人間の条件

31件の記録
- blue-red@blue-red2025年7月27日読み終わった哲学・思想ちくま学芸文庫完読した、というか大体?読んだという感じだが、一応の区切りとして投稿しておこう。人間の活動を「労働」「仕事」「活動」の3つから捉えたアーレントの主著で、多くの哲学書の古典と同じようにムチャクチャ読みづらい(古典の中ではマシな方か?)。「よくわかる〇〇」みたいな、やさしくやさしく噛み砕かれた書籍に慣らされた現代一般ピープルには大変だったぜ 読みづらいんだが、一文が含意する内容が異様に深いから面白い。アーレントの「労働」「仕事」「活動」の枠組み分けには絶妙な説得力があり、使い易い。人文書における「人間の条件」の引用は未だに多く、現代社会を考えるうえでの応用可能性の高さを感じさせる。 本書はアーレントの思想・洞察があますところなく含まれたものらしく、「労働」「仕事」「活動」の話に限らず、さまざまな「アーレントが考える〇〇」が著されている。國分功一郎が最近の新書で「目的」に関するアーレントの考えを本書から引いていてびっくりした。アーレントが本書中で「多くの著作家たち」が「マルクスの思想と洞察の大きな宝庫から公然隠然と多くのものを借りて」いたと述べているように、本書もアーレントの思想と洞察の大きな宝庫なんだな 普通の読書のように最初から最後まで連続して読もうとしても分厚くて大変なので、興味の湧いた節の単位でつまみ食い的に読んでも良いと思う。というか自分もそういう風に読み進めた。あとは、上記のように色んなことが書いてあるので、自分の問題意識や興味関心と繋がりそうな熱い一文や箇所を探しながら読み進めると、飽きずに読めると思う
- GRASSLAND@grassland_books2025年7月3日買った読み終わった読書メモ宇野常寛さんの「庭の話」の中で出てきた引用書。 より本の内容の理解をしていくために、これは読まなければと思い、本屋で買った。こんな暑い本読めるかなとドキドキしながら手に取ったが、字も小さいし、読み終わるの時間かかりそうだ。 この本について投稿している方達は、大学時代に読んだといったコメントを寄せているが、そういう方達を本当に尊敬します。