ねむみん
@nemumin
- 2026年4月8日
君のクイズ小川哲読み始めたオーディブルになかったので久々に紙の本で。 文字がでかいし紙が分厚めだし、ハードカバーってやっぱ読みやすいな。デザイナーがこだわってつくっているのが伝わるし、本自体がひとつの作品って感じがする。 文庫本のほうが安いし軽いからお手軽みたいなイメージあるけど、普段読まない人ほどハードカバーの方がいいんじゃないか。 コミカライズ1話を試し読みして、ネタバレ踏む前に原作読みたいなと思って手に取ったわけだけど、どうやら映画の公開が迫っているとのことで、なおさらさっさと読んだ方がいいみたいだ。今月中に読もう。 - 2026年3月5日
成瀬は都を駆け抜ける宮島未奈読み始めた最近読書できていなかったので、大好きで気軽に読めるのがわかってる成瀬シリーズ最終巻でリハビリ。やっぱり安定してるな〜。 京大と東大は問題の傾向が違いすぎるから途中で志望変えるのマジ??というところだけ気になったけど(ゼロではないからそれだけ優秀ってことかな)、舞台が身近なエリアに移ったので違う面白さも出てきた。左京区に住んでたのに森見登美彦作品読んでないの勿体無いのかなあ。 - 2026年1月11日
- 2025年12月26日
桐島、部活やめるってよ朝井リョウ読み終わったあーこういう気持ち、あるよねー。高校生のころって馬鹿だったけど、時々人の価値観に触れて悩んだりしたよねー。わかる。そういう本。 もし高校生の頃に読んでたら、自分の状況に重なる部分があってもっと苦しかったかも。 高校のとき担任の先生がこの本面白いって言ってたのを覚えてる。その意味を10年越しに知る。学生を間近で見てる先生にとってはリアリティがすごいだろうな。 『正欲』のあとに読んだからか展開やオチが弱いと思ってしまったけど、それは私が学生を卒業してもう随分経つからだと思う。学生の頃は狭い人間関係が世界の全てだから、社会人の私には弱く感じる描写にも、心をかき乱されるような刺さり方をする人がいるんだろうなー。そういう人の感想を漁りに行きます。 - 2025年12月18日
桐島、部活やめるってよ朝井リョウ読み始めた - 2025年12月17日
正欲朝井リョウ読み終わった何から書けばいいか迷うほどに、色々なことを考えさせられた。 群像劇を書くのが上手いな、というのが率直な感想。みんなに幸せになってほしいと思った。それが難しいということはわかっていたはずなのに、物語に突きつけられて強くショックを受けてしまった。こんな世界に希望を持っていいのか、持たない方がいいのか、よくわからない。 運悪く(と言っていいかはわからないが)逮捕されてしまった佳道が、夏月というパートナーを得たことだけが救いに感じた。大也に関しては希望を掴みかけたその先にこの結末を迎えることが残酷と言う他ない。しかしそのおかげで、この作品は、誰もがマイノリティでいる権利、マジョリティを憎む権利、マジョリティであっても悩み苦しむ権利を肯定していると思った。 理不尽な不理解は誰しもに降りかかる。マジョリティに見える人々も、パートナーの体重をあずけられるのが心地いいとかそうじゃないとか、妊娠したいのにできないとか、大小さまざまな悩みを抱え不安になり、下ネタのていで不安を共有している。それ自体はなんら糾弾されることではない。 一方で、その輪から疎外されていると感じる人々もいる。その中でも、輪に入れてほしい人もいれば、勝手に入れるなという人もいる。画一的に正しいことなんてない。 LGBTsだとかマイノリティだとか、そういう線引きは本当に誰かの救いになっているか?そして、あなたが「普通」だと思っているその性癖や考えは、本当に「普通」なのか? 全篇を通してずっと問いかけられているような気がした。センシティブな話題だからこそ、この作品を読んだ人とは何かひとつ繋がりを感じられる気がする。そんな名作だった。 - 2025年10月20日
- 2025年10月5日
推し、燃ゆ宇佐見りん読み終わった正確な日付が思い出せないけど少し前に読了。感想を書こうとしたタイミングで某芸能人の衝撃的なニュースが舞い込んできて、作品とリンクした状況に筆が止まってしまった。 たまたま芥川賞受賞作を続けて読んだ。傾向を知らなかったけど、こういう感じなんだ。人の内面を淡々と綴る、世相を反映したような作品。派手な展開もなければフィクション的な救いもないが、それが良いなあ。 主人公は推しを人生の軸にしており、そのせいで明らかに視野が狭い。そんなことは本人にもわかっている。でもやめられない。かといって、推しのために人生を粉々にしたり、全てを捧げたりはできない。せめてガチ恋であれば、推しに迷惑をかける形でなんらかできたかもしれないけど。一般的な推し活というものには行き着く先がなく、破滅すらさせてもらえない。それを迷いのない文で淡々と綴っているのが良かった。 自分にはそこまで熱を込められる推しがいないので、終始「こういう人いるよなあ」という目線だった。違う目線で読んだ人の感想が聞きたくなる作品。これも芥川賞の傾向なのかも? - 2025年9月23日
推し、燃ゆ宇佐見りん読み始めた久々の一冊は短めのものを。 思春期特有の自他への嫌悪感を「推し」が塗り替え生き甲斐になっていくが、その「推し」の炎上でみるみる生活に支障をきたしていくさまがリアル。 のめり込むような推し活をしたことはないが、10代の未熟さとの相性は悪そう。冷静な文体で綴られるので、意外と感情に呑まれず読めるのでありがたい。 現代的なテーマだけど、大袈裟すぎる表現も説教臭くもなく、誠実さを感じる。まだ前半しか読めていないのでどういう話に落ち着くのか楽しみ。 - 2025年9月4日
- 2025年6月24日
- 2025年6月20日
- 2025年5月28日
- 2025年5月13日
月の立つ林で青山美智子読み終わった作家読み3冊目。世間は狭いなぁという普遍的な面白さの中に人と人のあたたかなつながりを感じられるお話。いい意味でこの作者のいつも通りの作風だ。この安定感と優しさが嬉しい。 老若男女バラバラの主人公たちのなかで、意外にもグッときたのは頑固親父の3章。自分とは遠い属性の人から共感できる価値観が語られるのに弱いのかも。 でも総合的にはあの家族の関係性がとても好きだなと思った。第三者からしか語られない父・息子・母の人柄から、もどかしい家族の形が浮かび上がるのが良い。 蛇足もなく、多くを語らないものの物足りなさもなく、丁度いい描写だった。 - 2025年4月17日
赤と青とエスキース青山美智子読み終わったこの方の本を読むのは「人魚が逃げた」に続いて2作目。今作では人魚ではなく「赤と青」がキーとなり、章ごとに主人公が変わっていき、最後の章ですべての物語が繋がる。この構成がこの作家さんの得意なスタイルなのかな? もしかして、と思いながら読み進めていたのに自分が気づいてなかった描写もたくさんあって、今作も感想が「やられた!」になった。 構成の上手さを抜きにしても、あたたかなまなざしで描写される彼らの幸せを願わずにはいられない、素敵なお話。 情熱的な恋愛を経ても50代になるまで衝突し続ける2人がなんというか「らしい」感じがして良かった。そのまま20代でゴールインするほうが美しい話かもしれないけど、そううまくはいかない2人を通して、自分のこれからの迷いある人生も肯定してもらえた気がした。 - 2025年4月5日
- 2025年4月4日
人魚が逃げた青山美智子読み終わった3月の終わり、とある日の銀座に行き交う人々が「人魚が逃げた」と悲しむ王子と出会う話。 王子と交わした言葉と「人魚姫」のストーリーをきっかけにパートナーや家族のことを省みる主人公たちを通して、愛情をつたえることの難しさを感じる物語だった。 しかし後悔している王子をよそに、主人公たちは皆前向きになるので、全体的にあたたかみがあった。 切ない物語から学びを得て、今の幸せを噛み締めることってあるよね。王子には申し訳ないけど。勝手に王子にエールを送りたくなる。 どの章もしみじみと良かったけど、特に五章は、そうきたかー!というのが率直な感想で、それまでの四章分の重みが乗った面白さだった。観覧車だと思っていたら実はジェットコースターに乗ってしまっていたようだ。 エピローグ後はもう一周したくなってしまった。憎いぜ。 各章のタイトル「恋は愚か」「街は豊か」「嘘は遥か」「夢は静か」「君は確か」の語感が良い。 - 2025年3月31日
- 2025年3月25日
婚活マエストロ宮島未奈読み終わった王道かつ爽やかな話で勢いのまま読み進めてしまった。成瀬シリーズと同じく、この作者の書く話には人のあたたかみがあるね〜。あと自立した人間が多くて気持ちいい。精神的な依存のない関係が多い気がする。 ストレスなく読める安定的に面白い作品を生み出してくれる人ってありがたい。ドラマ化したらいいのにな。 あと、小説を読むのが久しぶりなので、小説の中に「Xのおすすめ欄を眺めて時間を浪費する」シーンがあったりするのが現代を感じた…。 暗いニュースも多い昨今、世界がこんなふうだったらいいな、と思うようなささやかで素敵な物語だった。猪名川くん、お幸せに! - 2025年3月19日
成瀬は信じた道をいく宮島未奈読み終わったすごくいい意味で、感想という感想もない。分類としては日常ものなのかな。こち亀みたいな安心感がある。 きっと今後も「おっ、成瀬の新刊出てるじゃん」と嬉しくなる、というかなりたいので、今後もこんな感じで続いてほしい。 成瀬の毎年必ずおみくじの大吉を引くって設定わかるなぁ
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