

Marua
@imasa_arumin
本とコーヒー
- 2025年5月21日みえないものイリナ・グリゴレ2025年4月購入 @Book 1st 彼女の文章を読むと、日本語を使ってこういう風に表現できるんだ、と感じ入る。でも違う、日本語の使い方じゃない。何語であっても、その人から出てくるものはその人のものの見方を通してだから。前作に引き続き、娘さんの言葉がいい。
- 2025年5月19日地上で僕らはつかの間きらめくオーシャン・ヴオン,木原善彦ベトナム料理店で料理を待っている間に読んだ。店内自分以外はベトナム人だった(客もスタッフも)。オーシャン・ヴオンはベトナム出身の作家だけど、英語で書いている。とは言え、今のところの内容は母や祖母の回想なので、なんとなく周囲がリンクしていた。前日読み始めたのがバッグに入っていて、たまたま知人に教えてもらった店を思い出してそうなった。あっちこっち飛んで、かなり好きなタイプの文章。
- 2025年5月15日随風 (01)あをにまる,ササキアイ,仲俣暁生,作田優,円居挽,北尾修一,友田とん,宮崎智之,岸波龍,オルタナ旧市街,早乙女ぐりこ,柿内正午,森見登美彦,横田祐美子,海猫沢めろん,竹田信弥,草香去来,西一六八,野口理恵,鈴木彩可寄稿者の一人、岸波 龍という名前に見覚えがあったのは、twililightでたまたま見つけた絵本の作者だったからだ。本誌では、自身がファシリテーターをつとめた『富士日記』のオンライン読書会のことを書いている。双子のライオン堂で開催されたそうだ。行こうと思いつつまだ行ったことのない書店、これをきっかけに行ってみようか。
- 2025年5月12日富士日記(上)武田百合子何度も再読週末は予定をほぼキャンセルして家にいた。疲れている時は無理して出かけないのに限る。低空飛行の時でも読めるのは武田百合子の文章だ。今回は外川さん(石垣工事をお願いした石屋の人)の話を。
- 2025年5月9日雨雲の集まるときベッシー・ヘッド,横山仁美雨雲出版の通販で購入 おもしろくてあっという間に読み進めそうだから、ちょっと立ち止まる。まさしく、と思ったある老人の言葉。「この世界には、善人と悪人の両方がいる。どちらも自分の信念に従って生きている」アパルトヘイト時代の南アフリカから隣国ボツワナに亡命した青年が主人公。
- 2025年5月8日土に書いた言葉吉野せい,山下多恵子図書館から借りてきた。 吉野せいは1899年福島の小名浜生まれ。夫が亡くなった後、70歳を過ぎて書き始めた。本書はアンソロジーで、『洟をたらした神』所収のものがいくつも入っている。
- 2025年5月7日戒厳四方田犬彦ほぼ読了。1979年から1980年初頭にかけてソウルに住んでいた人でなくては書けなかっただろう詳細な記録。当時の街の様子や人々の考えなど、小説の体をとっているが、貴重な記録だ。本書を読むと、昨年12月に非常戒厳が宣言された後、あれほど多くの韓国の人たちが直ちに行動し政権に立ち向かったことが理解できるような気がする。
- 2025年5月6日戒厳四方田犬彦2025年3月購入 @ポポタム 昨日ようやく『ソウルの春』を観た。未読の本書を思い出し、本棚からひっぱり出してきた。四方田犬彦の半自伝的小説。大学卒業後、ニューヨークへ行き映画の勉強をするつもりだったのに、1979年2月卒論提出を祝っていた飲み屋で、韓国で日本語教師として赴任する話に乗ってしまう。さて、どうなるのか。
- 2025年5月3日随風 (01)あをにまる,ササキアイ,仲俣暁生,作田優,円居挽,北尾修一,友田とん,宮崎智之,岸波龍,オルタナ旧市街,早乙女ぐりこ,柿内正午,森見登美彦,横田祐美子,海猫沢めろん,竹田信弥,草香去来,西一六八,野口理恵,鈴木彩可購入 @twililight ほぼ知らない執筆者の人たちの随筆集。ササキアイさんの文章は読んだことがある。『アルテリ』のように、いろんな人が書いているのを読んでみたい気分だったので。
- 2025年4月24日影犬は時間の約束を破らないパク・ソルメ,斎藤真理子まだ読んでる頭の中の取り留めもない思考を綴っていて、おもしろい。知り合いの文章を読んでいるような気分になる。「先生たちというものは本当にときどき、若い女性と子どもを作ることがある」という箇所は笑ってしまった。
- 2025年4月23日影犬は時間の約束を破らないパク・ソルメ,斎藤真理子読み始めた2025年2月購入 @三省堂書店 知人の感想を聞き、早速手に取った。まだ「夏の終わりへ」しか読んでいないが、いい!よるべない感じが漂っていて、とても好み。
- 2025年4月23日ケアと編集白石正明読んでる「わたしの編集の先生は(中略)ソーシャルワーカー、向谷地生良さんだ」と書いてあり、「ええ?!」と思ってつかまれ、そのままぐいぐい引き込まれた。おもしろくて一気読みしそうだが、あえてゆっくり読んでいる。
- 2025年4月17日
- 2025年4月16日
- 2025年4月13日傷のあわい宮地尚子2025年4月購入 @BOOK 1st 宮地尚子のデビュー作。ボストン滞在中(1989年〜1992年)現地に住む日本人のインタビューをまとめたもの。調査なので「治療者」(精神科医)という立場から降りて話を聴いている、と著者は言及している。
- 2025年4月4日カメラを止めて書きますヤン・ヨンヒちょっと開いた昨日『スープとイデオロギー』を見たので、この本をひっぱり出してきた。所々胸がつまる思いがするのは、著者の母が明るく気丈な人で、でも長年抱えてきた心労はきつかっただろうなと想像するからだ。息子3人を北朝鮮に帰国させ、生活の詳細を知ってからは何十年にも渡って荷物を送った。息子たちの生活を支えることで結果的に自分を保つところもあったのだろう。何度読んでもいろいろと考えさせられる。
- 2025年4月3日停電の夜にジュンパ・ラヒリ,小川高義読書メモ履く湯たんぽを入れながら、昨年は4月に入ってから湯たんぽ作っていたっけ?とぼーっと考えた。朝読書にはまだ欠かせない。 表題作を読んで思ったのは、久しぶりに再読すると、また違う味わい方ができるということ。主人公とその夫はもはや自分のふた周り以上年下だ。果たしてあのふたりはあの後どうなったのだろう、と空想した。一時期は離れて暮らしたとしても、友人関係は続いているといいなあという仄かな希望。
- 2025年3月31日停電の夜にジュンパ・ラヒリ,小川高義再読中この本について書かれたエッセイを読んで、また読みたくなった。リレーエッセイ「わたしの2選」で、木下眞穂氏(ポルトガル語翻訳者)が『白の闇』と『停電の夜に』を紹介していた。 『白の闇』はコロナ禍で流行っていたけど未読。読んでみたい。
- 2025年3月31日ピンポンパク・ミンギュ,斎藤真理子まだ読んでる悲惨な状況をユーモアに包んで描写しているこの感じ、既視感がありずっと頭の中を探っていた。金城一紀の『GO』の読んだ時の手触りを思い出したのだった。先ほど気づいた、著者のパク・ミンギュと金城一紀は同じ1968年生まれだ。
- 2025年3月30日傷の声齋藤塔子2024年11月購入 @三省堂書店 中断していた。 重い本。著者の母親へのインタビューは、見ようによっては執拗だけど、同じように親にいろいろと聞いてみたい人はいるんじゃないかな、と思いつつ読んでいた。 兄との対話も読んでいてきつかった。同じ時期に同じ家庭に暮らしながら、一方はうまく逃げおせて、もう一方は親の「毒」を全身に取り込んでしまったような感じで、でも家族とは簡単に距離を置けないから辛い状況にずっと身を置くことになる。
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