儚い羊たちの祝宴

58件の記録
- ぽっぽ@tom_yom2025年7月5日読み終わったなんと言っていいかわからない読後感... 透明な厚い壁越しに物語を読んでいた感じがします。登場人物たちの心情や行動は私にはあまり理解ができず...私はバベルの会には入れないタイプの人間なのかなぁなんて思いました。(かといってあの日記の追記より前に書かれていたような気持ちにはならないと思いますが)一番鮮やかだなと思ったのは北の館の罪人です。
- みー@mi_no_novel2025年6月22日読み終わった@ カフェとても良い読み口だった。上品な語り口で紡がれる言葉が、すっと頭に入ってきた。 五篇の短編が繋がり、最後に全ての真相が明かされる。それぞれ、もう、すごく好き。私はカズオ・イシグロ『わたしを離さないで』から始まり、ホラー、ミステリーを通り、こういった雰囲気の文体が大好き!ゾクッとする最後の一文に心を擽られながら読み進めると、待っていたのはまさに、「儚い羊たちの祝宴」だった。
- Hoshiduru@lilimoe2025年6月8日読み終わった数年前に途中まで読んだままずっと積んでたのを読み直し。全部面白かった〜〜!淡々とした上品な語りに滲み出る純な狂気ほど良いものはないですよね……。 ミステリからの引用が多くて、私は全くわからないものしかなかったのでまっさらな状態で読んだけど、そこら辺知ってたらまた別の面白さがあるんだろうなって感じ。
- なこ@167otogi2025年1月2日かつて読んだ残酷なのに、どこか幻想的で美しい。 麗しいお嬢様たちが甘美な雰囲気で語り口美しくさえずる5つの惨劇。恐ろしくも儚い羊たちの独白に惹き込まれる。 特に「玉野五十鈴の誉れ」は最後の一行の意味が分かった時、思わず息が止まった。
- まお@mao_ssss2023年6月4日読み終わったゆるく繋がる物語たち、閉ざされた箱庭、品の良い少女たち。もう、好みです!!!と叫ばずにはいられなかった……1編1編はさらりと終わるのに、後からじわじわと毒が回ってくる。そんな1冊でした。良作!