ラブカは静かに弓を持つ

47件の記録
- ぽーすけ@po0o0osk2025年5月7日読み終わった音楽カノン後輩が東京旅行で行った陶芸のお店でどうぶつの森の曲が流れていた、と聞いて思わず今著作権の団体が出てくる本読んでる、ちゃんと著作権料払ってるかな、という話をする。 p.135 遠くの小窓の向こうには、自分以外の誰かがいる。 p.282 透明な壁の向こうと自分との間には、著しい段差がある。世界のありのままの姿を、オートマティックに捻じ曲げてしまう分厚い壁。みずからの不信が作り上げたその巨大な防壁が、目に映るものすべてを脅威に変換してしまう。 この脅威は、幻だ。 手を伸ばすべき現実はいつも、恐れの向こう側にある。 心をひらくとは何なのかを教えてくれる小説だった。
- Whim@whim2025年3月12日読み終わったかつて読んだこちらも本屋大賞で読みたかったやつ!主人公が感情少なめクール男で、それを見込まれてスパイに行くんですけど、どんどん感情が生まれていく様子に心動かされる〜!終盤読むの辛くておえーって言ってた。展開もびっくりですごい
- インテルメッツォとカプリチオ@kaoriiiyama12032025年3月10日私が最初に就職した会社が楽器店だったこともあり、ああ、わかるわかる、と読みました。映画化されないかなあ。JA◯RAC的には、どうかなあ。笑
- おもち@omochi____s2025年3月8日読み終わった著作権を巡り音楽教室へ潜入するサラリーマンチェリストのお話。面白くて一気読みした。展開にドキドキしつつもチェロの演奏の描写に心が静かに落ち着く不思議な感覚だった。人との繋がりや自分との向き合い方って難しいよねと共感する部分もありお気に入りの一冊になった。
- 猫@mao10122025年3月7日かつて読んだエンタメ的要素が強いが、音楽が好きな自分としては非常に楽しめた。 楽器はその人の心を写すものだ。橘の境遇、葛藤や、周りの人間たちのあたたかさに胸を打たれた。 「ラブカ」という深海魚がいるのは知っていたが、それを踏まえて改めてタイトルを読むと更に美しい響きだと感じる。著作権に関してはあまり詳しくは無いため、この本で得た知識も多い。 浅葉の裏表のない真っ直ぐな性格と、大好きなチェロのおかげできっと橘は前に進めたんだろう。これからも橘がチェロを心から楽しんで弾ける未来を願っている。
- なこ@167otogi2024年4月6日かつて読んだ暗闇に囚われた孤独な青年・橘が先生や仲間との交流、そしてチェロに心動かされていく。 だけどそれは、任務完了と共に消え去る儚い夢のひとときという切なさ。潜入官として信頼を裏切る罪悪感と葛藤。 それでもきっと、最後に透明な壁を乗り越えた浅葉先生と橘が磨きあげるチェロの音色を聞いてみたいと思った。