鎌倉茶藝館

20件の記録
- 麻乃@asano042025年9月27日読み終わった借りてきた読了。 初めての作家さん。 映像化されている作品が多いと書かれていたけど、分かるなぁ。 表現が映像化にむく。 夫に先立たれ仕事も会社が倒産して鬱状態になっていた相生美紀48歳。 身辺整理をして初彼との思い出の鎌倉へ行った時に出会った茶藝館で働くことに。 そこで出会ったのは茶藝館マダムの孫の紫釉と元カレにそっくりな年下の男直哉。 マダムの言葉が深みがあって官能的で好きだった。 優しい男と情熱的な男ならそりゃそっちを選ぶし、そうなるよなぁ。 更年期という今から迎える思秋期をどう過ごしていくのか。 大人の恋の物語だった。 この作家さんの他の作品も読みたい。
- 藤@fuji1232025年8月21日買った読み終わった大人の恋愛だなぁ。。。と、立派に大人の身ながら思いました。 手元に本がないのでうろ覚えだけど、紫釉さんの「自分だけは自分のことを馬鹿と言ってはいけない」という言葉が心に残った。 そうありたいな〜と思うけど、仕事でやらかしたので、今私は世界一の馬鹿野郎ですの気持ちでいっぱい。ちょっと紫釉さんが言った意味とちがうかも。
- 久世@9ze_1900年1月1日読み終わった静かで温かな人生の再生と、揺れ惑う大人の恋。 主人公の女性は四十八歳の女性と、今の自分とは二回り以上歳の違う人で、その心情を理解し得るか不安だったが、恋愛に揺れる感情はいくつになっても共感の出来るものだと感じた。その上で、自分より大人の女性の価値観を知ることが出来てとても良かった。 伊吹有喜さんの文は話の進み方が静かでしっとりとしていてとても素敵。 作中に出てくる藝館の色々なお茶を飲んでみたくなる。マダムがいれたものも、紫釉さんがいれたものも、美紀さんがいれたものも。