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@konokono301
- 2025年11月16日
永遠をさがしに原田マハ読み終わった主人公は和音16歳。世界的な指揮者の父、チェロ奏者を母に持つ。和音は母からチェロを仕込まれ育ったが、父母の離婚により母が姿を消してしまう。 型破りの継母との突然始まった暮らしは、和音の心を動かしやがて実母の真実を知ることになる。 登場人物になぜこんなに試練が降りかかるのかとため息まじりに読み進めるも、最後に訪れた奇蹟のような心温まるシーンにホッと胸をなでおろすことができた。 - 2025年11月16日
翔ぶ少女原田マハ読み終わった1995年阪神・淡路大震災 目の前で両親を亡くした主人公の丹華(ニケ)と兄妹3人が、同じく妻を亡くした心療内科医のゼロ先生に助けられ家族となり育まれる。 悲しみを抱えて生きる主人公は、人を思う心の強さから「飛ぶ力」という人知を超えた能力を体験する事になる。 丹華に羽が生えるというまさかの展開に、心底驚いてしまい愕然、唖然、呆然。 予想を超えたこの小説は忘れられない一冊となりそうです。 - 2025年10月25日
終わった人内館牧子読み終わった組織で37年働き、定年を待たず転職した私としては、あがく主人公を呆れつつも笑うことはできない心情にトホホ。 内館牧子さんの作品は「老害の人」しかり、登場人物がドキュメンタリーかと思うほどリアル。 リアルが故にどう結末を迎えるのかが気になってつい一気読みしてしまう。 - 2025年10月19日
方舟を燃やす角田光代読み終わった1967生まれの飛馬と戦後すぐ生まれの不三子が主人公。 口さけ女、コックリさん、ノストラダムスの大予言、カルト集団、震災、コロナ禍へと到る背景。 その時代を生きる市井の二人だけど、始終不気味さが付きまとう感がなんとも言えない。 人生をきちんと生きようとするも、方舟に乗りきれない二人が最後子ども食堂で巡り合うもまた離れて行く。 大きな事件が起きるわけでもないのにめちゃ引き込まれて気づけば読み終えていた。 - 2025年10月13日
独立記念日 (PHP文芸文庫)原田マハ読み終わった短編集だからと思い隙間時間に読み進めていて気づくのが遅れてしまった、連作になっているということ。 そこからは本気の一気読みで、原田マハさんを味合わせてもらった。 自由になるではなく、それは独立すると言う事。 読み終えた瞬間目の前がぱっと明るくなった。 - 2025年9月27日
正欲朝井リョウ読み終わった正しい欲 自分を俯瞰で眺めても、歴史を振り返っても、世界を見渡しても、そこにある正しさは時に人を抑制する。 あるべき姿に身を投じることで自分を守りつつその息苦しさに眠れない夜もある。 それでも生きていると、じわりと訳の分からない喜びに触れ涙が流れることもある。 朝井リョウさんの作品を初めて読んだ。 この世で生きていくために、朝井さんの作品とも手を組みたいと思った。 - 2025年9月20日
わからないので面白い養老孟司,鵜飼哲夫読み終わった……「生きがい」などという妙なものが話題になる。人が変わっていくそのことが、微妙な味わいを持つ。それが諸行無常の響きであろう。 俺は俺だ。多くの人がそう思って生きているらしい。そんなもの、意識がそう主張しているだけである。すべては移り変わるが、それを引き起こしているのは自分自身である。それを忘れて、「生きること」が成り立つはずがない。人間は情報とは違う。停止しているわけではないのである。…… 解剖学者である養老孟司先生の本は私の積読達の中に必ず鎮座していて、読み終えると次をまた買ってしまうというループに陥っている。 意識にとらわれがちだが、人間は脳を持つ生物であると思うと気持ちが軽くなる。 - 2025年9月15日
絶唱湊かなえ読み終わった4つの物語は、 4人の「わたし」が被災した心の記憶と トンガで暮らす「ナオミ」という女性が共通し 展開されている。 最初の楽園は 湊かなえさんの作品だなあと思えるような、ミステリー的な要素ありでドキドキ。 でも、最後の絶唱は心のヒダに刻まれた苦しい記憶と共に生きていくという現実を受け入れる覚悟を感じた。 - 2025年9月8日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった新潮文庫の100冊になってるし、本屋で見飽きるくらい長く目に留まる場所に置いてある。 スカッとする本が読みたくなり、これはスカッとしそうと思い手に取りました。 幼馴染の島崎曰く、いつだって成瀬は変。 ときた! どんだけ変なのか期待値あがるも、読み終えてみたら、個性豊かで魅力的な普通の女性に思えるんだけど、私が変? 天下はこれから取りに行くのでしょうか。 続編はまた気が向いたら読むことにしよう。 - 2025年9月8日
マリコにもほどがある!林真理子読み終わった日大理事長の仕事 虎に翼 篠山紀信 東京都知事選挙…… など気になる話題満載で、読んでるのに読んでいることを忘れてしまうほどスッと惹き込まれる。 というマリコ様マジック、さすが。 あ〜面白かった。 - 2025年8月15日
- 2025年8月13日
- 2025年8月10日
ナースの卯月に視えるもの秋谷りんこ読み終わった視えるもの てっきり霊的なものが視えるのかと思っていたら、死期が近い患者さんの「思い残し」だった。 長期療養型病棟で働く主人公の看護師卯月が何故視えるようになったのか、何故それをなんとか解決しようとするのかが読み進めて行くとわかる切なさ。 そして、卯月は患者の家族に真正面から向き合い 看護に集中することで成長して行く。 作者が元看護師という現場の描き方のリアル。 SF的な物語かと思いきや、生と死の現場から生きるを応援してくれるものでした。 - 2025年7月26日
老人ホテル原田ひ香読み終わった生活保護受給世帯で育った天使(エンジェル)は、高校を中退し毒親から社会に放り出される。 キャバクラで働いていた時ビルのオーナーの光子に興味を持ち尾け回し、古いビジネスホテルに住んでいる事を知る。 何故エンジェルは光子に近づこうとしたのか。 近づいてどうなったのか。 貧困から抜け出すすべを光子から学ぶ。 そして光子の死。老いとお金。 いやはや、最後に解説を読んでこの小説の結末が単行本と文庫本で違うと知り「なぬ」となった。 それにしても後味の悪い生き方はゴメンだと思うのは、私が甘っちょろいからだろうか。 - 2025年7月26日
本日は、お日柄もよく原田マハ読み終わったスピーチライターと政治、選挙と滅多に出会えないストーリーがとても興味深くあっという間に読了。 実際に初の政権交代があったのは15年ほど前だったでしょうか。 その頃とつい重ね合わせながら読み進めてしまい、小説だけど現実っぽくもあり、当時の党首のお顔が浮かんで来て楽しめました。 原田マハさんの本、他にも読んでみたくなりました。 - 2025年7月25日
パスタの花咲く ゆうれい居酒屋7山口恵以子読み終わった1話から5話まで毎回主人公のうたた寝の夢から始まる。 そして起きて仏壇に手を合わせ亡き夫に話しかけ、居酒屋の支度に入る。 美味しそうな料理と常連客とのやり取り、そして初めてのお客さんと繰り広げられるストーリーの起承転結は決まっていて、読み進める都度安心感極まる。 何故ゆうれい居酒屋なのか。読んで納得でした。 - 2025年7月12日
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