引き込まれる。硬派な物語でありながら、ストーリーテリングが巧みでしっかりエンタメとして楽しめるのも凄い。

Garnie@Garnie2026年2月18日読み終わったまた読みたい読み終えてため息しか出ないの久しぶり この作家さんは次作も絶対読む! ただ、訳者後書き読んで、この結末なのに2026年5月に続編とあって、そこだけ?となったわ
ekmiico@ek-wine19722026年2月18日読み終わった一編一編、ゆっくり大事に読んだ。ひとつ読み終えるたび、深いため息をつき、宙をぼんやりみつめて放心した。ミステリに拘らずとも、今年のベストに入る作品。本当に素晴らしかったです。



miho@mehow2026年1月13日読み終わった再読した海外ミステリープルーフで読了。30年間の弁護士生活を終えようとしているエーファが、職務のなかで体験した8つの「暗黒の瞬間」を描いた連作短編集。 プロローグ、エーファが弁護士を辞めると告げる手紙からはじまる。なぜ彼女はそう決意したのか? 読み進めると、どうやらなんらかの事件を彼女がずっと引きずっているらしいとわかってくる。 粒揃いとはこういう作品集のことをいうのだろう。紛れもなくエンタメでありながら、善悪について簡単に答えの出ない問いを投げかける、良質なクライムフィクション。だれかにとっての正義は、だれかにとっては理不尽でもある。どの短編にも、正しいと思われていたことが突然ひっくり返る瞬間があり、読み手を呆然とさせ、うろたえさせる。法律の限界に足を掬われ、職業倫理に縛られるエーファが味わう無力感に、やるせない気持ちになる。どれもおもしろかったが、とくに「少年兵」と「強姦」が出色。 エーファのキャリアに最初に影を落とした事件の詳細は、最後から2番目の短編で明らかになり、最終話でエーファが落とし前をつける。その構成が秀逸だった。 仕事でいくら輝かしい成功例を積んでも、苦い失敗を忘れることはできない。とりわけ弁護士のような、広い意味での対人援助職ならそうだろう。もっとも、対人援助職でなくても、仕事をしていたらだれでも苦い後悔のひとつやふたつはあるはず。そういう意味では身につまされる作品集でもあった。 本書の読書会に参加したので、少し加筆した。
































































