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@tnsugui
  • 2026年5月23日
    春にして君を離れ
    春にして君を離れ
  • 2025年12月15日
    白鯨 上
    白鯨 上
    隙あらば「鯨」の解説、語り手・イシュメールの慎重で卑屈な人間性が滲む文章、あまり読みやすくはないが、個人的にはかなり好き。ここまで建物や仕草を細かく描写されるのも心地良い圧を感じられ、余白の多い文章とは違った魅力がある。 途中はいつまでイシュメールとクイークェグの密な関係を読めばいいんだと不安になったが、上巻の終盤でようやく海に出て安心した。エイハブがいかにモービィ・ディックに狂わされ、偏執的な情念を抱き、他人に見せない部分がどれだけおかしくなっているかが丹念に書かれており、早くも彼に感情移入しつつある。 8章最後の「しかり、世界は航海中の船であり、その航海に終わりなく、説教壇はその舳先にほかならない。」の一文が気に入っている。
  • 1900年1月1日
    『日本製 』
    『日本製 』
  • 1900年1月1日
    文豪たちが書いた「猫」の名作短編集
  • 1900年1月1日
    忍びの国
    忍びの国
  • 1900年1月1日
    小太郎の左腕
  • 1900年1月1日
    村上海賊の娘(一)
  • 1900年1月1日
    桃紅一〇五歳 好きなものと生きる
    書を中心に、日本画材やリトグラフで制作していた抽象画家のエッセイ本。読んだのは10年近く前だが、一品物の美しい日用品に囲まれながら暮らす孤高の作家の生活を覗き見て、その探究心と研ぎ澄まされた感性に強く憧れた。 本書にあった、海外のクライアントとのやり取りが印象に残っている。納品した日にクライアントから「あなたは自分の作品に自信があるか」と問われ、篠田は「自分なりに良い作品をつくっているつもりです」と答えた。すると「それならよかった。作家本人が自信がない作品を欲しいとは思えません」と言われた、という内容だ。 何かを世に出す以上、制作者の立ち振る舞いが作品の出来にも直結している。謙遜文化を悪とは思わないし、分不相応な自信をひけらかすのも良くないだろうが、「自分なりに良い作品をつくっている」という感覚は私も常に持っていたい。
  • 1900年1月1日
    容疑者Xの献身
    「読む手が止まらない」という経験は、今のところこの本でしかない。 犯人も動機も分かっている状態で進む捜査の違和感と、いつどんなきっかけで明らかになるのかという緊張感が常にあり、話の進みは遅いのに終始面白かった。不気味な執着気質の男を主軸に話が進むのか、と中盤くらいまでは誰も好きになれなかったが、ラスト30ページで怒涛の回収が為されていく。 石神の異常とも言える花岡親子への純粋な愛にも、それ故に手を汚した石神を捨て置けなかった花岡靖子の人間性にも泣いてしまい、その後しばらく放心した。タイトルを見て溜め息を吐くところまで計算済みなのだと思う。 好きなシーンは、石神から花岡への手紙にある「あなたが幸せになる確率を高めるでしょう」という言葉選び。あとは勉学に興味のない学生達相手に、石神が授業を中断して白紙を渡して自由に書かせるシーン。後者は映画にはない。映画だと花岡娘が歩道橋から石神を見つけて明るく手を振るシーン。これも小説にはない。
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