スモールワールズ (講談社文庫)

38件の記録
- ゆゆ@yu_o02026年4月8日読んでる『ネオンテトラ』 光の反射で鮮やかになるネオンテトラは美和が価値を与え管理する対象であり、さらに、美和に輝きもたらす場所が水槽なのだと思った。美和は常に水槽の中のネオンテトラを管理していた。 子宝に恵まれない美和は未来の子供部屋にネオンテトラを飾っており、死んだら新しく買うなどの文面から、まさにそこは"水槽"であったのだと考えた。 子供を渇望しているにも関わらず、美和からは命を尊ぶ精神を感じられない。命を軽んじているというより、美しさで命を選別しているように見え、薄気味悪く感じた。 有紗と笙一に別の水槽(彼らの環境)を用意したのは、2人に光を与えるためのものではなく、メインの水槽(自分の環境)を整えるためであった。 美和にとって、人間関係や結婚、子供ですら水槽の環境調整であったのだと思った。 美和は子供を手に入れた途端、飾っていた(飼っていたとは言い難い)ネオンテトラをトイレに流した。「きれいでちいさい魚は、きれいな水の中にしかいないの」と言っている。ネオンテトラはトイレの中では輝かない。美緒という綺麗なものを手に入れ不要となった魚は、価値のない場所へと排除する様に冷酷さを覚えた。 お手入れされた水槽でなければ綺麗なものは手に入らないと捉えると、美緒が水槽の完成系なのではないか。美和は美緒を愛しているのではなく、美の完成系として維持しているように思った。 美和の行動は終始利己的にも見えるが、戦略的で合理的な選択であると感じた。

- ポ@pndrng_20262026年1月4日読み終わった新年1冊目。 初めて一穂さんの作品を読んだけど、するすると読める文体で読書始めに選べて良かった。 どの話も悲観的な状況の中でも暖かいし希望がある。 兄を殺された被害者家族の妹と加害者の文通の話・先輩と後輩が葬式に行く話が印象的だったかな。


り@ryohei_132025年11月23日読み終わったギリギリ読める本でした。 私は悲しい話、暗い話などは小説にあまり求めていません。娯楽なのだから楽しい気持ちになりたいと、基本的は思っています。ただ、自分の考えや感情を広げる意味でたまに摂取するのは必要かもなとも思うのですが、やっぱり苦しくてあまり手を出せません。 この本はミステリー要素も少しありで、ギリギリ読めました。 ネオンテトラがただただ可哀想でした。

風花@fuuka732025年11月19日読み終わった読了。勝手な思い込みで爽やかなお話の短編集だと思ってたら全然違った。語り口や文体がそれぞれのお話で違うのがなかなか興味深い。「魔王の帰還」はとても良かった。他のお話はもう一度読みたいかと問われたら私はもう手が伸びないと思う。


藤間あわい@awai_moji2025年9月17日読み終わった一筋縄ではいかない物語たちが詰まった本だった。人生を単なる物語として消費させない、ただ「良い話」「可哀想な話」で終わらせない、そんな意志を感じた。不思議で、初めての読後感だった。


もなか。@m0naka02025年5月31日買った読み終わったちいかわ×よむーくコラボフェアの購入本。 ゾッとしたり、悲しくなったり、様々な感情が湧いてきて確かにフェアで『こわい本』に分類されるわけだ…と思った。 個人的には花うたと魔王の帰還が好き。





























