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@konokono301
- 2026年5月26日
55歳からのハローライフ村上龍オーディブル聴き終わった5編の中短編小説で、題名のとおり55歳あたりから晩年へと向かう年齢の人々が書かれている。 婚活、ホームレスの親友との死別、熟年夫婦のペットロス等重めの話で、今さら知りたくもないというか嫌な気分。 主人公が常にフルネームで書かれているのもキザっぽくてどうも鼻につく。 頑張って最後まで聴いたのは、オーディブルのナレーターが原田美枝子さんだったからかな。 - 2026年5月18日
和菓子のアン坂木司オーディブル聴き終わったデパ地下の老舗和菓子屋でアルバイトとして働き始めた通称アンちゃん18歳が主人公。 和菓子屋の店員達はプロフェッショナルだけど実はかなり個性的なところが魅力的で、アンちゃんとのやり取りにクスッと笑える。 和菓子や和菓子に関わる人の謎解きで物語は進んで行く。 暖かいやり取りばかりで、安心して気持ち良く読むことができた。 そして改めて和菓子の良さを感じたので、今週末は上生菓子を買って帰ろう。 - 2026年5月12日
木挽町のあだ討ち永井紗耶子オーディブル聴き終わった時代小説はほとんど読まないのだけど、映画にもなっているのでストレスなく読めると踏んで手に取った。 あだ討ちを目撃した芝居小屋の面々とあだ討ちをした菊之助とのエピソードが次々と語られていく様は、テンポが良いのですぐに引き込まる。 そして、案の定スッキリとした気分で読み終えることができた。 オーディブルのナレーターは6人と多く、芝居を見ている感覚に近い気がした。 - 2026年4月26日
永い言い訳西川美和オーディブル聴き終わった主人公の人気作家津村敬(本名:衣笠幸生)は浮気中に妻がバス事故で亡くなる。死なれるのは迷惑だという思考の自分勝手ぶりと人に向ける悪態につくづく嫌な気持ちになる。 それでも展開が見えて来ないので終わり方が気になり読み進めると、人の弱さと再生に寄り添うような内容で感動がじんわり込み上げて来た。 オーディブルのナレーターがなんと池松壮亮と黒木華さんで、映画を観ているかのような錯覚さえしてしまう。 素晴らしかった。 - 2026年4月26日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウオーディブル聴き終わった推し活はさぞ楽しいだろうと羨ましくなるが、搾取されるのはごめんだ。 陰謀論を実しやかに聞かされることもあるが、ある意味純粋なのねーと感心してしまう。 角田光代さんの「方舟を燃やす」もそうだったが、この作品も社会の狭間で人が操られていく構造がよく見える。 正解がひっくり返されて来た歴史を私たちは先人から学んで来たけど、それを生かせていないことを知りつつもある。 なにわともあれ、この頃はソコソコが心地良い。 - 2026年4月21日
エピクロスの処方箋夏川草介オーディブル聴き終わった早世した妹の息子を引き取るために大学病院を退職し、京都の地域医療の病院へ異動した医師のマチ先生が主人公。 患者やその家族、命との向き合い方がとても真摯で暖かく、内視鏡の名医というまさに理想の医師。 さらに控えめで先輩からは可愛がられ、後輩からは慕われ、甘いものに目がないとうお茶目ぶりまでこぼれ落ちてくる。 これほどまでに完璧なのに全く嫌味もなく、スピノザ的哲学が神々しいノンストレスな作品でした。 爽やかな気持ちで読み終える事ができて、あぁスッキリした。 - 2026年4月12日
カフェーの帰り道嶋津輝オーディブル聴き終わった大正から昭和の時代への移り変わりが、東京上野の寂れたカフェーを舞台として書かれてる。カフェーで働くのは女給さん達。 女性が外で働く事がまだ豊かなことではないとされていたが、夢のため、生きるために動き始めた女性達が頼もしい。 やがて戦争に巻き込まれ、身動きできなくなっていく。そして大切な人を戦地へ送り出さなくてはならない。 市井の人々の物語なので展開は一見穏やかにも思えるが、100年前の自分の日々として置き換えると胸が詰まる。 後から後からじんわりと思い出しては日々の大切さが感じられる。良い作品でした。 - 2026年4月11日
女王さまの休日古内一絵読み終わった待ってたよ〜マランカランの新作。 これは発売してすぐに読んだもので、今回はお店ではなく台湾が舞台。 シャールさんは変わらずとても魅力的でした。 少数派を排除しない「おおまかな合意」という考え方に共感。これからの時代に必要な気がする。 - 2026年3月28日
あなたのゼイ肉、落とします垣谷美雨オーディブル聴き終わったダイエットの個別指導を行う大庭コマリの見た目は、一見ふくよかだけどよく見ると筋肉質。そしてキルティングのバックを持って登場する。 指導を依頼した49歳女性管理職や記憶喪失になった32歳エリート男性そして10歳の男の子まで、すっかりコマリさんによって心のゼイ肉まで落とされ、人生が好転して行く。 垣谷さんの作品は読む前から面白いに決まってる。 タイトルから想像していた軽妙さを遥かに超えて、社会問題や人間の尊厳にまで踏み込んだ物語に、読んで悔なしでした。 - 2026年3月28日
三頭の蝶の道山田詠美オーディブル聴き終わったまだ女流作家と言われていた3人の小説家の葬儀から始まる作家と編集者、文壇界隈を書いた作品。 モデルとなったのは、河野多恵子、大庭みな子、瀬戸内寂聴らしい。 交流のあった若手作家として登場しているのは、作者の山田詠美さんではないかと言われている。 なんとも個性豊かでしたたかで、女流を逆手に取ったり利用したりと圧倒されるほど。 40年前に瀬戸内寂聴さんの講演を実際に聞いたことがあるので折に触れ動向を気にしてはいたが、久しぶりに本を手に取ってみようかなと思っている。 オーディブルのナレーターは高畑淳子さん。 個性的ゆえに声色がすべて高畑さんで、今のは誰だった?となりつつも好きな俳優さんなので楽しく聴けた。 - 2026年3月8日
- 2026年3月6日
⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった生湯葉シホ読み終わったさまざまな理由で「食べられなかったもの」をめぐるエッセイ。 着眼点やタイトル、装丁が今っぽいなあと思いつつ特に留まるものもなく読み終えた。 忘れてしまったのかなぁ、私も幼少期は繊細だったはずなんだけど。 - 2026年3月6日
暁星湊かなえオーディブル聴き終わった大臣を襲撃した殺人犯である永瀬暁の話かと思いきや、後半は作家である白金星香の話しが始まるという二部構成となっていて、あれ?となりつつも読み進めると、あれよあれよいう間に二人が絡み始め、目が離せない展開になった。 親から背負わされた業という共通点が重くのしかかり、貧血になりそうな気分。 お互いを思いやる二人の気持ちがひたすらに切なく、読み終えて茫然とするもひと筋の光が見えたのが救い。 - 2026年3月1日
幸せへのセンサー吉本ばななオーディブル聴き終わった吉本ばななさんの作品を読みかけた事はあるが、読み終えたのは初めて。 ジャンル的には自己啓発本で好き嫌いが別れるかもだけど、経験を元に綴られているので説教くささがなく吉本さんの愛を感じられた。 改めて過去の作品(今度は小説)も手に取ってみたい。 今回オーディブルでのナレーターが女性でなく男性の千葉雄大さんなのも、良き相乗効果。 - 2026年2月28日
ひとまず上出来ジェーン・スー読み終わった次の10年は人生の新たなバランス配分がテーマになると思われます。仕事と娯楽と休息(主に睡眠)の三つに分ければ良かったこれまでと異なり、心身のセルフメンテナンスという新カテゴリーのために時間を割かねばならなくなりました。 …抜粋 「だよね〜」と言いつつ読み終える。 ベストじゃなくても、ひとまず上出来。変化を楽しみつつ、今のジャストフィットを探す日々を楽しんで行こ。 - 2026年2月28日
銀座「四宝堂」文房具店上田健次オーディブル聴き終わった四宝堂の店主、宝田硯の丁寧で的確かつ温かな接客により、困り事を抱えた来客者がそっと背中を押され解決していくという物語。 近頃は文具店は減りつつある印象で、もっぱら文具コーナーを利用している事に改めて気がついた。 万年筆が欲しくなった。 - 2026年2月15日
- 2026年2月11日
ドゥリトル先生のブックカフェ:Audible Studios/幻冬舎,山口令悟,賀十つばさオーディブル聴き終わったドゥリトル先生と呼ばれる店主がいる洋書専門のブックカフェは理想的な場所。 そこを居場所としている不登校の女の子には「長くつ下のピッピ」を薦め、本が処方箋となる。 とあるきっかけで通い始めることになった主人公の田中道也は作家で、妻の秘密に心を痛めている。 主人公と妻の関係はどうなるのか気になっていたが、読者に委ねる形で終わったのが私には消化不良気味。 静かで美味しいコーヒーやスコーンとともに気を使わず過ごせるようなブックカフェが身近にあればいいなぁ。 - 2026年2月8日
さよならごはんを今夜も君と汐見夏衛オーディブル聴き終わった物語は高校受験に失敗した高校生や飼い犬を亡くしてしまい喪失感に苛まれる青年が「お夜食処あさひ」に導かれるように出会い、食事により元気を取り戻していくというもの。 本屋では選ばなかったかもしれないが、オーディブルでのこの作品は河合優美さんの語りだったので気になり聴いた。 1.5倍速で聴いても河合さんの声は河合さんで、会話の部分では特にくすぐったいような表現が絶妙でシビレた。さすがでした。 - 2026年2月8日
鎌倉駅徒歩8分、空室あり越智月子オーディブル聴き終わった鎌倉の洋館に一人で住む主人公の香良(カラ)は亡き父親から引き継いだカフェを営んでいるが、ある日離婚をした親友が転がり込んで来る。 その親友の発案でカフェ兼シェアハウスを始めることとなり、物語は進んでいく。 住民の一人に息子の事業の失敗により家を手放すハメになりこのシェアハウスに入居してきた70代の女性がいるが、シェアハウスに住む多様な人達との暮らしで頑なな心が解きほぐされていく様子に心が和んだ。 現実はもっと厳しいとは思うが、物語は気持ち良く終わってくれるのでそこが良い。
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