浮遊霊ブラジル

21件の記録
- 山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2025年10月8日読んでるp.48 「もし、わかりやすい容姿と勉強と運動以外で何か、隠れて突出した美点があったら、誰かに探らせて、えらいけど、そんなものはちょっとださいし、社会では通用しないよね、と綾は密かに呟くだろう。その綾の言葉は必ず誰かに聞き取られていて、クラスにはさざなみのようにそれが広がり、彼女は軽く侮蔑される。誰か度を過ぎたことをする都合のいい馬鹿がいたら、大きな声で彼女を非難するかもしれない。そうやってクラスの秩序は保たれるのだ。綾が属してきたどのクラスにも、別の身の処し方を身に付けて、クラスの外に出ようとする弱者がいた。作文が上手だとか、歌がうまいとか、ボランティアをやっているだとか。だが、クラスの制度から外れた者は、所詮ドロップアウトしたという評価しか与えられないし、物事の中心はクラスにある。それ以外は異端だ。」 ここの切り返しエグすぎる。悪人すぎる。
- 山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2025年10月7日読んでる落涙しながら各話読んでいるけど、自分が落涙するタイミングが突然すぎてびっくりしている。なぜなら本を読んでいて泣く時というのは基本的に長編の物語の蓄積がそうさせてくるんだけれど、この本は短編集なのでそれがない。それがないのに文章のリズム、昂りというか誰にでも日常的に起きている些細な決定的な出来事に対面した時に津村さんが一緒に昂って書いている、そのリズム、シンクロ具合、ちゃんと乗って書いてるというインファイターとしての姿勢、それに感動しているんだね俺は、とわかったつもりに今はなっている
- きつねうどん@udontoage2025年7月13日読み終わったうどん屋の話が味わい深い。 ただ単にわたしもうどんが好きだというのもあるけど、よかった、ともいやな感じだった、とも言い切れない思いが胸のところに漂ってものすごく気になる話だった。 他の話もよかったので楽しい時間だった。
- Hoshiduru@lilimoe2025年5月29日借りてきたなんとなく手癖で(?)借りてきてしまったが、最近本を読む体力が切れてきている感じを覚えるので、読まずに手放すかも え〜でも絶対面白いよな〜