
朝日出版社
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朝日出版社です。新刊情報やおすすめの既刊についてお届けします。
- 2025年7月9日一人飲みで生きていく稲垣えみ子出版社より「一人飲み、やってみたいけど勇気がわかない」・・・わかります。でもそんなあなたに読んでほしい! 特に「一人飲みの極意12か条」は今日から使えて大変参考になりますが、その中から2つご紹介。 「極意その5 最初の酒は素早く注文すべし」 「極意その11 まずは、カウンターの向こうにいる店の人と会話を始めるべし」 一人飲みはいいなあ!楽だし!ハッハッハ🍶
- 2025年7月3日Weの市民革命佐久間裕美子出版社より横暴な態度で世界を牛耳ろうとするトランプ大統領の挙動に揺さぶられる日々ですが、この流れはどこからやって来たのでしょうか。 本書はニューヨーク在住の著者による迫真のルポルタージュです。 1つのイシューに一喜一憂するのはSNSにお任せするとして、違う所から考える時間が必要です。 アメリカで中国でウクライナでパレスチナでイランで日本で起こっていることすべてはつながっているのではないでしょうか。 参議院選挙も7/20です。私たちの小さくも大切なこれからの生活を、一緒に考えていきましょう。
- 2025年6月27日日刊イ・スラ 私たちのあいだの話イ・スラ,原田里美,宮里綾羽出版社より毎日文章を書いてメールで配信した連載が反響を呼びベストセラー。今では著書は13冊にまでなりました。昨年は日本でも2冊目の訳書『29歳、今日から私が家長です。』(CEメディアハウス)が出版されました。 エッセイだけでなく、小説やドラマの脚本まで幅広く活動する著者のスペシャルインタビューが公開中です。 「韓国の人気作家イ・スラさん スペシャルインタビュー」 https://webzine.asahipress.com/posts/8720 文章を書いている人やこれから書きたいと思っている人に読んでほしいです。
- 2025年6月26日往復書簡 無目的な思索の応答又吉直樹,武田砂鉄出版社より「二人の往復書簡は、最初から最後まで馴れ合わない、ほど良い距離がありながらも、互いの言葉への態度を尊んでいるようでとても心地良い。日々の違和感を鋭く感知しながら、不確かさ、偶然、揺れることを愛おしみ、あちらこちらに記憶が散らばる。奇跡的な、言葉をめぐる思索の軌跡を、私はこれからなんども読み返すだろう。」 宮台由美子さん(代官山 蔦屋書店) 言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。
- 2025年6月23日神様の住所九螺ささら出版社より「体と心」「ゲシュタルト崩壊」「黒柳徹子」「まちがい探し」「幸福」など84のテーマが設定され、まず短歌が詠まれ、その短歌を解きほぐすような、または絡ませるよう なエッセイが展開され、最後にまた短歌が詠まれ、そのテーマが結ばれます。ドゥマゴ文学賞の選考で大竹昭子さんは「慣れ親しんできた言葉が別の相貌をまとい、ふだん 使っていない頭の部位がマッサージされる」と評しました。言葉の宇宙が哲学的に輝く。 歌集『ゆめのほとり鳥』(書肆侃侃房)、短歌と物語が響き合う『きえもの』(新潮社)もお薦めです。
- 2025年6月18日終わりなき対話 -やさしさを教えてほしいー中島みゆき,谷川俊太郎出版社より説明不用のお二人の40年にわたる「対話」と「エッセイ」と「詩」をまとめました。 さらりと会話が繰り広げられる中、「死んで魂は残る?」という箇所など、手が止まることが多々ある一冊です。 「魂」といえば谷川さんと河合隼雄さんによる『魂にメスはいらない』(講談社+α文庫)(元は朝日出版社刊)も忘れてはならない名著です。 対話の名手の響きあいをお楽しみください。
- 2025年6月16日きみの町でミロコマチコ,重松清出版社よりどうして生きているんだろう、とか、どうして死んでしまうんだろう、とか、どうして戦争はなくならないんだろう、とか、子どもの頃に思っていたかもしれないけど私はすぐ忘れてしまった。むしろそうした問いは大人になった今こそ切実なものとして迫っているような気がします。歳をとって今ようやく、子どもの頃の自分と話ができているのかもしれません。 1話10ページちょっとの物語、寝る前におすすめです。 (気に入った方は、続編の『答えは風の中』もぜひ)
- 2025年6月12日知らない人に出会うキオ・スターク,向井和美,武田砂鉄出版社より旅先で朝の散歩をしているとき、すれ違う人に自然とあいさつをしたり目礼を交わしたりすることが多い。それなのに、なぜ日常の街中では目も合わせないのだろうか? 「儀礼的無関心」と社会学では言われるようだ。たしかに、相手の素性がわからないのにこちらから接近するのは抵抗を覚える。それでも、著者は「知らない人に話しかけるのはいいことだ」と言い切る。本書を読みながら、いやでもな、実際に行動に移すとなるとな、と何度も思ったが、不思議と心が開けていくのを感じた。他者とのつかの間の交感から、未知の自分にも会えるのではと思ったのだ。想像できるだけで社会の風通しはよくなりうる。
- 2025年6月11日自炊者になるための26週三浦哲哉出版社より私は今まで自炊はしてきたが、「自炊者」ではなかった! 「自炊者」、それは新しい人間のことだ! •••何言ってるかわからないと思いますが、大丈夫です。トーストを焼き、お米を炊くところからスタート。むずかしく考えずにまずはページをめくっていただきたいです。気づいたらキッチンに立っているはず!(いつも立っているよ!という方は、その立ち方がいつもと変わるはずです) *** 著者の他の本では『食べたくなる本』(みすず書房)もおすすめです。「料理本批評」という新ジャンルを切り拓きました。 あともう一冊、稲田俊輔『ミニマル料理』(柴田書店)は、「ずぼら自炊者」にとって革命的でした。 ***
- 2025年6月9日
- 2025年6月4日働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」川添愛,花松あゆみ出版社より言葉がわかる――それには、「言葉を聞き取れる」「単語の意味を知っている」「話し手の意図を推測する」「文と文の論理関係がわかる」など、実にさまざまな要素が結びついています。本書では、イタチ村のイタチたちのあいだで繰り広げられるストーリーを通して、「言葉の意味がわかるとはどういうことか?」を考えます。人工知能のしくみを学びながら、私たち人間の「わかり方」を振り返るための手がかりとなる一冊です。
- 2025年6月3日しぶとい十人の本屋辻山良雄出版社より本というものは不思議なもので、見知った本だとしても並んでいる本屋が違えば初めて見るような本に思えるし、その本屋の棚の並びによっても全く異なる本のように感じさせられます。 その不思議さは何によってつくられるのでしょうか。もちろん書店員の方たちの努力によるものでもあるし、でもきっとそのお店のお客さんの顔を思い浮かべながら棚はつくられている。そうやってひとつの本屋という「運動体」はつくられている、そんなことをこの本で感じました。 「本屋本」ですが、本だけにはとどまらない、これからの生活についてじわじわ考えを促される一冊です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ちなみに、私が最近一番驚いた本屋が、仙台の「曲線」という本屋です。棚に並ぶ本のどれもが輝いて見えました。仙台にお立ち寄りの際はぜひ!
- 2025年6月2日慣れろ、おちょくれ、踏み外せ --性と身体をめぐるクィアな対話森山至貴,能町みね子出版社より「クィア」という単語からイメージするのは、どんな人でしょうか。ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー――安易な単語でカテゴライズできない、じつは複雑な性と身体のこと、「わかったつもり」になっていませんか? クィア・スタディーズの研究者と当事者の二人が、歯に衣着せない対話を通じて、わたしたちの社会に染み付く「普通」や「正しさ」に疑問を投げかけます。
- 2025年5月30日
- 2025年5月29日文体練習レーモン・クノー,朝比奈弘治出版社より学生時代に手にして、書棚に並べたときの喜びをはっきりと覚えています。 ひとつの事象を99の文体で書き分けていく茫洋たる試み、また、それの翻訳という驚異が息をのむような美しい造本に包まれた一冊。 自分へも、大切なひとへの贈りものにも。
- 2025年5月28日まだまだ知らない 夢の本屋ガイド北田博充,綾女欣伸,花田菜々子出版社より電車の一両がまるごと本屋の本屋列車「おくのほそ道号」、書店名が毎日変わる「玉川書店入水店」、店の中心に火力発電所がある「アトム書房」•••こんな本屋があったのか!? 現役書店員22名が書いた、前代未聞の本屋ガイドブックです。本屋巡りのお供にぜひ!
- 2025年5月26日十皿の料理斉須政雄出版社より仕事への向き合い方を考える、鏡となる一冊 「コート・ドール」で料理長を務める著者が、フランスで料理と向き合った12年間の中で会得した十皿。 その皿が生まれたエピソード、そこにはひととの奇跡的な出会いや異邦人であることの過酷な現実が刻まれています。 そしてレシピとして具体的に描かれる食材の活かし方、旨みのひき出し方、その端々にひととの接し方と通じるものがあり驚きます。 一皿から自分が磨かれ、ひとを育てる。料理を供するということはどういうことか、読み返すたびに背筋が伸びる、料理を通した仕事読本です。
- 2025年5月23日断片的なものの社会学岸政彦出版社よりたとえば誰かが死んだ知らせを受けたとき、幸せな人生だったな、とか、波瀾万丈でかわいそうな人生だった、とか考えることがよくありますが、他人の人生なんて勝手に理解できるわけない。物語にして納得するのはラクだし簡単なことですが、もしかしたら世界を狭めているのかもしれません。 この本を読んだ後は、道に落ちている石ころが輝いて見える、いやそれも違います、石が「ただある」、そのことの驚きを感じることができる、そんな一冊だと思います。 著者の他の本では『街の人生』(勁草書房)も忘れることのできない一冊です。こちらもあわせておすすめします。
- 2025年5月21日本の読める場所を求めて阿久津隆出版社よりfuzkue店主・阿久津隆さんの本。 「読むこと」をとことん考えた(ている)人だからこその言葉の軌跡。「読書」だけでなく、「文化」とは?「公共」とは?•••と社会を感じる視野が広がる一冊です。
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