Aki
@spica-spring-evening
- 2025年10月11日本が読めない33歳が国語の教科書を読むかまど,みくのしん読み終わった前回に続いて本当に素敵な本だった。教科書に載っている作品が多いおかげで、自分が読んだことのある、当時薄らと頭をよぎった輪郭もないような状態の感情を今になってみくのしんさんに言葉に直してもらったような感覚。洞窟に潜ると言う感覚、とてもよくわかったし、私も知っているはずなのにそんな風に言葉には直せなくて悔しいなあとも思ったり。
- 2025年10月6日パラソルでパラシュート一穂ミチ読み終わった時々思うのは、自分の思っていることをそのままに伝えるのはなんて難しいんだろうということ。 自分の考えていること、思っていることを純度100%、不純物なし、伝えたいことを伝えたいだけに濾過して、過剰も不足もなく伝えるというのは至難の業なのかもしれない。 自分の中にあるものを取り出して言葉に直そうとするとぴったりくるものはなかなか見つからないし、その時の感情が邪魔をすることすらある。そしていくらこちらが努力しても、受け手も受け取るための姿勢と努力がなければ、多分だめなんだろうな。伝えたい通りに伝わらない。伝えるための言葉が却って誤解を生む。 この本を読んでいて、性別に関係なく、ささやかでもさりげなくてもしょうもないことでも自分の言葉を拾い上げて真摯に向き合ってくれる相手がいることは幸福だろうなと思った。
- 2025年9月14日スモールワールズ一穂ミチ読み終わった
- 2025年9月13日汝、星のごとく凪良ゆう読み終わった物語というのは、自覚させるものなのかもしれないとこの本を読んで思った。 物語の中に出てくる登場人物の言葉、背景、立場、いろんなものが、意図せずタイミングで自分と重なるときがある。自分に覚えのある気持ちが語言化されて、ああ、私はこう思っていたのかだとか、私のあの時の行動は間違っていたのかもしれないとか、今の私の状態をこんな言葉で表せるのかとか、自分の中にあるのに上手く形にならないものが、小説を読んで、柔らかく輪郭が作られていく。それが気付きたくないもののときだってあるけれど、気付くことで見えなかった角度から物事が見えたりもする。これは小説の感想ではないけれど、でもこの本を読んで確かに私は、私のことをひとつ知ったのだ。
- 2025年9月4日ラブカは静かに弓を持つ安壇美緒読み終わった
- 2025年8月26日〈本の姫〉は謳う 4多崎礼読み終わった
- 2025年8月24日四維街一号に暮らす五人三浦裕子,楊双子気になる
- 2025年8月19日
- 2025年8月19日
- 2025年8月15日〈本の姫〉は謳う 3多崎礼読み終わった
- 2025年8月4日光のとこにいてね一穂ミチ読み終わったなにが、たった一人、偶然出会った相手を、ほんのわずかな時間を共にしただけの相手を想う力に変えるのだろう。理由もわからないまま、かけがえのない時間を過ごしたそれだけで、過ごした時間以上に相手に焦がれて想う時間がある。自分の中にある相手への思いを見詰めて抱えているのは苦しい時間かもしれないけど、その分相手と過ごして共有できた時間や感情は代え難い幸福に繋がっている気がした。
- 2025年7月19日本を読んだことがない32歳がはじめて本を読むかまど,みくのしん読み終わったこんな風に本を読めたら、と思わず嫉妬してしまうような一冊。けれど本の読み方に正解はないのだから、私の読み方だって誰かに羨まれるような素敵なものなのかもしれない。
- 2025年7月5日クスノキの女神東野圭吾読み終わった読んでる前作を何年か前に読んで、ぼんやりと主人公のことが好きになれないなと思いつつも読み易くてサラサラと読み切った覚えがあった。 続編を手に取って読み始めてみると、以前ほど主人公に対する嫌悪感がなかった。前作よりも成長した姿を見たからか、他人のために力を尽くす姿に尊敬すらした。 千舟の毅然とした姿にいつも憧れ、自分が将来彼女のようになれるかと言ったら自信もないけれど、彼女に憧れたという事実は大事なことなんじゃないかなと思った。憧れたこと、こうありたいと思ったこと、覚えて歳を重ねていきたい。
- 2025年5月31日物語のある元素図鑑ペズル,栗山恭直読んでる
- 2025年5月18日
- 2025年4月30日
- 2025年4月3日〈本の姫〉は謳う 2多崎礼読み終わった
- 2025年3月22日金木犀とメテオラ安壇美緒読み終わった
- 2025年3月22日D坂の殺人事件(1)江戸川乱歩読み終わった
- 2025年3月7日
読み込み中...