

あんどれ
@andreader
- 2026年8月22日
わたしたちの不完全な人生へヴェロニク・オヴァルデ,村松潔フランス読み終わった登場人物たちがゆるく繋がってる連作短編集。ちょっとうまくいかなかったり、切なかったりするけど、良いこともあって、ユーモアとペーソスを交えながら、街の中のみんなが自分の人生を生きているっていうのを描いているのが良かった。 一番好きなのは一番最初の何かと運の悪い男を描いた「オーギュスト・バカラの狼狽」 - 2026年8月20日
ポルトガリヤの皇帝さん (岩波文庫 赤 756-2)ラーゲルレーヴスウェーデン読み終わった溺愛していた娘が出稼ぎに出てしまい、会えなくなってしまった父親が、娘はポルトガルの女王で、自分はその父親の皇帝であるという妄想に取り憑かれてしまうというお話。 ラストがものすごく現実的でちょっと哀しい。 訳文がひらがなが多くてすごく読みにくかった。「しずか」「こんご」「からだじゅう」「しぜん」「おしえる」とかがひらがな表記なのに、「橇」とか「威厳」は漢字だったりして、とにかく読むのに疲れました。 - 2026年8月13日
- 2026年8月13日
オービタルサマンサ・ハーヴィー,小澤身和子イギリス読み終わった1日の間に地球を16周する宇宙ステーションに乗っている6人の乗組員たちの1日を、宇宙ステーションから見える地球の姿とともに1周ずつ描いていく作品 乗組員たちの内面世界と宇宙から俯瞰する地球の姿とが同時に描かれるのが素敵な作品だった。 日本人の乗組員が枕草子的な「〜なもの」リストを作ってるのが面白い - 2026年8月13日
- 2026年8月4日
屋根裏のチェリー吉田篤弘読み終わった流星シネマに続いて連作の2作目を読みました。 1作目とは独立した作品として書かれているけれど、舞台も時間軸も被っていて1作目の出来事を違う視点で見ていたりするのが面白い。 ちょっと勇気を出して一歩を踏み出すことで新たな出会いがあって、思いがけない方向に人生が進んでいくのが、さまざまな形で描かれていたのが良かった。 全然関係ないけど、読み終えた時に食べてたケーキが美味しかった。
- 2026年7月31日
- 2026年7月30日
心は孤独な狩人カーソン・マッカラーズ,村上春樹アメリカ読み終わった対話によって救われてるように思っても実は自らの思考の檻にどんどんはまっていってしまうだけという感じのお話 長編なんだけど、複数の中編を並行して読んでるみたいな感じの作品で、いくつかの章が短編として読んでもすごく素敵だなと思えるのが良かった。 - 2026年7月24日
女ごころW・サマセット・モーム,William Somerset Maugham,尾崎寔イギリス読み終わったモテモテ美女が男たちを手玉に取る話かと思って読んでいたら、急展開して、物語は一気にサスペンスに。ヒロインが最後にする決断とは!?みたいな感じで割とエンタメ要素強めで面白い作品でした。 - 2026年7月20日
カザアナ森絵都読み終わった観光立国を目指し日本的ではないものを排除し、監視を続ける近未来が舞台 前半はその世界で暮らす家族の日常の中に不思議な力を持つ3人の造園業者がやってきて、小さな事件を解決するような感じなのだけど、後半は彼らが国家レベルの大きな問題に直面するという展開。 平安時代から現代までの大きな時間の流れで架空の世界を作り上げて、さらにその世界の特殊な用語を説明的にならずに自然に理解できるように導入する世界観の構築力がめちゃくちゃ巧い作品でした。 あと、2019年の刊行なのだけど、2026年の世界を風刺しているのではないかと思うくらいものすごく現代的なテーマが描かれていて心配になっちゃうくらいストレートな社会風刺になっていて、森さんの社会を見る目の鋭さを感じました。 ものすごく社会的なディストピア小説でありながら、魅力的なキャラクターたちが織りなす明るいノリの作品なのも良い。ちょっと伊坂幸太郎っぽい。 - 2026年7月14日
宰相の象の物語イヴォ・アンドリッチボスニア読み終わったノーベル賞を受賞しているボスニアの作家の短編を4つ収録。 19世紀から20世紀にかけてのバルカン半島の歴史を把握していないとちょっと読みにくいかなと思った。 - 2026年7月7日
早朝始発の殺風景青崎有吾読み終わった高校生たちの日常会話の中にちょっとした謎が仕込まれている気軽に読めるミステリー短編集。 青春小説としても、張られた伏線の回収を楽しむライトミステリーとしても楽しめる良い作品でした。 - 2026年7月4日
ぼくが死んだ日キャンデス・フレミングアメリカ読み終わった子供たちが埋葬されている墓地に迷い込んだ少年に、幽霊たちが自分が死んだ日のことを語って聞かせるという形式の連作短編。 全ての話で最後に語り手が亡くなるので、明るい作品ではないけれど、サスペンス、ホラー、SF、ファンタジーなどいろいろなタイプの話があって、それぞれ舞台になる年代も異なっていて、面白く読むことができました。 - 2026年7月2日
ロボットとわたしの不思議な旅ベッキー・チェンバーズ,細美遙子アメリカ読み終わった - 2026年7月1日
陽の光が消えた町でナオミ・クリッツァー,桐谷知未アメリカ読み終わった日常の中にちょっとだけSF的な要素が入るんだけど、描きたいのはあくまで現実を生きる我々のこと、という感じの作品が多くて、なかなか面白い短編集でした。 一番好きなのは最初に収録されている「小さな図書館の司書さまへ」かな。 アイデアとしては「報酬は猫の写真で」もすごく面白かった。 あと「海を見渡す四姉妹」の現代を舞台にしたら幻想譚も結構好き。 - 2026年6月27日
- 2026年6月27日
シェリコレット,河野万里子フランス読み終わったシェリもレアも痛々しくて見てられないと言うのが1番の感想 子犬系小悪魔男子のシェリは15歳くらいの設定ならまだ分かるけど、25歳となると一気に危険人物っぽさが増すように思う。 レアも自らの老いを受け入れることができないのが気の毒。 作者の感情表現が巧いのだろうけど、それが故にリアルな世界で彼らとは接したくないと思ってしまいました。 奔放な恋愛観も理解が難しく、読んでいてずっとお好きにどうぞみたいな気持ちでした… - 2026年6月20日
サーカスから来た執達吏夕木春央読み終わった乱歩作品を彷彿とさせる大正時代が舞台の冒険活劇ミステリー。 すごく面白かったという感じでもないんだけど、こういう世界観の作品はすごい好きなので楽しく読みました。 - 2026年6月18日
- 2026年6月15日
ユニヴァーサル野球協会ロバート・クーヴァー,越川芳明アメリカ読み終わった3つのサイコロを使った自作の野球ゲームに興じる男が、サイコロの悪戯によって生じた思いがけない結果にショックを受けて、ゲームの世界に取り込まれていくお話 孤独な中年男性が自分で作り上げた幻想世界に飲み込まれてしまうという話だと思うのだけど、今の時代だったら、徹底的に作り込まれた世界観で架空の野球リーグの試合をしているのを動画配信とかして大人気YouTuberになってそうと思ってしまった。 二次元推し活によって現実世界の仕事に影響が出たりするのも今だったら普通にあり得そうだと思うし、この作品内では奇異の目で見られているけど、これだけ熱中できるものを持っている主人公はなんだか楽しそうで充実しているようにも見えるので、時代が主人公に追いついてきているように思いました。 自分で作ったルールなんだからいかようにでもできるはずなのに、ものすごく誠実に結果を受け止めてショックを受けているので、主人公はすごく真面目な男なんですよね。 以前読もうとした時は野球用語が分からなすぎて挫折したのですが、ここ数年ドジャースの試合を見るようになって野球のルールなども理解したら、なかなか楽しく読むことができました。
読み込み中...
