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青柳
青柳
青柳
@aoyagi_0u0
推理小説中心 バディもの好き 備忘録
  • 2025年11月20日
    透明な螺旋
    透明な螺旋
    血の繋がりとか、母と子の関係のいった見えない絆の話 どう繋がっていくのだろうと見当もつかずこの人が?それともこの人か?と冒頭とのつながりを探しながら読み進めた。事件の周りだけでなく湯川の親子関係やその背景が描かれていてサクッと読めるのに情報量がすごかった。 作品内時間が進んでいて気がつくと湯川や草薙が昇進して年齢を重ね、過去の事件の経験を含んで人として変わったり変わらないところがどれも魅力的な作品だなあと思う 相変わらず面白くて読みやすくてすごい 他のシリーズも読んでみよう
  • 2025年11月15日
    火喰鳥を、喰う
    映画化も気になりつつ原作読了 ホラーミステリーって初めて読んだけどずっとどう落ちるんだろうってドキドキしながら読み進めて最後あまりに気持ちよくてわはーwって笑っちゃった。すごい気持ち悪くて気持ちがいいエンド……個人的にはすごい面白かった
  • 2025年11月14日
    夏のレプリカ
    「人生ってどうしてこんなに屈折しているのだろう」 「みんな、編み物の毛糸みたいに曲がりくねって、お互いに絡み合っている。行き着きたいところが、すぐそこにあるのに、わざわざ回り道をして、まるでその苦労を楽しんでいるかのようだ」 時間軸が進んでいくシリーズものともあって主人公の人間的な成長を感じられるようになってきた。 詩的な文章で描かれる感覚的な思考の爆発、感情の迷い、森先生のこういう文章が好きで読んでいるのでそれが存分に味わえる一冊だった気がする。 最後のほんの少しだけ救いを得られるようなシーンに、ずっしりとした気持ちが浮き上がってしまって単純だなと感じる ハッピーエンドではないけれど救いはあった気がする、誰にとっての救いかはともかく。
  • 2025年11月5日
    沈黙のパレード
    おもしれ〜〜〜 昔に映画は鑑賞済みだった為、ふんわりとトリックを覚えていたけど、それでも真相の部分はすっ飛んでたので新鮮に楽しめた。 人間関係もさることながら、犯人の沈黙と、真相に関する沈黙、その全部のリンクがあまりにも綺麗で紐解かれていく時の気持ちよさったらない 本当にガリレオシリーズって気持ちよく結び目が解けていく様を見ている気持ちになれる 楽しい
  • 2025年10月27日
    コンビニ人間 (文春文庫)
    たまたま寄ったブックカフェで、会計用の識別としてNo.入りの文庫が渡されるシステムだった こういう出会い面白いなーとなったので珈琲飲みつつ一気読み 『こうして伝染し合いながら私たちは人間であることを保ち続けている』 「普通の人間」になるのが難しい女性がマニュアルだらけのコンビニで初めて社会の一員として居場所を見つける話 皆のいう普通がわからないまま大人になって、家族にもどうやったら「治る」んだろうと言われるのが正直グロい。 人間として欠陥があるんだと認識しながらも何が正しいかわからない彼女の視点で描かれる普通に生きている人たちの描写があまりにルールのようなものがはっきりとしないけれど社会では普通だよねとされるものが上手に描かれてて それが気味が悪くて、不思議で、別の生き物のように描かれているのがうまい。 オチは正直すごく好き、結局は人としてハマる場所がどこかにあるよねと感じられる。
    コンビニ人間 (文春文庫)
  • 2025年9月18日
    山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-4)
    積読消化。 地蔵坊の旅の道中に出会った実話という体で語られる短編ミステリ、図説入りなのが楽しい。 間取りや線路、足跡の位置を見ながら伝聞形式の話を元に犯人や怒ったことの真を想像するゲームがいくつも収録されている気分で読んだ 「えいぷりる」に集った面々の面白さと、地蔵坊先生の人間味あるキャラクター、それとこの本の終わり方が結構好き
  • 2025年8月19日
    禁断の魔術
    禁断の魔術
    サクッと読めるのに、人間ドラマが濃密すぎてめちゃくちゃ面白かった………。 「科学を制するものは世界を制する」この言葉が持つ二面性を叩きつけてくる終幕までの流れが良すぎて唸る。 湯川先生の人間臭さと、草薙との関係含めて最後が美しくてハッピーエンド感がよかった。
  • 2025年8月9日
    虚像の道化師
    虚像の道化師
    主にオカルト的現象やトリックへの挑戦だったけどどれも紐解いていくと顕になる人間ドラマがとても良かった。 短編集なのでサクサク読めたし一つ一つがどれも余韻が良かった、最後に入っていた「演技る」がめちゃくちゃ好きかも。 虚像を追い求める人もいる。
  • 2025年6月13日
    妃は船を沈める 新装版
    移動のお供に再読〜 火村先生がバチバチなのが本当に楽しいから大好き 皮肉っぽい言い回しも挑発的なところも見られて個人的にはサクッと読めてお気に入り ファドの調べ、船出を見送るバー、印象的なアリスの視点も少し感傷的で物悲しい余韻がミステリーぽくてすき。
  • 2025年6月6日
    真夏の方程式
    真夏の方程式
    おもしろーーーい 事件があって、入り組んだトリックがあってそれを解明することで犯人を特定するだけじゃなく じっとりとある違和感を紐解いて絡み合った人間ドラマまで深掘りしていくのがミステリー小説ってよりドラマ見てる感じで濃厚な味がする 子供と博士の組み合わせ、すごく凸凹で可愛かった。
  • 2025年4月14日
    聖女の救済
    聖女の救済
    すごい良かった 劇的な展開とか、派手な内容じゃないのにずっとわからない中を掘り進める様な、見えてる目的地に辿り着けないまま彷徨ってる様な不安な心地なのに、人間関係の描写や人の描き方がうますぎてずっとはらはらしながら読んだ 論理的な思考回路とか、学者らしい視点が毎回気持ちよく読める〜
  • 2025年4月10日
    ガリレオの苦悩
    「神秘的なものを否定するのが科学の目的じゃない」 短編集 おもしろ〜いなんで短編でこんな人間関係色濃く面白いんだ…… 有栖川先生読んでても思うけど、人間関係とか人について描かれてる時ほど刺さる 「操縦る」で普通に泣いた、いい話すぎる
  • 2025年4月3日
    いのちの車窓から
    どの話も、源さんの人となりや生活を覗かせてもらえるようでワクワクしたり、わかる〜!となったり、ぐっと心臓が苦しくなったり、笑ったりと忙しい本だった。 いつも読む小説よりページ数も少ないのに、すごく時間がかかった。 生身の人間が見て感じたものは物語じゃないせいか、カロリーが高い感じがする。ひとつひとつの話ですぐお腹いっぱいになって、咀嚼してるうちに続きは明日にしよう、みたいになる。食べやすいのにお腹にたまる…。 自分以外の人間がどういう目線で世界を見ていて何を感じて生きているのかを知るのが好きだからエッセイって案外楽しいのかもしれない、発見だ。嬉しい。 2も読もう。
  • 2025年3月21日
    幻惑の死と使途
    「大人になるほど、こんな素敵は少なくなる。努力して探し回らないと見つからない。」 面白かった〜! 作中で犀川先生と西之園が日常の何でもないことをきっかけにして、一つのことについて懇々と話すシーンってすごく好きで、思考する人間から出力される言葉がたまらなく心地よく流れ込んでくる感覚がある。 友人と一つのテーマについて理屈っぽい話を喫茶店で延々とする時間ってたまらないタイプの人種だからこういう会話気持ちがいい。 今回のトリックや、シリーズ通しての人間の変化(成長だけじゃなく)からの人間模様、どれをとってもシリーズの中で一番面白かったかも。 やっぱり犀川先生のお茶目さというか、ゆるっとした感じ……どう言語化したらいいんだろう、犀川先生の頭の中もっと見ていたすぎる。
  • 2025年3月12日
    乱鴉の島(新潮文庫)
    再読〜 「そんなふうに救われるのなら、あなたは今日まで苦しまなくてすんだはずだろう」 一瞬と永遠のテーマとか作品全体に漂う淋しさみたいなものが多分癖になっている。大好きだな。 作家シリーズでも珍しい孤島ミステリーというのも魅力だけど、作中での犯人探しフェーズでのアリスや火村が全員と言葉をやり合うシーンが狩人とはまた違う緊迫感があって痺れる。 「ナンセンスだ」と一蹴する火村格好良過ぎるんだよな……、あと中指の先を噛んで手袋脱ぐのに呻く。 それから、キャッチボールする准教授と作家って可愛い。アリスは全然温厚じゃないよ。
  • 2025年3月9日
    高原のフーダニット (徳間文庫)
    メモ:夢十夜はこれに収録
  • 2025年3月9日
    禁忌の子
    禁忌の子
  • 2025年3月9日
    地雷グリコ(1)
  • 2025年3月8日
    十角館の殺人 <新装改訂版>
    言わずもがなの名作 あの瞬間の気持ちよさたまらなかった ドラマ版も上手でした
  • 2025年3月7日
    近畿地方のある場所について(1)
    こう言うの本当大好き
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