傷つきやすいものたち
22件の記録
kinoko@kinoko-font2026年5月2日読み終わった悪意がないままそれぞれが傷ついていて、その傷をちゃんと手当できてるのかわからないまま、世の中は進んでいく 時系列が行ったり来たりする中で、外堀から真実がじわじわと明らかになっていくのがおもしろかった 呪われた地だと言われた狼の牙にみんなが集まってルチア達のコーラスを聴く、狼の牙も、その場に囚われたままの人達も少しだけ浄化するようなラストがとても良かった
空@chatbleu11252026年4月30日読み終わった装丁が気になった本。娘は引き篭り、老いた父は土地を継がせようとするのをはぐらかす日々。自分が直接被害にあったわけでなくとも傷は残る。「どうにもできないこと」を抱え込み、忘れていたはずの痛みを思い出す。その行動に意味はなく理由がなくとも癒され解かれることもある。虹のように。祈りのように。





長月雨@september_rain2026年4月5日読み終わったとても読みやすい。 人間関係の機微が実直に描かれていると感じた。 父と娘、母と娘、2者の間で揺れる女性。 各々が精一杯に生きているけれど、お互いに認め合えない部分が少なからずあり、対立と諦めが交錯する。 娘が離れて行くことに安堵を覚え、そのことに罪悪感を覚え、何かぎ変わると待つしかないと諦める。 時間は彼らをどこへ運んでいくのか。 私たちはどこへ行くのか。
たびたび@tabitabi2026年3月24日読み終わった期待に胸を膨らませながら旅立ったはずが、突然引きこもり状態になり帰ってきた娘。どう接して良いか悩みながら、母親自身と親友が突然巻き込まれた過去の事件を思い起こしていく。年頃の娘を持つ母の気持ちが心に刺さったし、それを疎ましく思う娘の気持ちもわかる気がした。 おそらく初めて読むイタリア文学。文が簡潔で伝わりやすいのは小児歯科医をしている作者と、訳者、お二方の技量によるところかな。



























