踊りつかれて

42件の記録
- はぐらうり@hagurauri-books2025年7月1日読み終わった誰かが死ななきゃわかんないの? 直木賞候補作。壮絶な過去を書かせたら右に出るものはいない塩田さん。かなり面白いけれど、あとは直木賞のテイストと合うかどうか。 誰かが死ななきゃわからないし、喉元過ぎればなんとやらで終わりがない。自分も各種SNSのそういう雰囲気が嫌で、Readsに逃げ込んだ。このところこれを題材にした小説も増えてきた。 相変わらず取材量が凄いんだろうな。とにかく事象がリアルに過ぎる。登場人物が多いもののそれぞれの人生がそこにあることがわかる。 大作を読ませていただきました。
- mayu@i__am__mayu2025年6月27日読み終わった@ 自宅毎月、何かしら不倫だなんだってメディアを独占するようなことが起きている。 相手が居る、相手の周りにも誰か居ることを意識しないと、身を滅ぼす。 「私は正しいから」を振りかざして、相手が傷付いていることが分かっていても、「私は正しい」を正面から投げつけてくる人が、最近、多すぎる。
- anko@books_anko2025年6月26日読み終わったSNSを通じて、自分の意見を世界に発信することができるようになった。世界中の人とも気軽に繋がれるようにもなった。便利な時代だ。しかし、使いこなすのは非常に難しい。難しいということを理解していない人もいるだろう。有名人や失敗した人を叩いてもよいという、現在のおかしな風潮。この小説はそんな問題に一石を投じてくれた。相手の顔が見えなくても画面の向こう側には、自分と同じ血の通った人間が存在している。そのことを忘れてはいけないと、改めて思わせてくれた。たくさんの人に読んでもらいたい本だ。
- ゆずこしょう@exloyrog842025年6月22日読み終わった面白かったんだけど、予想してた方向の話とは少し違った。SNS批判はもう少し踏み込んでみてほしかったような。 『罪の声』同様取材力はやっぱすげえな〜と感嘆した。
- おでんち@odenchi2025年6月11日読み終わった昭和の芸能界や、アイドル美月の子供時代の話が類を見ない悲壮さで、ストーリー的にはそっちに持ってかれてて、晒された人達の末路みたいなものには大して言及されてなかったのが思ったのと違うって感じだった。 昭和の話は面白かったけどね。
- Matilde@i_griega_20252025年6月8日読み終わったSNSで誹謗中傷され自ら命を絶った芸人。週刊誌の捏造記事により表舞台から姿を消した歌姫。ふたりを攻撃していた83人の個人情報がある日ネットでばらまかれ、今度は彼らが追い詰められていく。 想像していたような展開ではなかったけれど、登場人物がいかにもなステレオタイプで、だからこそと言うか、現在も起きていることの構造がよくわかる。あと、昭和の芸能界の雰囲気も。むしろ後半はそっちの方が興味深かったくらい。