

あんどれ
@andreader
- 2026年10月8日
ハリー・クバート事件<上>ジョエル・ディケール,橘明美スイス読み終わった30年以上前に失踪した少女の遺体が見つかり国民的な大御所作家ハリー・クバートが逮捕される。スランプ中の作家マーカスは恩師の無実を信じて調査を始めるというお話 なかなかな大作なのだけど、テンポ良く新たな事実が明らかになっていくので、とても読みやすい。 下巻も楽しみ - 2026年10月3日
クラーク・アンド・ディヴィジョン平原直美,芹澤恵アメリカ読み終わった今月はミステリー縛りで読んでます。 第二次大戦中のアメリカで、日系人の収容施設からシカゴに移住にした主人公が、ひと足先に移住していた姉の死を知らされ、その死の真相を探るお話 当時の日系人社会や、文化、シカゴの街の様子などがものすごく丁寧に描写されていて、タイムスリップしてその場にいるような感覚にさせてくれる作品でした。 色々な要素が重なって逃げ場を奪われるのは辛い - 2026年9月30日
青い春を数えて (講談社文庫)武田綾乃読み終わったここで描かれる青春は自分には眩し過ぎました… 自分は高校生の時に「悩める思春期」みたいなのを全く経験していないので、高校生たちが悩んでるのを読むと、大変だなぁと思ってしまう。 - 2026年9月30日
- 2026年9月29日
- 2026年9月20日
死者は噓をつかないスティーヴン・キング,土屋晃アメリカ読み終わったキングの子供が主人公の作品は割とハズレなしな気がする。 死者が見える少年が主人公で、死者たちは本当のことしか話さないという設定で、少年が死者たちを通して様々な経験をして成長していくお話 死者と話せると言う設定を使って、ヒューマンドラマっぽかったり、ミステリーだったり、色々なパターンのエピソードが描かれるのが面白かった。 そして、一番ラストにとんでもないホラー展開が待ち受けていて、少年が否応なしに大人の対応を身につけることになるのが切なかった。何よりも怖いのは「真実」そのもので、一度知ってしまうともう知る前には戻れない。 映像化したら面白そうだなと思って読んでたけど、このラストだと難しそうだな。 - 2026年9月19日
鑑識レコード倶楽部マグナス・ミルズ,柴田元幸イギリス読み終わった主人公たちがパブの一室を借りてレコードを持ち寄って聴く「鑑識レコード倶楽部」を始めるのだけど、ほどなく「告白レコード倶楽部」というライバルグループが出現するというお話 音楽の聴き方で派閥が作られて、さらにその中で教義の違いから分派していくみたいなお話で、ただ音楽を聴くだけの小説なんだけど、不思議な深みを感じられる作品だった。 Spotifyに作者が作った公式リストがあって、それを聞きながら読むと、自分もレコード倶楽部のメンバーになった気分で楽しめるのがすごく面白かった。歌詞がどう聞こえるかみたいな議論してる場面はやっぱり自分も曲を聴くと抜群に面白い。 - 2026年9月17日
プレゼント伊坂幸太郎,宮部みゆき,恩田陸,梨木香歩,江國香織,町田そのこ,米澤穂信読み終わった夏がテーマのようだけど、それはあまり感じられなかったように思う。 収録作品で特に好きだったのは、伊坂幸太郎、宮部みゆき、梨木香歩の作品。 伊坂幸太郎はこういうアンソロジーにとんでもなく面白い作品を載せることがあるんですよね。今回の作品も、これを1本の長編にしてもらいたいと思うくらいにキャラクターや設定が魅力的でした。 宮部みゆきの作品は途中でジャンルが大きく変わって、「え、そっちの方向なの!?」ってなるところがすごく面白かった。 梨木香歩の作品は少し不思議な出来事が人々を繋いで、前に向かって歩かせてくれる感じが良かった。 - 2026年9月10日
花魁と油売り 明代人情小説集大木康,馮夢龍読み終わった中国明代に書かれた「三言」から人情ものの短編を7作収録した作品集。 語り口が結構独特で、格言や詩など引用するような形で、「これぞまさに〜」という回し文句がやたらと出てくるのが、読んでるうちにだんだん心地よくなってくるのが面白かったです。 全体的にちょっと教訓くさかったり、一目惚れした相手を手に入れるためにやたらと行動力を発揮する人物が多かったり、「やり手婆さん」というキャラが割と出てきたりするのも味わい深かったです。 特に好きだったのは「真珠の肌着」と「花魁と油売り」 - 2026年8月31日
いつかたこぶねになる日小津夜景読み終わったフランスで生活する俳人の作者の漢詩を題材にしたエッセイ集。フランスでの生活と漢詩というなんとも不思議な取り合わせがちゃんと融合していて、文字通り古今東西を縦横無尽に思索を巡らせているのが面白かった。 これだけ教養があれば、世界を見るときの解像度がすごく高くて楽しいだろうなと思う。 - 2026年8月30日
仮面の商人 (小学館文庫 ト 2-1)アンリ・トロワイヤフランス読み終わった売れない作家を描く第1部、死後に評価された彼の伝記を書くために甥が彼の人生を調べる第2部、衝撃展開の第3部という構成なのだけど、めちゃくちゃ面白かったです。 3部構成の使い方がうますぎる。全部を知っている読者を作者がめちゃくちゃ振り回してくるのが面白すぎる。 - 2026年8月30日
高校のカフカ、一九五九スティーヴン・ミルハウザー,柴田元幸アメリカ読み終わったちょっと現実からずれた世界が心地よい短編集。 好きだったのは以下 「お電話ありがとうございます」 カスタマーサービスの「電話を切らずにそのままお待ちください」という自動応答のメッセージが繰り返されるのを相手に延々と身の上話をするのが面白かった。 「斬首刑のあとで」 現代を舞台に、世論が二分する中、公開斬首形が行われて、それがやがてファッションのように消費されていく展開が面白かった。 何かがどんどん広まっていくという似たような内容だけど、それぞれに違う良さがある「梯子たちの夏」(視覚に訴える描写が良い)と「影劇場」も好き。 表題作は自分は作品は読んでるけど、カフカ本人に対する知識がそんなにないこともあって、あまり楽しめなかったな。 - 2026年8月27日
- 2026年8月22日
わたしたちの不完全な人生へヴェロニク・オヴァルデ,村松潔フランス読み終わった登場人物たちがゆるく繋がってる連作短編集。ちょっとうまくいかなかったり、切なかったりするけど、良いこともあって、ユーモアとペーソスを交えながら、街の中のみんなが自分の人生を生きているっていうのを描いているのが良かった。 一番好きなのは一番最初の何かと運の悪い男を描いた「オーギュスト・バカラの狼狽」 - 2026年8月20日
ポルトガリヤの皇帝さん (岩波文庫 赤 756-2)ラーゲルレーヴスウェーデン読み終わった溺愛していた娘が出稼ぎに出てしまい、会えなくなってしまった父親が、娘はポルトガルの女王で、自分はその父親の皇帝であるという妄想に取り憑かれてしまうというお話。 ラストがものすごく現実的でちょっと哀しい。 訳文がひらがなが多くてすごく読みにくかった。「しずか」「こんご」「からだじゅう」「しぜん」「おしえる」とかがひらがな表記なのに、「橇」とか「威厳」は漢字だったりして、とにかく読むのに疲れました。 - 2026年8月13日
- 2026年8月13日
オービタルサマンサ・ハーヴィー,小澤身和子イギリス読み終わった1日の間に地球を16周する宇宙ステーションに乗っている6人の乗組員たちの1日を、宇宙ステーションから見える地球の姿とともに1周ずつ描いていく作品 乗組員たちの内面世界と宇宙から俯瞰する地球の姿とが同時に描かれるのが素敵な作品だった。 日本人の乗組員が枕草子的な「〜なもの」リストを作ってるのが面白い - 2026年8月13日
- 2026年8月4日
屋根裏のチェリー吉田篤弘読み終わった流星シネマに続いて連作の2作目を読みました。 1作目とは独立した作品として書かれているけれど、舞台も時間軸も被っていて1作目の出来事を違う視点で見ていたりするのが面白い。 ちょっと勇気を出して一歩を踏み出すことで新たな出会いがあって、思いがけない方向に人生が進んでいくのが、さまざまな形で描かれていたのが良かった。 全然関係ないけど、読み終えた時に食べてたケーキが美味しかった。
- 2026年7月31日
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