雨垂
@amadare__
好きな小説『ファイト・クラブ』『コンビニ人間』
- 2026年7月13日
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書【宗教編】山﨑圭一,山崎圭一読み終わった世界史編だけでは紹介されてなかった、あるいはちょっとだけ触れられて終いだった宗教に対してざっくりとした概要と歴史が学べた。 宗教の広がり方に関しては世界史編と同時に読み進めた方が分かりやすいかもしれないが、どのような宗教なのかという点と、変容・分離の歴史についてはこちらの方が詳細。 信徒の数が多ければ多いほど派閥が増えるし、自分たちが今認識しているその宗教の教えや雰囲気が、原始のものでは全く違ったりするので脳をチューニングするのが大変だ。 仏教とジャイナ教はどちらもバラモン教への対抗としてできたのに、ブッダが修行を積んだ上で「厳しい修行をすればするほど欲望から逃れられない」と思ったのに対し、ジャイナ教はひたすら苦行を追い求めていて怖い。今もそれなりに人数がいるのも凄い。 ヨーロッパ・中東のあたりはやっぱりキリストの影響が強くて、ユダヤ教は突然出てきた救世主を名乗る男によってだいぶ混乱させられているし、イスラム教もマニ教もキリストを一つ前の預言者として扱っているしで、約2000年前に時代が更新された感じがある。 日本・中国の方は自然への畏敬やもっと生活に根ざした民間療法や風俗や道徳の面が強く、組織として体系化していない感じ。 しかしこうして並列して読むと、新しい宗教とは既存の宗教への対抗として作られたことがよく分かる。 - 2026年7月12日
- 2026年7月4日
そして、バトンは渡された瀬尾まいこ読み終わった全体的に心温まる素敵な話なんだと思うが、梨花さんの所業がヤバすぎて後味にエグみがある。 金銭の使い方に計画性が無さすぎて幼い子供と貧乏暮らししているところも、優子とちゃんと話し合わないで次々父親を持ってくるところも、優子が納得して幸福だと思ってるならまぁ……って感じだったけど、手紙の件はマジでヤバすぎ。 優子だけの問題じゃないんだよ!? お父さんの気持ちは……!? あんなに優子のこと愛してたお父さんが……本人の意思に反して離れることになって、その後も会うことすら出来ず……。 これは母親としての愛情というか、独占欲では……? 優子は梨花さんの所有物じゃないのに。 実のお父さんとは会わない選択を優子がした時、心が引き千切れそうだったが、最後に再会してて良かった……あぶねー……引き千切れずに済んだ。 というか振り返ると、優子のクラスメイトや優子に思いを寄せる相手とか、森宮さんも発言にやや女性蔑視な偏見が所々にあるし、ちょっと嫌な人物が結構いる。 優子の感性が独特だからなんとか素敵っぽい話に持っていけてるだけのような、騙されている気がしなくもない、そんな話だった。 - 2026年6月25日
読み終わった世界史の学び直しのために購入。 面白い! 一度学習済だからだろうけど、中学高校時よりずっと頭に入ってくる。というか、教科書での学習の流れってそんな分かりづらかったのか……。 国の分裂→統合の繰り返しも学生時代は覚えるの大変だったけど、国単位で見るのではなくそこの土地全体をふわっと見ると分かりやすかった。 それにしても、時代が先に進むにつれて、良くも悪くも人間味のあった戦争が、どんどんゲーム的になっていって怖かった。 あと、戦争しまくって領土増やしまくって国を疲弊させた王が名君と称され、後を受け継いだ王は疲弊した国を上手く運営できずに愚王と罵られる流れがテンプレートかというぐらい頻繁にあって、可哀想。 - 2026年6月17日
- 2026年6月10日
悪魔情報 ある失踪したネットアイドル捜索スレ城戸,オモコロ編集部読み終わった悪魔情報の新刊。2作目。 しょーもないことを言いながらしょーもないことが起こるけど人はしっかり死ぬのが悪魔情報の特徴だけど、それにしても今作はかなりの人が死んでいる。 立川や永遠についてのスレはまだしも、書き下ろしスレでの人死にはグロそうだし暴徒と化した人の様子がアレでちょっと笑えるところまでは行けなかった でも、悪魔情報がネットアイドルについて語るスレに出現した様子が描写されたのは嬉しかった。常駐してるオカルト板では、「頼りになったりならなかったりするお人好し」として一定の評価を確立しているが、ネットアイドルスレでは部外者扱いされていて、悪魔情報初見の反応が読めるから嬉しい。 悪魔情報いこうとしてるやつも相変わらずいたし(でもその流れでいこうとするのはやめたれよ)。 書き下ろし、あんな電波な口調っぽいやつが本当に悪意溢れてるやつだと結構胸糞悪いということが分かった。 しかし悪魔情報はあれだけお人好しなのにたくさんの人死にが出ててメンタルに支障が出てないか心配だ。でもあそこの世界のスレ住民はやたらと呑気なところがあるので案外平気かも。 - 2026年6月8日
輝く断片シオドア・スタージョン,大森望読み終わった名作として名高い『マエストロを殺せ』が収録されているということで購入。 スタージョンはSF作家らしいのだが、この短編集にはSFはあまり収録されていない。編者が個人的に「もっともスタージョンらしい」作品を揃えた結果らしい。 スタージョンの読み方が分かってきたこともあるが、後ろに行くに連れて話のギアが明確に上がっていく感じがあった。 以下、話ごとの感想。 『取り替え子』 サイエンスではないファンタジー。長年、赤ん坊の仕事をしてきた男が類まれなる愛情を受けて本当の赤ん坊になってしまう話なんだが、主人公夫婦のカスさが気になる。めちゃくちゃ悪人ではないんだけど、そこまで褒められた人物でもない。 伯母の人物描写が誇張しすぎてて面白い。他の話を読む限り、スタージョンの文章は全般的に大げさだ(そして作中ではその大げさなことが実際に起こってしまっている)。 『ミドリザルとの情事』 何このオチ。“社会の外れ者に理解がある人”の中身はマッチョイズムに脳を浸した人だった訳だが、そんなことよりも最後の巨根オチ。そんなでけぇわけねぇだろ。 よく分からない部分(巨根男が消える所)はSF要素らしく、男が実は宇宙人で地球に馴染むのを苦労していたけれどマッチョイズム差別発言から学習したという考察を見た。だからなんなんだ。 『旅する巌』 これはシンプルにつまらないと思う。広義のミステリめいた所があって、問いは「なぜ心優しき傑作を書けた作家の2作目がクソ作なのか?(なぜこんなクソ作を書いた作家の前作があそこまで傑作だったのか?)」なのだが、答えは「謎の宇宙人の超科学により精神が穏やかで素直な状態にされてたから」。はぁ…………そうですか………。 編者の解説曰く「SFとしては失敗作」。やっぱり失敗作なんだ(SFとして以外でもどうかと思うが)。 『君微笑めば』 自分には共感能力が無いと語るヤな男視点の語りが延々続いた後で、舐めてた格下のいつも微笑んでる男によって殺される話。構造としては定番だが、当時にこの構造での話を書けたことに意味があるのだと思う。 でもストレスが溜まる長〜い振りに見合うオチかと考えると……そこまでではないと思う。 『ニュースの時間です』 これはコンセプトが一番好き。これもちょっと広義のミステリめいていて、問いは「なぜ男はニュース番組を熱心に視聴するようになったのか?そしてなぜ人から離れて一人で奇妙な暮らしをするようになったのか?」。その答えが、かつて足を失くした友人の話をまず出してからそれを踏まえて「人の死に死ぬほど傷つくからこそ、人の死に目を向けずにいられなかった。しかし傷つきすぎたので人類の一員であることを止めた」というのは中々スマートだと思う(この要約だと奇妙だが)。少なくとも『旅する巌』よりはずっと。 精神科医が仕事をこなす段落もスムーズで良い。 オチは理解はできるもののちょっと唐突だけど……。 タイトルも最初と最後で読み味が変わってくる所が好みだなぁ。 ただ、解説を読むとどうやらアイディアやプロットには大部分、ロバート・A・ハインラインの手が入っているらしい。じゃあ自分が褒めてたのはスタージョンではないのでは……。 『マエストロを殺せ』 これが目当てだった。そして前評判通り、確かに面白い。主人公(フルーク)は異常なぐらい醜く卑屈で、マエストロ(ラッチ)は異常なぐらい才能があって人格者。 ラッチも悪いよなこれは……ちゃんと怒って処罰を下してください。その点で彼は完璧ではないと思う。フルークもお前、喋りの才能があるんだからお前。喋りの才能抜きのフルークの気持ちを考えたことがあんのかよ。 あとマエストロを殺すためにバンドメンバーをなんとかしていくんだが、呆気なく殺したかと思ったら好きな女の時は外部メンバーを一晩だけ入れ替えるとかで済ませてて……は……?それ出来るんだったら他のメンバーにもそうしろや……。まぁスキッドを襲った時は指三本で済ませてるっぽいから、ラッチとフォーン以外のバンドメンバーにも好感度の差があったという描写なのかもしれない。でもお前何も殺さんでも……。 ラッチも悪いけど、沈んだまま発見されなかったり、残ったメンバーの気持ち考えるとすごく沈んだ気分になる。 『ルウェリンの犯罪』 面白い! 笑えないけど笑える。 19年間病院の事務手続きしてるのに売買の仕組みを一切知らないというのはどういうこと……?そんなことある……?逆にその状態の人でもこなせる事務手続きって何……?子供時代は……?と思うけど、実際そうなってるんだから仕方ない。 あと主人公(ルル)は異常にモテてる。モテようと頑張ってないのに2人の女から好意を寄せられているのは、異常モテ男といって差し支えないでしょう。 罪を犯すことができる悪い男にならなければならないという脅迫観念に支配されているが、無知で劣っているので結果罪を犯せない男の話。アイヴィとの相性が悪すぎるが、アイヴィに落ち度は無い。 ルルが意を決して悪い男になるための行動を起こす度にアイヴィに(偶然)先回りされて全てがお破産になるのは笑った。ルルからしたら笑えないんだけど。でもお前、罪を犯さないところを良い所として褒めてくれてるんだから、そこで考えを変えるということは……まぁそうならないからそうなってないんだけどさ。 『輝く断片』 表題作だ! 内容はルルのifみたいな感じで、劣等生でみんなからできない子扱いされてるからこそ必要な存在であることを求めている。こちらの方が共感はしやすい。 それにこいつは、料理もできるし買い物もできる!ルルより社会性がある!しかもおそらく、結構上手だ。わざわざ料理の描写を詳細にして文量を割いてるし、手に着目した描写があることからも、主人公は器用なんだと思う。なぜ裁縫や料理を専門にしない!? まぁ、自分に合った仕事を見つけるための能力は無かったということなんだろうけど……(あるいは、裁縫や料理を女の仕事みたいに考えてたとか?)。 主人公は傷だらけの女を介抱してその世話をすることで、自分が必要とされている実感を抱いて生きがいとする。でも回復した女は、怪我の原因でもあるトラブルもあってこの家と街から離れようとする(そらそう)。 『ルウェリンの犯罪』と同じく、女の好意から出た言葉がむしろコンプレックスを刺激してしまうという構成。ただルルが最後まで罪無き男でいたのに対して、こちらは……。 より社会性がある方がより悲惨な結果を招くとは。振り返れば『君微笑めば』も『ニュースの時間です』も『マエストロを殺せ』も、そしてもちろん『ルウェリンの犯罪』も、社会性と比例してキルスコアが上がっている感じがしなくもない。そういうことなんですか?(どういうこと?) - 2026年5月30日
散歩が楽しくなる 身近な植物図鑑相澤悦子気になる - 2026年5月30日
ひつじ探偵団〔新版〕レオニー・スヴァン,小津薫気になる - 2026年5月25日
一次元の挿し木松下龍之介読み終わったミステリかと思ったらライトなSFだったし、かと思えば最終的には軽めのスリラー・サスペンスだった。 儚げな雰囲気っぽいと思っていたが、めちゃくちゃ人が死ぬ(しかも雑に)。 ループクンド湖での調査風景から一転して、主人公(七瀬悠)の義妹であり現在行方不明中の七瀬紫陽の葬式から物語は始まるが、あらかたの謎は中盤あたりで解決して、終盤は殺人鬼とのバトル展開だ。 味方側である主人公たちには美しさや英雄性や賢さがくっついてくるのに対し、敵(ほぼ牛尾のこと)には醜さや怪物性や狂気ばかりが付与されている対比がちょっとグロテスク。悠(本文内で何度も顔の良いことが描写される)は紫陽の見た目に結構惚れていて「可愛くなくなったら紫陽じゃない」(要約)みたいなことを言ってしまうシーンからして、ある程度は計算されたグロさなのだと思う、多分。 「二百年前の人骨のDNAが行方不明の義妹のDNAと一致していた」という事実は重厚なSF作品の雰囲気を感じさせるが、そこは割とあっさり片付けられるというか、この作品は全体的にこじんまりとしていて、登場人物は皆ある程度想像通りの人生へと落ち着いていく。 牛尾は人を殺して回っていた時は紳士的で余裕のあるミステリアスなサイコキラーという感じだったのに、最終バトルでは叫びながら斧を振り回す怪物みたいになってしまったのは勿体ないと思う(でも最初から殺し方がワンパターンな上に、拷問描写が特に無いから、まぁこうなるか……)。 追記 ドラマになるらしい。というかこの時点でもう一話が放送されている。 人が雑に殺されていくのは小説として一気読みするとちょっと滑稽さが勝つんだけど、ドラマで区切りながらやっていくのであれば良いサスペンス感が出そう。 - 2026年5月15日
- 2026年5月5日
イエスの生涯遠藤周作読み終わった他人によるイエス・キリストおよびキリスト教の解釈が知りたくて読み始めた。 遠藤周作はかなり現実的に新約聖書を読んでいて、聖書内で描写されているキリストの奇跡などを、原始キリスト教団による信仰告白ではないかと見ており、正確な事実ではないと指摘している。だが同時に、事実と真実は別物であるとも区分けしており、実際に奇跡が起きたかどうかといった俗な話の真偽が重要なのではなく、人々がそのようなイエス像を求めたという真実が重要なのだという。 非キリスト者からすれば屁理屈に聞こえるかもしれないが、キリスト者からすればキリストの教えこそが最も重要なのであり、奇跡や処女受胎などといった超常的な現象については、どうでもいいとは言わないまでも本質ではないというのは確かだ。 ただ、多くの聖書研究を参照し、現実的な視点で読み解いてきた彼でさえ、イエスの処刑後の熱狂――師を裏切って逃げたはずの弟子達が死をも恐れぬ熱心な伝道者となった謎についてはやはり分からないままらしい。裏切りの罪悪感や処刑中のイエスの言葉について言及されてはいるが、しかしそれだけではやはり説明がつかないとも語られている。パウロの回心も含め、弟子たちに何か尋常ならざる衝撃的な出来事があったのか……そしてそれは「復活」という超常的な出来事を歴史的事実として肯定することでしか筋が通らないのだろうか……。 前段で超常的な出来事は本質ではないと言っておきながらも、やっぱり処刑後の弟子たちの様変わりやパウロの回心については不可解すぎて気になってしまうのが本音だ。 - 2026年4月23日
- 2026年4月14日
読み終わったジェンダー関連の用語や温度感が分からないため読んだ。 具体的には、「アセクシュアルやアロマンティックは分かるけど、Aセクとかシスジェンダーってなに?具体的にどういう使い分けがなされているの?」とモヤモヤしていたが、本書を読んだことによりそのモヤモヤは概ね解消されたので、良い入門書だと初心者視点で思います。 そして、これはアセクシュアルやアロマンティックの用語や歴史を解説するだけでなく、同性愛者やトランスジェンダー、強制的性愛やフェミニズム活動、結婚制度に付随するものの多さなど、性や愛情に関するものについて広範囲について記されています。 また、偏見や差別に対する重要な考え方も記されています。マイノリティに対して攻撃的な言葉をかける行為(本文中では「排除」と呼ばれている)が差別行為であるということは普遍的な認識だと思いますが、まだまだ多くの人にとって理解しにくいのは、カミングアウトした際に「そんなの別に普通じゃない?」という言葉を返すのもまた差別なのだということです(「抹消」という形の差別です)。マイノリティの人はマイノリティであるがゆえに困難を抱えているわけで、本当に普通なら(マジョリティと同じように)困っていないのです。それなのに「そんなのは普通のことだよ」とされてマイノリティとしての存在を抹消されれば、必要な支援が受けられなくなってしまいます。 これは障害に関しても同じことで、本文中には弱視難聴の女性が弱視難聴として見られていない故に視覚障害者のフリをせざるを得ないエピソードが、引用されていました。著者の松浦氏がまさに本文に書いているように、私もこれは、軽んじて語られることの多い「抹消」型差別の大きな困難さを示す重要なエピソードだと思いました。 以上のように本書は、アセクシュアル/アロマンティックだけでなく、ジェンダー全般や差別問題に関心のある人に向けてもお薦めできる一冊となっているかと思います。 - 2026年3月31日
- 2026年3月20日
- 2026年3月12日
同姓同名下村敦史読み終わった前半を終え、『大山正紀被害者の会』が結成されて以後の展開はまぁまぁ面白かった。 後半は時間軸の違いとなりすましでややこしくて、一人称視点での心情描写とややズレがあるような気がしなくもないが、ぱっと読み返す限りは確かに確信的な話はしていないようにも思う だからこそ発端となっている、虐めやSNSでの誹謗中傷描写はなんとかならんかったのか。SNSでの暴言投稿が何度も何度も繰り返されるし、現実での虐めは現実での会話というよりインターネットでの会話すぎる。 そもそも学生たちの会話が基本的におじさんおばさんすぎるようにも感じる。中学生高校生が猟奇殺人にそこまで長い興味を持続させ、あそこまで殺人犯の名前を厭うような態度を取るもんか……? 男友達はもうちょっと不謹慎なからかい方をしてやっても良いんじゃないかというか、サッカー部の大山は元から薄っすら嫌われてたレベルでの引かれようじゃないか。 あと、お話のびっくり要素のために異常者がポップしている。 話の展開に感嘆するよりも異常者の異常っぷりの方がどうしても気になってしまうストーリー展開だった。 非モテの大山は女だったみたいだが、「女だから内見に付き合わせる女友達がいるのか、納得!」とはならない。変だよあの女との関係……。そして男とか女とか関係なく『今日はリアルロリと出会えた!萌えた!』←こんなツイートすな、盗撮すな。せめて鍵垢でやれ。美少女キャラが好きな女オタクは確かに多いが、ロリ萌えタイプで「俺の嫁」って言うのは2013年にしてもだいぶ古いノリだな……。しかも非オタの前でもその種のオタク用語を使う。変だよこの女。 もう一人の際立った異常者は、自分を犯人の大山だと勘違いして襲ってきたやつを監禁する大山。動物用の檻があって、そこに高校生らを監禁して、でも高校生は日頃からサボりがちだから周りには数日不在でもバレなかった!? あまりにも都合が良すぎるし、監禁大山の思い切りも良すぎる。変。 大山以外でもあまりにも愚かな奴らが多すぎる。冷笑中年男性と似非人権活動家女性のいるコンビニ、バイトとして働くにはハズレすぎる。 - 2026年3月10日
同姓同名下村敦史読み始めた本文から示されるに、作中年代は2013年らしいが、その割にはニュースのコメンテーターや人間の会話があまりにも古すぎる。1980年代〜90年代の雰囲気。 高校生が惨殺事件をそんな話題に出すか? 極端に性格の悪い人物たちも、現実にも存在はするんだろうけどなんにせよ言動がテンプレートすぎて。そんなツイートみたいなことを現実の会話であんま言わないだろ。 あとロリ好きの大山は非モテという割には女にモテすぎている。なんで非モテなのに内見と食事を一緒にする女友達がいて(絶縁されたけど、そもそも相性悪いのになんで一緒にいるんだ)、保育士に微笑まれて事務員にも微笑まれるんだ。 - 2026年3月6日
観測記録r-906読み終わった2月27日に読んで3月6日に読み終わった、多分。 作者のr-906が好きなボカロPなので、好奇心で購入。 初っ端から比喩が多量に入るが、それが読みやすさとか情景の想像しやすさに繋がっているかと言えばあんまりそんなことはない。 キャラクターの造形も、いかにも一人の人の頭から生み出されたという感じで、テンプレート的ではある(王道とも言う)。 でも後半に行けば行くほどスラスラ読めるようになってきたし、本の仕掛けも、まぁまぁ面白い。 何より、彼の曲のストーリーを知れるのが有難い。曲のファンかつストーリーを知りたい人にはオススメ。背景情報を知るのが嫌という人もいるかもしれないが、自分は『匙ノ咒』を聴く度、「音は凄く良いけどそれはそれとして主人公の身に何が起こってんだよ」とちょっとしたモヤモヤに襲われていたので、それが解決して良かった。 あと多分、きゅーまる氏はSCPが好きっぽい。SCPっぽい組織とSCiPっぽいオブジェクトを巡っての話なので、そういうのが好きな人にもオススメ。 - 2026年2月27日
春期限定いちごタルト事件米澤穂信読み終わった2月24日に読み始めて、27日に読み終わった。 推理癖の前にその舞台くさい喋り方の方が人からムッとされるだろう……。でもみんな、小鳩くん程ではないにせよ、全員演じているかのような喋り方してるからこの世界では普通のことなんだろう。 米澤穂信を初めて知ったのは古典部シリーズからなのだけど、この作者は、ほどほどの生活を目標とする高校生が持ち前の推理力ゆえに上手くいかないストーリーラインが好きなのか?(二作品とも主人公の造形がまぁ似ている。違うと言えばそりゃ違うが) それとも単にプロットが書きやすいのか。
読み込み中...
