夜の海をゆく人よ
43件の記録
ちとせ@4wsdig2026年10月7日読み終わった通り魔から妊婦をかばって殺された婚約者。 その婚約者の弟と同居しながら、日々を過ごしているむつみ。 春臣の死後に出てくる二股とか、それどころか子供がいたこととか、春臣が妊婦をかばうために飛び出した本当の理由とか、なんかこう…春臣が英雄視されてしまったがために『隠されなければならなかった』ものがこんなに人を苦しめていたんだと思うと本当に罪深いよ…真央にも二股相手だった諏訪先輩にも、本当に筆舌に尽くし難い苦しみがあったと思う… 最後、真央が一線を越えてしまわなくて本当に良かった。本当に良かったよ〜… それにしても、息子が英雄としてまつりあげられるような死に方をして数年経ってから「あなたたちの息子は二股かけてました!だから預かり知らぬところで孫が生まれてました!」と言われた春臣の両親の心境たるや〜!?
り@rior10382026年9月26日読み終わった@ 自宅読めば読むほど、苦しい物語だった。 婚約者が妊婦を庇って通り魔に刺されて死んでしまう、というのでさえしんどいのに、 本当にこれは善い行いなのか。あの人は善き人だったのか。なんてしんどすぎる。 むつみも、真央も。 エディ・ウッド・ゴーは、その人にとってはいい信条なのかもしれない。善い人だといわれることなのかもしれない。 でも、わたしもむつみと同じように、遺された人のことを考える。わたしのためじゃなくて、どうでもいい人のところに行ってしまうのかと考える。 むつみと真央の言い争う場面の描写が苦しい。 つらい苦しい痛い、全部の気持ちが乗っかってくる。
ぽかり@popopocari2026年9月20日読み終わった佐原さんの書く人物が生々しくて好き 今回も良かった、今までで一番好きな作品かも 登場人物だと、弟の真央が好きだった 善悪の解釈が特に共感できたから、好きというか感覚が近いんだと思う 事実で善悪を判断する。理由があったとしても、善悪に関しては事実を重んじたい そして人を刺すっていうことは悪なのに、曖昧にして意見を濁すのに疑問でしかない。


あお@ao_7121_nn2026年9月20日読み終わった帯に「春臣の死を、自らのもとへ取り戻してゆく」とあって、徐々に実感していく話かと思ってたんだけど、たしかに取り戻してゆく物語だった。英雄になってしまった人を、もう二度と会えない身近な人へ。 ちゃんと悼むことって自分とその人を切り離して考えないとできないんだなあ、と。
ルタ@dokushonojikan2026年9月19日@ 自宅途切れ途切れに読んでいても、瞬時に物語の中に引き込まれる。佐原ひかりさん。初読みだけど、他作品も気になるな。 春臣、むっちゃん、真央、松下さん。 人間に感じる愛おしさがずっとありながら、読んでいける1冊。
土田(つちだ)@chappa_61T2026年9月3日読み終わった佐原ひかりさんの新刊。 通り魔から妊婦をかばって刺殺された元婚約者の死を飲み込めないでいる女性と、同じく彼の死を引きずる彼の弟。取り残された2人の傷や悲しみは、似ているようで違うことが段々とわかってきて……というお話。 善いことをしたい、やさしくなりたい、でもそれって誰にとって? ---------- (以下、本文より引用) 「おれが、見あやまりたくないんだ。善いことと、悪いことを」 「みんな、逃げすぎなんだよ。〝そういう価値観もある〟とか〝正義は人それぞれ〟とか、それっぽい言葉を並べとけば、何が善で何が悪か本気で考えなくてすむ。そうやって、悪がのさばるのを許してる。そういうやつに、おれはなりたくない」 「自己犠牲を選択しないのは、責められるべきことじゃない。それだけは、おぼえておいて。土壇場で〝善い行い〟をまっとうできなくても、あんたは悪くない。あんたは人間で、神さまじゃない。恐怖も躊躇もする、ただのちっぽけな人間でしかないの。私を──誰かを助けられなくても、身をほろぼすほど、悔やまないで」

































