ライオンのおやつ

70件の記録
- S@YunhO3232025年5月24日読み終わったベスト3に入るくらいには好きなお話。確かに死のお話なのでとても重いとは思う。ただ、職業柄、これからのわたしの人生に役立つ大切なお話。 "思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。" "必死になって夜空を探せば、私を見てくれている星がきっとある。" おまじないがまた増えた。
- 宮子@miyako2025年4月30日読み終わった🍋読了。三十三歳にて余命宣告を受ける雫は、残されたわずかな日々を瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」で過ごすことに決める。穏やかな毎日を送るなか、死ぬことと生きることについて考えていく。 ホスピスが舞台なので当然だが、和やかな環境とはいえ登場人物が次々に亡くなっていく。凹む。勿論私は死んだことがないのでどこまでが本当でどこまでがファンタジーかはわからないけれど、死者が次々に出てくるところが私の死生観と合わず個人的にあまり刺さらないお話だった。自身に死が近付いたときに読んだらまた受け止め方も変わるかも? あと母は出てきたのに実の父の霊体が出てこないのが気になってしまった。育ての父に気を遣ったのかな。 「ライオンの家」ではもう一度食べたいおやつを作っているが、私が最期に食べたいおやつは何だろう。チョコレートが好きだからチョコケーキ、くらいしか思い付かない。特にこれといった思い出が無い……。まぁこれもひとつの人生だろう。多分。
- みくら@mikura7272025年4月6日読み終わった30代半ばで余命宣告を受けた主人公・雫が最期の地に選んだのは、瀬戸内海の小さな島に建つ一軒のホスピス。そこに集うさまざまな人々の死と、彼らを見送る島民たちを描く。 死をただ安らぎと受け入れることなんて到底できなくて、宣告を受けたあと死の恐怖と理不尽に怯え、家の中のぬいぐるみたちに八つ当たりする夜のシーンがとても胸に迫る。 そんな雫のような患者を看取り続けてきたホスピスのオーナー・マドンナの、「死は最上のオーガズムかもしれません」という囁きもいいですね。 死の匂いがどんどん強くなっていく雫に最後まで寄り添い続ける犬の六花、淡い想いを通じ合わせたタヒチくん、そして最後に会うことができた妹・梢。死を避けることはできないけれど、終わり方は自分の意思で変えられる。最後まで変わろうと足掻くことはできる。 わかりきっていたのにラストはやっぱり悲しくて、でも優しくて希望に満ちた人間讃歌に思えました。
- おんぷ♩@onp_bookchan2025年3月14日読み終わった自分が死ぬ前に絶対もう一度読みたい! 今の生活のなにげない幸せを大切にしようと思わせてくれた1冊 景色や情景の書き方が本当に美しくて、瀬戸内海に行ってみたいと心から思った😭
- aico@aico_022025年3月6日買った読み終わったかつて読んだまた読みたい心に残る一節めちゃくちゃ好きで、借りた後バイブルにしたくて買った。 暖かな、温かな所で、次は私のリクエストかしらとドキドキしながら、最期の時間を過ごしたい。
- 猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ日常の色々な所に、ささやかな希望は散らばっている。作中に出てくるあたたかなごはんたちに心あたたまり、出会いと別れに少しだけ心がつめたくなる。 その時の感情全て、おいしいごはんと一緒に飲みこんで、少しずつ前に進めますように。 「自分が後悔するとかしないとか、そういう話ではないのよ、きっと。それはもう、お母さんがどうしても避けては通れなかった道というか。そのことから、お母さんは学ばなくてはいけなかったの。それがお母さんの、その時に与えられていた人生の課題だったの」
- n. 𓅯@n-reads2025年1月1日読み終わった@ 自宅読み終わったときに ˹おいしかった 𓂃 ごちそうさまでした!˼ って言いたくなる 心が軽くなって、じわっとあたたかくなる小説だった。 何年かぶりに読んだ小説。