ピアノを尋ねて
62件の記録
サヤ@sayaemon2026年8月31日読み終わったシューベルト、リヒテル、ラフマニノフと、好きな名前ばかり並んだ帯に惹かれて購入 傷付いた調律師と老実業家の漂泊の日々と、夢破れた過去への追想との合間に、名音楽家達のシルエットが白昼夢のように挟まれる 主人公の調律師は、ピアニストとしての才を活かせなかったことへの悔いとコンプレックスに苛まれている 環境が成功を許さなかったという面は勿論あるけれど、自分の特異な音感の良さについて何度も主張するわりに、自ら打って出る、表現に向かう姿勢がいまいち見えない ただ師事した相手への幻滅や嫉妬(からのピアノを傷つけるまでの攻撃性まで発揮)を語り続けるのが、なんというか、良い意味でも悪い意味でもリアルだった 偉大な音楽家の物語に己を重ねて幾ばくかの慰めを得ても、現実の自分に対する幻滅が彼を憂鬱にする そりゃそうだ、という感想 老実業家との関係がそこに変化をもたらしたかどうかは…再読しないと読み取れなかったかも
Lusna@Estrella2026年6月29日読み終わった借りてきた音楽への夢と情熱を持ちながら、成功しなかった音楽家たちが登場する。 彼らは己にとって唯一無二の音楽を通して孤独から逃れ、あるいは向き合い、受け入れて生きてゆく。 語り手の「わたし」は自分を負け犬と言い、ピアノの腕前だけは天才と思っていて、ちょっと卑屈だなと思った。 老境の林サンの優しさには親しみを感じた。









さとう@satoshio2025年12月30日買った読み終わった冬休み三冊目。 久しぶりに読む海外文学だった。 ラフマニノフの《ヴォカリーズ》に、かつて自分自身も心を乱された記憶があるからか、物語にすぐに引き込まれてしまった。 描かれているのは「老い」と「孤独」という、決して軽くはないテーマ。 けれどその重さが、文章の美しさと強く対照をなしていて、かえって心に残りやすかった。 訳者あとがきで触れられていた、中国語タイトルの「琴」が「情」と響き合う掛詞であるという点も印象深かった。 こういうときに、もう少し知識の引き出しがあれば最初からより深く楽しめたのかもしれないと思い、少しだけ悔しい。






どうどう@toutoutoudo2025年9月23日読み終わったピアノ、尋ねました。魂と肉体についてよく考えているので導入でうお〜となった。肉体が美しくないこと、才能が活かせないことなどなどを老いた今から振り返る作業。持っている人と持ってない人?読み終えたけど全然読解ができてないかも。手に入れた人からの手紙だとしたらすげ〜残酷なことかいてるよな。ピアノが弾かれて価値があるのか。ピアノは存在するだけで価値があるのか、。ピアノを道具として扱うこと?扱わないこと?最後にピアノを弾かないで一人で雪道を歩いていく場面でこれは一人のための小説だ!となり嬉しくなった。また読み返したい。



























































