
才桃きいろ
@kiirosaito
- 2026年10月4日
- 2026年9月30日
可哀想な蠅武田綾乃読み終わった可哀想を煮詰めたような、四つの短編集。どんどんむき出しになっていく自我に、私自身も嫌な気持ちになるってわかっているのに止められない。人間って面倒臭い。「まりこさん」という猫屋敷の話が印象的だった。 - 2026年9月17日
つまらない住宅地のすべての家津村記久子読み終わった逃亡犯をきっかけに生まれる交流。登場人物がとても多く、何度も冒頭の地図に戻り、それぞれの関係性を理解するのに時間がかかった。だけど後半の展開はすごかったな。うちの住宅地は、そんなに交流がないからちょっと羨ましいかも。 - 2026年9月10日
- 2026年9月3日
どこから行っても遠い町川上弘美読み終わったひとつの商店街を舞台にした短編集。人間関係が交差して、読み進めていくごとに面白さが増して、読み終わったあとにまた読み返した。生や死、恋愛などいろんな日常や人生が淡々と語られていくけれど、ずっしりと胸にくるものがある。 - 2026年8月26日
- 2026年8月17日
ファミリーデイズ瀬尾まいこ読み終わった旦那さんと娘さんとの何気ない日常を綴ったエッセイ。娘さんの成長っぷりが私も読んでいて嬉しくなる。旦那さんのマイペースさや涙もろさが良かった。多幸感に溢れている。子どもが小さかった頃にこういうエッセイに出会いたかったなあ。 - 2026年8月6日
オリオンは静かに詠う村崎なぎこ読み終わった本の甲子園栃木県代表!宇都宮を舞台にした小説。若草ろう学校に通う木花咲季は競技かるたに出会う。まだLRTが開業する前だ!百人一首に対するまっすぐな思いと、四人の女性それぞれの葛藤。オリオン座の例えも美しい。参考文献の多さにも驚いた。 - 2026年8月2日
星の子今村夏子読み終わった病弱だった主人公を救うため怪しい宗教にのめり込んでいく両親。歪んでいきつつも普通に日常が進んでいくのがリアル。残酷なのに、ファンタジーみたいに美しくて重くない。ドーナツ、法事の弁当、焼きそば…なにかを食べる場面がいっぱい出てくるのも印象的。 - 2026年7月29日
- 2026年7月26日
尾崎世界観の書かなかったこと日記ヨシタケシンスケ,尾崎世界観読み終わったたまに読む雑誌『ダ・ヴィンチ』の好きな連載が本に。バンドをやっている人の日常と、その日の尾崎さんの感性を読めることがとても嬉しい。毎月末に収録されたヨシタケシンスケさんの「日記読んだ日記」も楽しかった。 - 2026年7月21日
- 2026年7月17日
ぼくは勉強ができない山田詠美読み終わった高校生以来の再読。秀美くんの周囲で起きる出来事から、考えがあちこちと広がっていく哲学書のような小説。初めて読んだときよりも秀美くんが幼く感じた。今読んでも色褪せないけれど、現代の感覚ではアウトでしょという事もいろいろ。 - 2026年7月11日
太陽と毒ぐも (文春文庫)角田光代読み終わった週2回しか風呂に入らない彼女、衝動買いする彼氏、万引きする彼女など、悪癖やこだわりのあるパートナーと向き合っていく11の短編集。自分だったらどうするだろうと考えてみるけど、私も割と癖のある人間なのかもしれない。そばにいてくれる夫に感謝 - 2026年7月9日
ヤクザときどきピアノ 増補版鈴木智彦読み終わった50代の潜入ルポライターがピアノを習い始めるエッセイ。先生もとてもいいキャラ。ときどき物騒だが、とても面白かった。ピアノだけでなく音楽全般へのリスペクトを感じた。私にもピアノが弾けるんじゃないかと思わせてくれた一冊。 - 2026年6月21日
口笛の上手な白雪姫小川洋子読み終わったミステリアスなお伽話のような短編集。とても可愛らしいタイトルだが、優しさも生々しさもたくさん詰まっている。私のお気に入りは、おばさんとレ・ミゼラブルを見に行く「一つの歌を分け合う」、とある作家が好きすぎる「仮名の作家」。 - 2026年6月16日
歩くと心が軽くなるのはなぜか元永拓郎読み終わった受験生の心身不調の訴えから始まる一冊。押し付けがましく散歩を勧めたりはしない。散歩と、世界と私のあいだにある「あわい」について解説をしている。俳句についても触れられている。散歩するように読みたい本。 - 2026年6月14日
その扉をたたく音瀬尾まいこ読み終わった主人公は、音楽だけは本気の無職の29歳、宮路。余興のために訪れた老人ホームで、介護士渡部の神がかったサックスを耳にする。そこからサックスを聴くために老人ホームに通うようになる。主人公とお年寄りとの、ちょっとひねくれた交流が温かい。 - 2026年6月11日
何も起きない夜日記月と文社読み終わった「誰かにとっての日常は、誰かにとっての安らぎになる」平常運転の一日の夜に思うこと。誰かと一緒に夜を過ごしている気分になれる優しい日記アンソロジー。いろんな思いがあって人生がある。蓮根農家さんの農作業と哲学ごっこの話が印象に残っている。 - 2026年6月3日
花檻の園北沢陶読み終わった表紙に惹かれて読み始めた。耽美。けれど痛い。大正時代、廃遊園地ルナパークの跡地で起こる奇妙な出来事。いろんな花がいっぱい生えてくる。もうやめてあげて!なんて思いながらも、この先どうなるのか、「花盛り」とは何かが気になって仕方がなかった。
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