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朝日出版社
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@asahipress
朝日出版社です。新刊情報やおすすめの既刊についてお届けします。
  • 2025年8月15日
    戦争まで
    戦争まで
    戦後80年。 本書は加藤陽子さんのロングセラーで、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』と同じく自信をもっておすすめする一冊です。 当然ながら本は他の出版社からもたくさん出ています。 私は昨日『ソウル・サーチン』(リイド社)という漫画を買いました。 新里堅進という、沖縄戦のことを書き続けている漫画家の作品集と評伝です。 知らないことがまだまだたくさんあります。今から読むのが楽しみです。
  • 2025年8月8日
    本当の戦争の話をしよう
    先日の参院選で当選、早速国会で仕事を成している伊勢崎さん。石破首相とのやり取りが話題となっています。 本書は高校生を前におこなった講義録。 「みなさんは、日本は平和だと思いますか。」という問いかけから始まります。 「平和」とは何をもっていえることなのか、「平和」なのだとしたらそれは何によってもたらされているのか。 刊行から10年目になりますが、年を追うごとに本書のもつ切実さは迫ってくるように感じます。
  • 2025年8月6日
    チェルノブイリ
    チェルノブイリ
    この漫画を読んで、写真家の本橋成一による映画『ナージャの村』『アレクセイの泉』を思い出しました。 本書も映画も言葉が多いわけではありません。ですがそのことの意味は、これらの作品を鑑賞した人には伝わるはずです。 (『ナージャの村』『『アレクセイの泉』はU-NEXTで配信されていますのでぜひご覧ください)
  • 2025年7月30日
    足の裏に影はあるか?ないか?  哲学随想
    6月に刊行された『現実性の極北』が各所で話題となっておりますが、この『足の裏に影はあるか?ないか?』はエッセイ哲学書です。 プロレス論や岩井俊二『Love Letter』についてのエッセイなど様々な文章が収録されていて、どれも軽やかな文体ですが入不二哲学のエッセンスが含まれています。『現実性の極北』に挑む前や、息休めとしていかがでしょうか。
  • 2025年7月23日
    100の指令
    100の指令
    オノ・ヨーコに『グレープフルーツ・ジュース』(講談社文庫)というとても面白い本があります。 「地下水の流れる音を聴きなさい。」とか「想像しなさい。西から東へ一匹の金魚が空を泳いでいるところを。」とか書かれているだけなのですが、なぜか不思議と体が軽くなるような感覚になりました。 ジョン・レノンもこの本から影響を受けて「イマジン」を作ったそうです。 さて、この『100の指令』も、自分の内に秘めたイマジネーションを解き放ち、行動へとうながします。 例えば「一番遠くに見える小さいものの中にある一番大きいものを想像しよう。」とか「空から落ちてくるものを空を見上げながら探してみよう、もしくは想像してみよう。」とか。 今まで考えもしなかったことがこんなにもある。 メディテーションとしても使えるし、詩を読む感じでも読めると思います。
  • 2025年7月15日
    サイコパスを探せ!
    サイコパスを探せ!
    フィクションと思いきや、ジャーナリストによるノンフィクションです。 実存する企業に飛び込み、CEOへ突撃インタビューをする、社員へ聞き取り調査をする。 「サイコパス・チェックシート」、あなたの上司はいくつ当てはまるでしょう? あなた自身は? セプテンバーカウボーイ・吉岡秀典さんによる、世界観を鮮やかに表現した造本にも注目ください。
  • 2025年7月9日
    一人飲みで生きていく
    「一人飲み、やってみたいけど勇気がわかない」・・・わかります。でもそんなあなたに読んでほしい! 特に「一人飲みの極意12か条」は今日から使えて大変参考になりますが、その中から2つご紹介。  「極意その5 最初の酒は素早く注文すべし」 「極意その11 まずは、カウンターの向こうにいる店の人と会話を始めるべし」 一人飲みはいいなあ!楽だし!ハッハッハ🍶
  • 2025年7月3日
    Weの市民革命
    Weの市民革命
    横暴な態度で世界を牛耳ろうとするトランプ大統領の挙動に揺さぶられる日々ですが、この流れはどこからやって来たのでしょうか。 本書はニューヨーク在住の著者による迫真のルポルタージュです。 1つのイシューに一喜一憂するのはSNSにお任せするとして、違う所から考える時間が必要です。 アメリカで中国でウクライナでパレスチナでイランで日本で起こっていることすべてはつながっているのではないでしょうか。  参議院選挙も7/20です。私たちの小さくも大切なこれからの生活を、一緒に考えていきましょう。
  • 2025年6月27日
    日刊イ・スラ 私たちのあいだの話
    日刊イ・スラ 私たちのあいだの話
    毎日文章を書いてメールで配信した連載が反響を呼びベストセラー。今では著書は13冊にまでなりました。昨年は日本でも2冊目の訳書『29歳、今日から私が家長です。』(CEメディアハウス)が出版されました。  エッセイだけでなく、小説やドラマの脚本まで幅広く活動する著者のスペシャルインタビューが公開中です。 「韓国の人気作家イ・スラさん スペシャルインタビュー」 https://webzine.asahipress.com/posts/8720 文章を書いている人やこれから書きたいと思っている人に読んでほしいです。
  • 2025年6月26日
    往復書簡 無目的な思索の応答
    「二人の往復書簡は、最初から最後まで馴れ合わない、ほど良い距離がありながらも、互いの言葉への態度を尊んでいるようでとても心地良い。日々の違和感を鋭く感知しながら、不確かさ、偶然、揺れることを愛おしみ、あちらこちらに記憶が散らばる。奇跡的な、言葉をめぐる思索の軌跡を、私はこれからなんども読み返すだろう。」 宮台由美子さん(代官山 蔦屋書店) 言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。
  • 2025年6月23日
    神様の住所
    神様の住所
    「体と心」「ゲシュタルト崩壊」「黒柳徹子」「まちがい探し」「幸福」など84のテーマが設定され、まず短歌が詠まれ、その短歌を解きほぐすような、または絡ませるよう なエッセイが展開され、最後にまた短歌が詠まれ、そのテーマが結ばれます。ドゥマゴ文学賞の選考で大竹昭子さんは「慣れ親しんできた言葉が別の相貌をまとい、ふだん 使っていない頭の部位がマッサージされる」と評しました。言葉の宇宙が哲学的に輝く。 歌集『ゆめのほとり鳥』(書肆侃侃房)、短歌と物語が響き合う『きえもの』(新潮社)もお薦めです。
  • 2025年6月18日
    終わりなき対話 -やさしさを教えてほしいー
    説明不用のお二人の40年にわたる「対話」と「エッセイ」と「詩」をまとめました。  さらりと会話が繰り広げられる中、「死んで魂は残る?」という箇所など、手が止まることが多々ある一冊です。 「魂」といえば谷川さんと河合隼雄さんによる『魂にメスはいらない』(講談社+α文庫)(元は朝日出版社刊)も忘れてはならない名著です。 対話の名手の響きあいをお楽しみください。
  • 2025年6月16日
    きみの町で
    きみの町で
    どうして生きているんだろう、とか、どうして死んでしまうんだろう、とか、どうして戦争はなくならないんだろう、とか、子どもの頃に思っていたかもしれないけど私はすぐ忘れてしまった。むしろそうした問いは大人になった今こそ切実なものとして迫っているような気がします。歳をとって今ようやく、子どもの頃の自分と話ができているのかもしれません。 1話10ページちょっとの物語、寝る前におすすめです。 (気に入った方は、続編の『答えは風の中』もぜひ)
  • 2025年6月12日
    知らない人に出会う
    知らない人に出会う
    旅先で朝の散歩をしているとき、すれ違う人に自然とあいさつをしたり目礼を交わしたりすることが多い。それなのに、なぜ日常の街中では目も合わせないのだろうか? 「儀礼的無関心」と社会学では言われるようだ。たしかに、相手の素性がわからないのにこちらから接近するのは抵抗を覚える。それでも、著者は「知らない人に話しかけるのはいいことだ」と言い切る。本書を読みながら、いやでもな、実際に行動に移すとなるとな、と何度も思ったが、不思議と心が開けていくのを感じた。他者とのつかの間の交感から、未知の自分にも会えるのではと思ったのだ。想像できるだけで社会の風通しはよくなりうる。
  • 2025年6月11日
    自炊者になるための26週
    私は今まで自炊はしてきたが、「自炊者」ではなかった! 「自炊者」、それは新しい人間のことだ!  •••何言ってるかわからないと思いますが、大丈夫です。トーストを焼き、お米を炊くところからスタート。むずかしく考えずにまずはページをめくっていただきたいです。気づいたらキッチンに立っているはず!(いつも立っているよ!という方は、その立ち方がいつもと変わるはずです) *** 著者の他の本では『食べたくなる本』(みすず書房)もおすすめです。「料理本批評」という新ジャンルを切り拓きました。 あともう一冊、稲田俊輔『ミニマル料理』(柴田書店)は、「ずぼら自炊者」にとって革命的でした。 ***
  • 2025年6月9日
    「透明」になんかされるものか --鷲田清一エッセイ集
    過去に起きたことにはどういった蓄積、連なりがあったのか、 いま起きていることはこの先にどうつながっていくのか? 戦禍のウクライナから来日した詩人のことば、「透明化されている人々」に言及し話題を呼んだ投稿など、 いま私たちが直面する問題について、鷲田さんの言葉でひも解く一冊です。 ぜひめくってみてください。
  • 2025年6月4日
    働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
    言葉がわかる――それには、「言葉を聞き取れる」「単語の意味を知っている」「話し手の意図を推測する」「文と文の論理関係がわかる」など、実にさまざまな要素が結びついています。本書では、イタチ村のイタチたちのあいだで繰り広げられるストーリーを通して、「言葉の意味がわかるとはどういうことか?」を考えます。人工知能のしくみを学びながら、私たち人間の「わかり方」を振り返るための手がかりとなる一冊です。
  • 2025年6月3日
    しぶとい十人の本屋
    本というものは不思議なもので、見知った本だとしても並んでいる本屋が違えば初めて見るような本に思えるし、その本屋の棚の並びによっても全く異なる本のように感じさせられます。 その不思議さは何によってつくられるのでしょうか。もちろん書店員の方たちの努力によるものでもあるし、でもきっとそのお店のお客さんの顔を思い浮かべながら棚はつくられている。そうやってひとつの本屋という「運動体」はつくられている、そんなことをこの本で感じました。 「本屋本」ですが、本だけにはとどまらない、これからの生活についてじわじわ考えを促される一冊です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ちなみに、私が最近一番驚いた本屋が、仙台の「曲線」という本屋です。棚に並ぶ本のどれもが輝いて見えました。仙台にお立ち寄りの際はぜひ!
  • 2025年6月2日
    慣れろ、おちょくれ、踏み外せ --性と身体をめぐるクィアな対話
    「クィア」という単語からイメージするのは、どんな人でしょうか。ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー――安易な単語でカテゴライズできない、じつは複雑な性と身体のこと、「わかったつもり」になっていませんか? クィア・スタディーズの研究者と当事者の二人が、歯に衣着せない対話を通じて、わたしたちの社会に染み付く「普通」や「正しさ」に疑問を投げかけます。
  • 2025年5月30日
    銀河の片隅で科学夜話 -物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    「永遠」の存在、思い出せない「夢」のこと……日常に息づく小さなお話を科学のエッセンスを交えて物理学者がやさしく語りかけてくれる、詩情あふれる科学エッセイ集。一日の終わりにページをめくれば、美しくて、ときどき切ない、星々がきらめく世界へとわたしたちを誘ってくれます。日常からすこし離れて、深遠な科学世界に触れる、そんなひとときを。宝石のように煌めく挿画の数々も、本書の見どころのひとつです。
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