湖まで

94件の記録
- 日記@nikki_tin2025年7月7日読み終わった人と人が惹かれあうとき、そこに生まれる重力が親密さだとすれば、それは発生してしまった受け入れざるおえないもの。それが友情と名がついたり、恋と名がついたりすることもあると思う。その瞬間にその重力が途端に社会と結びついてしまうこともある。そのあわい、またはそのあわいが許されなかった、はなし。だれかを大切だと認識することは、選ぶことはできない。それはその人が自分に対してなにかをしてくれたとかではなく、その人が発光する光に自分がただ照らされてしまったということ。
- 萌@macmac_03152025年6月21日読み終わった@ 胡桃堂喫茶店ことばがふんだんに使われていて、それこそ体の細胞が一気に生まれ変わるような感覚でした。濃くて澄んだ夜風のような一冊。夏至の日暮から夜にかけて、今日、いま、このひと時、一粒一粒をふつふつと浮かび上がらせてくれる素敵な読書体験でした。
- 萌@macmac_03152025年6月14日買った@ 曲線「曲線」さん、また行きたい本屋さん。雨の日に訪れたこともあって、温かくて時間がゆっくり流れる居心地の良さが忘れられません。気になる本をじっくりじっくり手に取って、書き出しの美しさが心に残ったものを購入しました。
- ryo@mybook122222025年6月8日読み終わった人とひとがめぐり逢うささやかな幸せと、目の前にいる人にも憧れのひとにも確かに存在している、その人にしかない物語を深くかみしめるような作品集、そこにいないひとの思いを携えながら、水は流れてゆくのだと
- 結@yi_books2025年6月8日読み終わった独特の言葉のリズムにゆらゆら漂うような感覚で読了。 Readsで読まれた方の感想を何度か目にして気になって買った本だったけれど、こうして自分では手に取らなかったであろう本と出会えるのがSNSの楽しさだなぁと。
- かわら@roof_kawara2025年6月2日読み終わった五感を使って書かれ、こちらもまた五感を使って読む本だった。 「めまぐるしく変化する」とよく表現される都会のほうが実は単純化された記号の集まりで、泰然として揺るがないというイメージである自然の方が毎日その姿を変え、複雑で情報量が多い、という視点がまさに都心で疲労を溜め込んでは常にうっすら別のところに行きたいな〜と思い続けている自分の日々の根底にあるものを説明してくれたみたいでスッと入ってきた。 キーウとキエフのくだりで、別の本で検閲によって消されてしまうかもしれない詩に対して「あなたの言葉よ無事でいて」と書いていたのを思い出した。検閲という暴力によって消されようとしている言葉と、侵略してきた国の言語だからという理由で退けられた言葉は立場が全く違う。作者自身そのやるせなさを感じながらキエフという言葉に思いを馳せている様が伝わってきて、言葉たちに対する態度が本当に一貫してるなあと思った。こういう方だからこんなにきれいな言葉が紡げるんだろうな。 初めてサイン本というものをゲットしたが、紙の凹凸にインクが滲んでいるかんじがとても良い。 最後のお話に販促での疲れについてチラッと書かれていたのですみません…と思いつつ、特別な本になったのでやっぱり嬉しい。
- ふるえ@furu_furu2025年6月1日気になる読みたい本屋で見かけて買うか悩み、お店を2周ぐらいするほど悩んだ結果次に持ち越すことにした。月初から本を買いすぎると散財しすぎるので自制する。読みたい。
- 小雨@amekosame2025年5月30日読み終わった1話ずつ一呼吸つきながら、それでもぐいぐいと読み進んだ。登場人物の人生が少しずつ重なる、連作小説。内容ももちろん面白いけれど、表現が秀逸。特に1話目で主人公が夢の中で湖畔にいるときのやり取りは何度も読み返した。本は光だ。
- onyoro@onyoro2025年5月22日読み終わった透き通った天然水みたいな本だった、美しい〜〜〜! 初夏に読めてよかったな。頬を掠めるだけ、みたいな距離がある感じが、詩のようで、風通しが良くて素敵だった。 知らないところで幾重にも織られている人生たちを、それぞれの視点で見るのがなんとも新鮮で、きっと私の周りにもこれと同じくらい、いやそれ以上の重なり合いがあるんだろうなと思った。はぁ〜〜よかった。
- 橋本亮二@hashi_shi2025年5月21日読み終わった文学フリマ東京40で大崎清夏さんに直接手渡していただいた。サインがとってもかわいい。連作小説集で、登場人物が場所と関係性を変えてつながっていくのは世界の広がりと思えてとても豊かだ。結びの「二〇二四年十一月三日」がまばゆい。全文書き写して、いつか自分のなかからこのような言葉が生まれ、こんな景色を見たいと強く思った。