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ねむみん
@nemumin
  • 2026年8月23日
    俺ではない炎上
  • 2026年8月19日
    六人の嘘つきな大学生
    数日空いてしまったけれど読み始めるとやっぱり手が止まらなくなり勢いのままに読了!中盤には想像もしていなかった爽やかな真実と結末にびっくり。 どんでん返しが何度もあって、幾重もの伏線が非常にスマートに張り巡らされていて、騙されるのが気持ちよかった。 そして波多野くんを聖人として描き切らないところがよかった。腹黒大魔王っていいあだ名だね。そんな一面も含めて愛されていたことが窺える。 以下は野暮で冗長な感想。 嶌は九賀のことが好きだったんだなあ。ずっと投票していた。九賀に写真を見せてボロを出させた時、もとよりそのつもりで追求していたはずなのにひどく動揺して無言になっていた。 森久保以外が嶌さんを疑っていなかったのが引っかかった。矢代は波多野が嶌に好意を持っていたことに気づいていたが、よく周りを見ている袴田だって気づいていただろう。というか一番機微に疎そうな森久保が気づいていたんだから誰が見てもそうだったはずだ。そうなると、矢代と袴田が嶌犯人説に辿り着かなかったのは、「嶌さんがあんなふうな写真を撮って回るのは難しいはず」という思考があったんじゃなかろうか。矢代は8年前に優先席を促すくだりがあったし、袴田は8年後に公園でベンチに座るよう促している。きっと芝生に座るのは骨盤に負担が大きいだろう。 九賀はきっと本心から波多野くんのことを評価していたんだろうな。そうじゃないと、「一番票を集めるであろう人が失墜する」というシナリオの犯人に仕立て上げない。 もしくは逆に、嶌に仄めかした通り波多野にも悪どい過去があり、最も軽蔑したために陥れた可能性もあるけど。 (正直その線は薄いと思う。嶌のことも「ろくでもない人間」と評す九賀の判定基準は明らかに並より厳しく、波多野に関してはデキャンタ事件で好きな女に無理やり酒を飲ませるクズとでも決めつけたのだろう。飲酒の証拠写真は九賀本人が収集している。波多野の悪事を告発する者は現れなかったと見える) 波多野の腹黒な一面は最後の封筒で垣間見えた。でも結局は、あの封筒を出さずに終わっている。当然これまでの好青年な彼が嘘になったわけではない。きっと他の5人と同じく、良いところも悪いところもある人だ。 嶌の、「私を犯人だと勘違いしたままなのか」というしこりが消えただけでなく、再選考の切り札として嶌の封筒を差し出さんと策略する「裏側」まで見えて、ようやく波多野という人間を理解できて自然な笑みが溢れる。何度もひっくり返された物語がこんなにシンプルで爽やかな結末になったことが本当に素晴らしい。記憶が薄れた頃にまた読みたいと思う。
  • 2026年8月15日
    六人の嘘つきな大学生
    面白くて一章(?)を駆け抜けるように読んでしまった!相当斜に構えて読んでたつもりだったけど、それでも予想を裏切られるのって気持ちいい。 二章もさっそくどんでん返しがあって面白い。終わるのがもったいなくて一度閉じたけど、このまま読み切ってしまおうか。
  • 2026年8月13日
    六人の嘘つきな大学生
  • 2026年8月13日
    アヒルと鴨のコインロッカー
  • 2026年8月10日
    無機的な恋人たち
    聖なるズーが大変面白かったのでこちらも。前作ほどの衝撃は受けなかったが、またしても自分の中の無意識の偏見に気づく本。 「人間性愛規範」という言葉をこの本で初めて知ったのだが、無生物愛のなかに二次元キャラクターが含まれることには正直驚いた。フィクションのキャラクターに恋愛感情を持つ人なんてインターネット上にはたくさんいるし、恋愛感情はないが性的欲求は湧くという人ならもっとありふれているだろう。自分も対人性愛中心主義者から見ると異端なのかも、と思いながら読むことで、前作よりは今作のメインである「ドールの夫」が自分に近い存在に感じられた。 ただ、やはり、無機物は利己的な愛情や性欲をぶつける対象だ、という先入観が完全に消えることはなかった。ドールと関係を築く様々な人が登場したが、全てを素敵な関係だと思えたわけではない。たとえ無機物との恋愛が一方通行だとしても、たとえ無機物には自己の投影を行うため広義の自己愛にあたるとしても、相手を尊重して思い遣る態度のある人が好きだ。そういう意味で、特に好きだなと感じたのはデイブキャットとジョゼフだった。 完全に余談、デイブキャットとシドレのtwitterが見たいと思い検索すると、すでにXに見切りをつけblueskyに移住していた。彼らが変わらず今を生きていることがよく現れていてちょっと笑ってしまった。お幸せに!
  • 2026年6月25日
    遠い日の陽 横谷加奈子短編集
    純文学的な漫画作品。作風が完全に出来上がっている。登場人物は皆落ち着いた空気を纏っているが、それは成熟しているからではなく自己完結しているから。自己完結した世界の中で、ごく個人的でささやかな希望を抱いて生きている。 この作風で読者を置いてけぼりにしない作品は貴重。とても好き。
  • 2026年6月24日
    死体は語りだす
    死体は語りだす
    ウィットに富んだ語り口のためか、テーマに反して終始明るい本だった。著者の法医学に対するスタンスがそのまま表れている。淡々と事例が紹介され、事件の悲しさや人間の愚かさ、人生の儚さに必要以上に落ち込むことはない。死は今日も変わらず日常のなかにある。 事例の面白さ(興味深いという意味です)もさることながら、著者の仕事に対する割り切り方の気持ち良さが最も魅力的に感じた本だった。
  • 2026年5月16日
    聖なるズー
    聖なるズー
    きっかけはmisskeyで誰かがおすすめしていたから。動物性愛についてのノンフィクション、という特異なテーマに惹かれて読み始めた。 ノンフィクションというジャンルには馴染みがなかったが、良質なnoteを読んでいるかのようで、実は一番身近なジャンルなのかもと思い至る。 私は犬を飼っていたことがあるが、動物性愛の気はない。そんな私にはたして共感できるのか?なんて考えながら読み始めたが、一番心に残ったのは意外にも動物性愛そのものよりも「パートナーを尊重して愛すること」についてだった。 ズー(動物性愛者)の多くは、パートナーである動物の性欲の高まりをキャッチし、加害性を伴わない形でそれに応える。これはなかなかに難しいことだと思う。 自分の中の「性行為」の定義を言語化すると、「両者のタイミングが一致した時に、一定の暴力性を了承した上で、合意の上で性欲を発散する行為」だろうか? ここでいう暴力性とは勿論文字通りの暴力ではなく、征服やら優位やらといった一般的なプレイに含まれるであろう上下関係である。性の趣味は人それぞれだが、プレイの一環として上下関係を取り入れることは珍しくないはずだ。 一方で、この本に出てくる善良なズーの性行為は、あくまでパートナーが主体である。それは深い愛情を伴う観察が前提となっており、ズー側の性欲は前提の外にある。この、パートナーを愛しているからこそ深く観察し、相手の感情を読み取り、それに自然体で寄り添うこと。それは人間同士でもなかなかできることではない。 現に自分は、彼らのようにパートナーを愛せているだろうか?と考えてしまった。パートナーという立場に甘んじて、相手を支配しようとしたり、逆に相手に合わせすぎたりしていないだろうか、と。これがヒト同士の恋愛についてのノンフィクションなら、きっと「よそはよそ、うちはうち」と流し、共感も学びも得られなかっただろう。 言語を持たない動物をパートナーにしているからこそ、対人間以上に深い観察眼を持っているズー。動物性愛という尖ったテーマだからこそ、プリミティブな「パートナーへの愛情」という視点に目を向けさせてくれる。縁遠いズーの世界を覗き見すると同時に、自分の愛情表現を振り返ることができた良作だった。今後人生でパートナーとのことで悩む時には立ち返り読み返す本になると思う。
  • 2026年4月17日
    君のクイズ
    思ったより短かったのでサクッと読了。 ラストより前までは面白くて大好きだった!ラスト、本庄絆がどういう人間かわかるシーンでズコーッ。私の中にもいつのまにか理想の本庄絆像が出来上がっていたらしい。もっと特別なひとであってほしかったなあ、という残念さを抱えたまま読了してしまったため、手放しに面白かった!とは言えないが、主人公が物語を通して自分のクイズ、ひいては人生を省みる話だった部分は良かったので、面白かったと思う。クイズノックとか観てたらもっと響いてたのかも。 それにしても装丁がいい!正解不正解を連想させるはっきりとした赤と青色で構成されたシンプルな幾何学模様、きっとマルバツを表しているのだろう、その中に!や?、丸や三角も混ざっていて、読了後に表紙がクイズそのものであったと気づく。見ようによってはパネルを取っていく形式のクイズに見えるタイトル配置。シンプルなのに多くのことを表すデザインが好きなのでこれはドンピシャ。 大島依提亜さん、どうやらミッドサマーのポスターの方らしい。なるほどなー、デザインが上手いなー。久々に感銘を受けた。
  • 2026年4月8日
    君のクイズ
    オーディブルになかったので久々に紙の本で。 文字がでかいし紙が分厚めだし、ハードカバーってやっぱ読みやすいな。デザイナーがこだわってつくっているのが伝わるし、本自体がひとつの作品って感じがする。 文庫本のほうが安いし軽いからお手軽みたいなイメージあるけど、普段読まない人ほどハードカバーの方がいいんじゃないか。 コミカライズ1話を試し読みして、ネタバレ踏む前に原作読みたいなと思って手に取ったわけだけど、どうやら映画の公開が迫っているとのことで、なおさらさっさと読んだ方がいいみたいだ。今月中に読もう。
  • 2026年3月5日
    成瀬は都を駆け抜ける
    最近読書できていなかったので、大好きで気軽に読めるのがわかってる成瀬シリーズ最終巻でリハビリ。やっぱり安定してるな〜。 京大と東大は問題の傾向が違いすぎるから途中で志望変えるのマジ??というところだけ気になったけど(ゼロではないからそれだけ優秀ってことかな)、舞台が身近なエリアに移ったので違う面白さも出てきた。左京区に住んでたのに森見登美彦作品読んでないの勿体無いのかなあ。
  • 2026年1月11日
    同志少女よ、敵を撃て
    近代世界史にあかるくないのでかなりふわっと読んでいる。まだ一章までしか読んでいないけど、作品のテーマから受ける印象よりずっと読みやすく面白い。
  • 2025年12月26日
    桐島、部活やめるってよ
    あーこういう気持ち、あるよねー。高校生のころって馬鹿だったけど、時々人の価値観に触れて悩んだりしたよねー。わかる。そういう本。 もし高校生の頃に読んでたら、自分の状況に重なる部分があってもっと苦しかったかも。 高校のとき担任の先生がこの本面白いって言ってたのを覚えてる。その意味を10年越しに知る。学生を間近で見てる先生にとってはリアリティがすごいだろうな。 『正欲』のあとに読んだからか展開やオチが弱いと思ってしまったけど、それは私が学生を卒業してもう随分経つからだと思う。学生の頃は狭い人間関係が世界の全てだから、社会人の私には弱く感じる描写にも、心をかき乱されるような刺さり方をする人がいるんだろうなー。そういう人の感想を漁りに行きます。
  • 2025年12月18日
    桐島、部活やめるってよ
  • 2025年12月17日
    正欲
    正欲
    何から書けばいいか迷うほどに、色々なことを考えさせられた。 群像劇を書くのが上手いな、というのが率直な感想。みんなに幸せになってほしいと思った。それが難しいということはわかっていたはずなのに、物語に突きつけられて強くショックを受けてしまった。こんな世界に希望を持っていいのか、持たない方がいいのか、よくわからない。 運悪く(と言っていいかはわからないが)逮捕されてしまった佳道が、夏月というパートナーを得たことだけが救いに感じた。大也に関しては希望を掴みかけたその先にこの結末を迎えることが残酷と言う他ない。しかしそのおかげで、この作品は、誰もがマイノリティでいる権利、マジョリティを憎む権利、マジョリティであっても悩み苦しむ権利を肯定していると思った。 理不尽な不理解は誰しもに降りかかる。マジョリティに見える人々も、パートナーの体重をあずけられるのが心地いいとかそうじゃないとか、妊娠したいのにできないとか、大小さまざまな悩みを抱え不安になり、下ネタのていで不安を共有している。それ自体はなんら糾弾されることではない。 一方で、その輪から疎外されていると感じる人々もいる。その中でも、輪に入れてほしい人もいれば、勝手に入れるなという人もいる。画一的に正しいことなんてない。 LGBTsだとかマイノリティだとか、そういう線引きは本当に誰かの救いになっているか?そして、あなたが「普通」だと思っているその性癖や考えは、本当に「普通」なのか? 全篇を通してずっと問いかけられているような気がした。センシティブな話題だからこそ、この作品を読んだ人とは何かひとつ繋がりを感じられる気がする。そんな名作だった。
  • 2025年10月20日
    正欲
    正欲
    前に冒頭で断念したので改めて……のつもりだったけど、どう考えても初見。前読んだのは「何者」だったかも。 こちらのほうが引き込まれる冒頭。読み進めるのが楽しみ。
  • 2025年10月5日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    正確な日付が思い出せないけど少し前に読了。感想を書こうとしたタイミングで某芸能人の衝撃的なニュースが舞い込んできて、作品とリンクした状況に筆が止まってしまった。 たまたま芥川賞受賞作を続けて読んだ。傾向を知らなかったけど、こういう感じなんだ。人の内面を淡々と綴る、世相を反映したような作品。派手な展開もなければフィクション的な救いもないが、それが良いなあ。 主人公は推しを人生の軸にしており、そのせいで明らかに視野が狭い。そんなことは本人にもわかっている。でもやめられない。かといって、推しのために人生を粉々にしたり、全てを捧げたりはできない。せめてガチ恋であれば、推しに迷惑をかける形でなんらかできたかもしれないけど。一般的な推し活というものには行き着く先がなく、破滅すらさせてもらえない。それを迷いのない文で淡々と綴っているのが良かった。 自分にはそこまで熱を込められる推しがいないので、終始「こういう人いるよなあ」という目線だった。違う目線で読んだ人の感想が聞きたくなる作品。これも芥川賞の傾向なのかも?
  • 2025年9月23日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    久々の一冊は短めのものを。 思春期特有の自他への嫌悪感を「推し」が塗り替え生き甲斐になっていくが、その「推し」の炎上でみるみる生活に支障をきたしていくさまがリアル。 のめり込むような推し活をしたことはないが、10代の未熟さとの相性は悪そう。冷静な文体で綴られるので、意外と感情に呑まれず読めるのでありがたい。 現代的なテーマだけど、大袈裟すぎる表現も説教臭くもなく、誠実さを感じる。まだ前半しか読めていないのでどういう話に落ち着くのか楽しみ。
  • 2025年9月4日
読み込み中...