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本の感想を曞く時にちゃんずたずめようずしすぎるずころがあっお、もう肩肘匵りたくないずいう匷い気持ちがありたす。なのでできるだけ適圓に運甚したす。頑匵りたす。
  • 2025幎9月20日
    障害者差別を問いなおす
    障害者の人たちの眮かれおいる状況をもっず知らなければいけない、ず思っお手に取った。勉匷。 たず2章たで。青い芝の䌚は障害を「克服」するこずを吊定し「働く善」ずいう䟡倀芳を吊定し、ずにかく「瀟䌚」を敵芖し垞識を問い盎す。その粟神性は珟代の色々な瀟䌚運動にも匕き継がれおいるように芋える。ただ、自分が運動に携わる時にここたで匷くいられるか。そしお健垞者である自分がこの䟡倀芳で批刀された時にきちんず受け止められるか。
  • 2025幎9月20日
  • 2025幎9月19日
    侖界99 例
    侖界99 例
    比喩や情景描写が毎回すごすぎる。矎しいのにぞっずしお、しかも䜜品䞖界に完璧に合っおいる蚀葉が次々出おくるのがすごすぎお笑っおしたう。村田沙耶銙っおこんなに蚀葉でしか描けない景色を描く䜜家だったのか  
  • 2025幎9月15日
    侖界99 侊
    侖界99 侊
    感情抜きで瀟䌚に過剰適応しおいく女性が䞻人公。冷静に人間を芳察し分析する䞻人公は䞍気味で狂っおいるように芋えるけど、それはただこの䞍気味で狂った瀟䌚を写し取っおいるだけなんだろう。 「䟿利」ずか「削陀」ずか、人間に察しおは基本的に䜿わない、あるいは䜿うずしたら匷い悪意ずずもに䜿われる蚀葉が、完党に無感情で䜿われおいおすごい。村田沙耶銙の小説の質感だヌず思う。
  • 2025幎9月13日
    平等に぀いおの小さな歎史
    平等に぀いおの小さな歎史
    読了。ずりあえず印象に残ったずころをメモ。 P150 この袋小路から抜け出すのに他の可胜性はない。なぜなら、囜際ルヌルの芋盎しは、北偎䞖界にずっおの課題であるだけでなく、南偎䞖界にずっおも、そしお地球党䜓にずっおも切実な課題なのだから。瀟䌚目暙も環境目暙もない、資本や財ずサヌビスの自由な流通に立脚する珟圚の経枈システムは、富裕局に利する新怍民地䞻矩に倧いに通じるずころがある。 P163 瀟䌚的クオヌタ制あるいは人皮クオヌタ制の採甚を怜蚎する前に、たず取り組むべきはこうした差別ず闘うこずだ。蚀い換えれば、人皮差別やその他の差別行為を特定し、䜕よりも、そういう差別行為をしおいる瀟䌚人雇甚䞻、譊察官、支揎者、デモの参加者、むンタヌネットナヌザヌなどに察しお法的措眮をずるなど、差別行為をやめさせるためのあらゆる手段を講じる必芁がある。 P168 匷調すべきは、欧米諞囜はこれたでむンドで実斜されおきた留保制床に匹敵する瀟䌚的クオヌタ制あるいは人皮クオヌタ制を決しお採甚しおこなかったこず、したがっお、こうした問題に察凊する制床をどんどん぀くりだす必芁があるずいうこずだ。アメリカでは南北戊争埌に元奎隷たちに賠償する玄束がなされたものの、その玄束は決しお果たされなかった。1964幎、公民暩法の成立で人皮差別が撀磚されたずき、ゞョン゜ン政暩は、政府調達に応募する䌁業に倚様性を誓玄するこずを課すなど、数々の政策を打ち出した。ずころが想像ずは裏腹に、連邊政府のどの法埋にも倧孊入孊、公職、議員職あるいはその他の同様のポストでのクオヌタ制を定める正匏な制床に぀いお䞀切芏皋されおいない。 P182 囜際揎助の抂念そのものをめぐるずんでもない停善に぀いおも匷調する必芁がある。たず、政府開発揎助は想像以䞊に少なく、総額で䞖界GDPの0・2%に満たない緊急人道支揎は䞖界GDPのせいぜい0・03。それに匕き換え、富裕囜の炭玠排出によっお貧困囜が被っおいる環境䞊の損害は、それだけで䞖界GDPの数%に䞊る。第二の問題は、これは決しお些现なこずではないのだが、アフリカや南アゞアなどいわゆる「揎助を受けおいる」ほずんどの囜では、倚囜籍䌁業の利益や資本逃避の圢で流出する資金が、実際のずころ、政府開発揎助による流入資金より数倍も倚いこずだ衚向きの囜民経枈蚈算に蚘茉される流出資金に限定する堎合も含めお、実際のフロヌを過小評䟡しおいるず思われる。これは、䞖界の䞭心ず呚蟺の関係ずいう驚くべき重芁な問題点のひず぀である。
  • 2025幎9月13日
    平等に぀いおの小さな歎史
    平等に぀いおの小さな歎史
    6章の再分配に぀いお、アツいこれたでで䞀番面癜く読めおいる。皎の环進性が機胜しおいるず経枈が䞊向き、人々の生掻も平等に近づく。今は环進性はあるけど実際には富裕局や倧䌁業がすっごい節皎できる仕組みになっおいたりしお、「真の环進性は姿を消しおしたった」P120 P128からの、第二次䞖界倧戊埌の戊争債務を垳消しにする䞖界各囜の取り組みも面癜い。日本も1946〜1947幎の特別資産皎の最高皎率90%环進性バカ高い政策を打ち、これによっお戊争債務を枅算、「倧再分配」を果たしおいる。 完党に理解できおいるずは蚀えないけど、ずにかく「やればできるんじゃん」ずいう気持ちにはなる。
  • 2025幎9月13日
    平等に぀いおの小さな歎史
    平等に぀いおの小さな歎史
    5章。盞倉わらず知らないこずばかりで勉匷モヌド。 遞挙の䞍平等ずいうず人皮やゞェンダヌによるものを思い浮かべるけど、経枈栌差によっお投祚できる祚数が党然違うずいう話、知らなかった。 歎史䞊のビックリ䞍平等゚ピ゜ヌドにやたら反応しおしたうのは、おそらく私の読みが浅いから  p94 スりェヌデンで1865幎から1911幎たで適甚されおいた制限遞挙の非垞に特異な点は、有暩者が䞀床に投祚できる祚数が玍皎額や資産、所埗の芏暡で決められおいたこずだ。 具䜓的には、豊かさが最も䜎いグルヌプのメンバヌは1回の遞挙で投祚できるのは1祚だけだが、最も金持ちなグルヌプのメンバヌは、各人が54祚たで投祚できた。 郜垂郚の自治䜓の遞挙では、䞀人の有暩者は、個人であれ䌁業であれ、100祚以䞊投祚するこずはできなかった。ずころが蟲村郚の地方遞挙ではそうした制限は䞀切なく、1871幎の地方遞挙の際にたった䞀人の有暩者が党祚数の50%以䞊を投祚した自治䜓が54もあった。 P99 暩利ずは、暩力を持぀立堎を維持するために甚いるツヌルではなく、支配から解攟されるために甚いるべきツヌルであるこずを芋倱っおはならない。
  • 2025幎9月13日
    YABUNONAKA-ダブノナカヌ
    11章からの五束、長岡、朚戞のずころ圧巻だった。登堎人物に情が湧きかけたずころでそれを朰す最悪゚ピ゜ヌドを入れおくるのすごい。 長岡、朚戞は察になっお描かれおいるように芋える。䞖界ず同化しながら䞖界には生きる意味なんおないず怒りに身を焌かれおいくおばさんず、䞖界に取り残されお自分には生きる意味なんおないず身を投げ出すおじさん。朚戞の章を読んで、おじさんになるの怖いず思った。 ゚ピロヌグ的なリコの話には垌望があった。長岡朚戞が巊右の察照だずしたら、䞊䞋の察照軞ずしお出珟する若者の芖点。リコの最埌のセリフぐっずきたな  䞭幎䞖代はどうしようもないから若者に垌望を蚗す、みたいな構造に萜ずし蟌むずかなり陳腐に聞こえるけど、小説を読むず党然陳腐じゃなく、ちゃんず茝く垌望ずしお感じる。 1章から朚戞、長岡、五束  五束、長岡、朚戞のように語り手が線察称になっお進んでいくが、リコの話はその構造に付け足されたように最埌に短くあるのも良い。コンクリヌトでできた構造を突き砎る新芜みたいな感じで眮かれおいるず思う。
  • 2025幎9月12日
    YABUNONAKA-ダブノナカヌ
    10章たで読んだ。これたでの疲匊の蓄積ずこれからの砎綻の予感が色濃い。 これは8章を読みながら考えたこずだけど、「暎走する正矩」「匷靭なポリコレ」みたいなのっおZ䞖代など若者偎のものずしお描かれるこずが少なからずある気がするんだけど背景にはグレタ・トゥヌンベリのような珟実の存圚もあるし、もっず普遍的な「瀟䌚正矩に燃える若者」みたいな固定芳念があるんだろうそれがここでは倧人の長岡友梚奈のほうに蚗されおいる。そしおその子の安䜏䌜那のほうは、なんか達芳しお芋える郚分がある。それは傷぀きたくない、傷぀けたくないずいう思いがあるからだけど。そしお長岡友梚奈がこういう感じなのも単なる気質ではなく、性加害を軜く流すのが普通だった時代ぞの怒り、抑圧されおいた自分ぞの怒りがあるんだけど。 若者が怒り倧人が諊めるのではなく、倧人が怒っおいお若者が諊めおるずいう逆転が面癜い。そしおそれは実はかなりリアルなんだず思う。だからこそめちゃくちゃ息苊しいんだけど。
  • 2025幎9月10日
    YABUNONAKA-ダブノナカヌ
    真ん䞭くらいたで読んだ。ぐいぐい読んでしたう。 金原ひずみの小説を読むのは『アン゜ヌシャル・ディスタンス』以来な気がするけど、「ノンセク」ずか「性自認が曖昧っぜい」子ずかが普通に出おくるんだなあ。䞭幎ず若者の曞き分け、その感芚の萜差に目が眩みそう。でも実際こういう感じだよな、ず思わせる。䞭幎は若者に狭い解釈を抌し付け、若者は䞭幎を芋䞋しおいる。
  • 2025幎9月10日
    YABUNONAKA-ダブノナカヌ
    鋭い芳察に裏打ちされた悪口ず率盎すぎる本音がテンポよく飛び出すので、救いようがないのに笑っおしたう。が、それはただかなり序盀を読んでいるからで、告発がはじたるこの先はそんなふうには読めなくなっおくるのかも。
  • 2025幎9月8日
    平等に぀いおの小さな歎史
    平等に぀いおの小さな歎史
    4章たで読む。 経枈を語れない巊掟なのでこういう芖点が乏しい 知らないこずが倚く、垞に勉匷ずいう気持ちで読んでいる。珟代も色々あるが、数十幎、数癟幎スパンで芋るず確実に栌差は瞮たっおいるこず。しかしその歩みの遅さを思えば決しお誇れるこずではないこず。 奎隷制の歎史に぀いお党然知らなくお唖然ずする。1780幎代のサンドマングでは人口の90%が奎隷だったそんだけ奎隷が倚いず反乱が起こる可胜性も高くなる、1833幎にむギリス議䌚で奎隷制廃止法が採択され、すべおの「奎隷所有者」に賠償金が支払われた、などなど。賠償金、今の感芚だず奎隷に支払われおほしいので、えヌっずなっおしたう。 P58 珟段階では、西欧をはじめ䞖界で資本䞻矩が発展したのは、囜際分業ず䞖界䞭の倩然資源の過剰な開発、人的資源の過剰な酷䜿によるずころが倧きく、列匷間のパワヌバランスがこの歎史に絶察的に重芁な圹割を果たしたず考えるのが劥圓であるように私には思える。重芁なのは、囜家建蚭には財政・軍事胜力の向䞊だけが関䞎するわけではないずいうこずだ。囜家建蚭には、さたざたな䞖界芳、むデオロギヌ、アむデンティティ、諞制床、曞語、たた、決しお出䌚ったこずがなく将来も決しお出䌚うこずはないが、それでも吊応なしに共通の囜家暩力が定めるルヌルに埓うこずを受け入れおいる䜕癟䞇ずいう人々を結び぀ける「想像の共同䜓」が密接に関わっおいるのだ。 P84 ずくに、地球䞊のどの囜もどの垂民も、䞖界の倚囜籍䌁業や億䞇長者たちから城収した皎金の䞀郚を受け取る暩利が䞎えられるべきだろう。なぜなら第䞀に、どんな人間も保健医療や教育を受けお成長する最䜎限の平等な暩利があるはずだから、そしお第二に、富裕諞囜の繁栄は、貧困囜なくしおはありえなかったのだから。欧米諞囜や日本や䞭囜が豊かになったのは、ずっず以前から、囜際分業、地球䞊の倩然資源や人材の際限のない搟取によるものだ。䞖界のどこかで蓄積されおきた富はすべお䞖界経枈システムが生み出したものなのだから、公正や平等ぞの歩みに぀いお䞖界レベルで問題提起するべきなのだ。
  • 2025幎9月7日
    平等に぀いおの小さな歎史
    平等に぀いおの小さな歎史
    〈あなたの著曞はずおも興味深いです。でも、その研究に぀いお友人や家族ず共有できるように、もう少し短くたずめお曞いおもらえるずありがたいですが、どうでしょう〉 そんな読者の芁望に応えお、ピケティの1000ペヌゞの本×33000ペヌゞを250ペヌゞに凝瞮。本ずはもずもず膚倧な知を凝瞮したものだず思うし、読む前からずおもワクワクしおいる箔抌しの装䞁もタむトルも排萜おいる〜
  • 2025幎9月3日
    なぜ曞くのか
    なぜ曞くのか
    4章、パレスチナを蚪れた蚘録。 コヌツは出䞖䜜「賠償蚎求蚎蚟」でアメリカは過去の奎隷制に察しお黒人コミュニティに賠償すべきずいう䞻匵を展開しおいるが、その論拠ずしおドむツのむスラ゚ルに察する賠償を挙げた。が、これはむスラ゚ルによるパレスチナ占領を螏たえおいないずいう批刀を受けた。この批刀がパレスチナを蚪れる契機ずなっおいる。 ホロコヌストからのナダダ人囜家建蚭、ずいう物語にあらゆるずころで觊れおきたアメリカ人が、パレスチナのこずを知った時にそれを認めるのがいかに難しいかが、コヌツ自身の動揺から䌝わる。それはむスラ゚ルがパレスチナ人に行っおいるこずずアメリカが黒人たちに行っおいるこずの盞䌌、そしおそれを知らなかったこずぞの痛みずずもに曞き進めおいく。 コヌツでさえそうなのだず思うず、アメリカずむスラ゚ルの぀ながりっおなんお匷いんだろうず気が遠くなる。 蚪れたのは2023幎倏。この時点で、パレスチナの痛みに぀いお限りなく蚀葉を尜くしおいるように思える。珟圚のゞェノサむドは本圓に、衚珟できる蚀葉などないような惚劇なのだず改めお思う。 p161 "私が目の圓たりにしたこの取り組み、぀たり考叀孊を揎甚し、叀代の遺跡を砎壊し、パレスチナ人を家から远攟するこずは、アメリカ合衆囜の具䜓的な認可を受けおいた。ずいうこずは、それは私の認可を受けおいたこずを意味する。これは別の囜によっおなされる別の悪行だずいうにずどたらず、私の名のもずに行われた悪行でもあったのだ。" p174 "この蚪問の終わりたでに、私は「ナクバ」を、ゞム・クロりや怍民地䞻矩、アパルトヘむトずいった類䌌のものを超えた特別なものずしお理解するようになっおいた。それはたんに譊察があなたの息子を撃぀こずだけではなくそれもありうる、たんなる人皮差別的な監獄制床でもなくそれもここには存圚する、たんに法の前での䞍平等でもないそれも私の目に入る至る所にあった。ナクバは、そういったやり口のどれもが圹立ったものである——すなわちホヌムの略奪であり、それは身近なものでもあり恒久的なものでもある略奪である。"
  • 2025幎9月2日
    なぜ曞くのか
    なぜ曞くのか
    3章。自身の著䜜『䞖界ず僕のあいだに』がサりス・カロラむナ州のメアリヌずいう教垫の授業蚈画から匷制的に排陀されようずしおいるこずを知り、その教垫に連絡を取る。 アメリカの犁曞運動は逆説的に蚀葉にどれほどの力があるか、どれほど蚀葉が恐れられおいるかを蚌明しおいる。そのこずを、メアリヌずその支持者たちの運動ず著者の䜓隓を「曞くこず」で露呈させる。 p76 二〇二〇幎の倏の重芁性を払いのけようずする衝動は理解できる。「人皮的正矩に぀いおの党囜的な察話」や数倚くのテレビの特集やドキュメンタリヌ、さらには抗議掻動そのものさえも無意味だず切り捚おたくなる気持ちもわかる。私たちのなかの䞀郚の人びずは、政策の倉化に反映されなかったのを芋お、その運動自䜓が無駄だったず思うかもしれない。けれど、政策の倉化は終点であっお始たりではない。重芁な倉化が生たれるのは、私たちの想像力ずアむデアのなかでだ。 p80 執筆を始めた頃の私には、癜人を読者ずしお意識するこずを極力避け、圌らを頭のなかで単玔化し、「翻蚳」しようずいう誘惑に抗うこずが必須だず思えおいた。それは正しかったず思う。けれど、今回これたでで驚きなのは——喜ばしい驚きではあるが——実際には翻蚳は必芁ないし、深く掘り䞋げおゆけば自ずず人間性が明らかになるずいうこずだった。ルヌルにあるように「具䜓を通っお党䜓ぞ達せよ」。
  • 2025幎8月31日
    なぜ曞くのか
    なぜ曞くのか
    読みはじめた。文章の匷靭なしなやかさに惹かれる。翻蚳でしか読めおないけどきっず原文もリズムがいいんじゃないか。力匷く、背筋を正される。 この本の導入的な䜍眮付けでもありそうな1章、自身のルヌツを探るセネガルぞの旅を描いた2章たで読む。黒人の文化や歎史にそこたで詳しくない自分にずっおは耇雑なずころもある。しかし難解な曞き方ではなく、豊かさず悲しみが䌝わっおくる。 "私たちはもっず深い䜕ものかによっお匕き寄せられおいたのだ。 その䜕ものかずは、私たちの倧孊に、぀たりハワヌド倧孊は奎隷制ずいう長い圱ず闘うために蚭立された、ずいうこずに由来するのだろう——その圱はただ消えおいないこずを私たちは理解しおいた。 それだからこそ、私たちはたんなるスキルずしおラむティングを孊ぶわけにはゆかず、孊ぶこずがより倧きな解攟の䟿呜に奉仕するものであるず借じる必芁があった。そのこずは、盎接蚀及されるこずがなくおも、䜕かに぀けお暗黙の棚に了解されおいた。私たちが取り組んだ䜜品はどれも、「人間であるこずの些现なこずども」を扱っおいたが、これは文孊が䞀般的に扱うものだ。けれどあなたたちが、私たち黒人がこれたで生きおきたように、い぀でも人間であるこずを疑問芖されるグルヌプのなかで生きおいるなら、その「些现なこずども」でさえ——いやいや些现なこずだからこそ——政治的な意味を持っおしたう。あなたたちにずっお、曞くこずず政治のあいだには隔たりは存圚しえないからだ。"p2 "私たちは、黒人ずしお、こちら偎でもあちら偎でも、西掋の犠牲者である——西掋のリベラルな食 蚀の倖偎に抌し出されおいるが、西掋の玄束に魅了されるほどには近いずころに留められおいる。私たちは西掋ずいう家の矎しさを知っおいる——その石灰岩の階段、矜目板、倧理石の济宀 ....。けれず私たちが知っおいるのはそれだけじゃない。この家が呪われおいるこず、レンガに血が染み蟌んでおり、屋根裏には幜霊が䜏んでいるこずも私たちは知っおいる。この状態には悲劇ず喜劇の䞡方があるこずも理解しおいる。私たち自身の人生や文化——音楜、ダンス、曞くこず——はすべおこの「文明」の壁の倖偎ずいう䞍条理な空間で圢䜜られおきた。これが私たちの団結した力ずなる。"p46
  • 2025幎8月31日
    傷぀きやすさず傷぀けやすさ ケアず生きるスペヌスをめぐっおある男性研究者が考えたこず
    読了。思考は敎理されたし色々気づきはあったものの、タむトルにある「傷぀けやすさ」に぀いおは物足りなさもあった。もっず螏み蟌んだ話を期埅しおいたけど、「傷぀けおいるかもしれない自芚を持぀」ずいった前提の確認で終わっおいるように感じた。
  • 2025幎8月31日
    傷぀きやすさず傷぀けやすさ ケアず生きるスペヌスをめぐっおある男性研究者が考えたこず
    P126の以䞋がよかった。 "「支揎」ずいう蚀葉に、「しおあげる」ずいうパタヌナリズムが感じられるずしたら、新しい蚀葉を考えたほうがよいのかもしれない。たずえば浊河べおるの家の圓事者研究の文脈では「応揎」ずいう蚀葉を぀かう。圓事者ずずもにサポヌトのあり方を話し合うずきに「支揎ミヌティング」ではなく「応揎ミヌティング」ず呌ぶ。「応揎」であれば、察等な人同士の関係だ。" この本で䞻に挙がっおいる介護斜蚭や子どもの支揎などよりも、もうちょっず関係性が流動的でゆるやかな集たりやスペヌスが自分にずっおは身近。友人や知り合い䞭心のコミュニケヌションの䞭に、困っおいる人がいたり、さたざたなポゞショナリティを考慮する必芁があったり、ずいうような。 そこで誰かが困っおいた時、「支揎」ずいう蚀葉は適切でないように思う。パタヌナリズムでもあるし、颚通しのよい関係性ではなくなっおしたう感じがする。でも、「応揎」にはそれがない。お互いにケアし合うむメヌゞがしやすくなる。応揎、いいな。蚀葉ずしおも䜿っおいきたいし、人のこずをガンガン応揎しおいきたい。 あず、P148-150の居堎所、〈生きるスペヌス〉の定矩も指暙になる。 "1管理ず競争を匷いられる閉鎖的な斜蚭や家からの逃げ堎、 2存圚が肯定される堎、 3仲間がいる堎、そのなかで䞀人でもいられる堎、 4声を出すこずができる堎、願いやSOSを䌝え、SOSが聞き届けられる堎、自由な掻動ができる堎所、" そしお、 "5行きたいから行く堎所、参加を楜しめる堎、垰るこずができる堎所"
  • 2025幎8月29日
    傷぀きやすさず傷぀けやすさ ケアず生きるスペヌスをめぐっおある男性研究者が考えたこず
    重芁なこずが誠実に曞かれおいるのはわかるものの、流行の蚀葉が乱発されおいるようにも感じられp78「資本䞻矩ず家父長制に䟵食されおいるずきに、ケアは傷぀けず傷぀きの堎ずなる。」ずか目が滑り、自分が深く考えられおいない気がする。 フィヌルドワヌクの聞き取りの話はどれも血が通っおいる
  • 2025幎8月27日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    これたでマむノリティに眮き換えながら読んできたが、9䟿冒頭の「最近は◯◯ずの適切な接し方」のようなものが増えおきた、ずいう話の䞭で、粟神障害者やLGBTが挙がっおいた。 "ですが「患者」ずか、「元気な人」ずかいったように、それぞれの人間が持぀特性にラベルが぀けられ、ラベル同士のあるべき連結の仕方が、関係性を具䜓的に䜜る人々の倖偎にいる、ラベルに぀いお深い知識を持っおいるずされる人たちによっお、頻繁に提瀺されるこずに私は少々違和感を芚えおいたす。加えお、「あるべき圢」から倖れた連結が、「元気な人」マゞョリティずいっおもいいでしょうから詊みられた時、深い知識を持っおいる人々が、倚様性を損ねるずか、配慮がないずか、差別ずかいった蚀葉を掲げ、それを詊みた偎を糟匟する姿を芋るず、その違和感はより増したす。 䞭略そのような正矩の鉄槌をためらいもなく振りかざす人たちを芋るず、「倚様な瀟䌚ずか、人々の繋がりっおこんな圢で達成されるんだっけ」ず考え蟌んでしたうのです。"P182 あたりにもSNSでよく芋る景色。そしお䜕床もそれを目にした結果、私たちが内面化しおしたっおいる景色。 でもそれでは人ず人の関係はさたざたな可胜性を持぀「ラむン」を描けず、硬盎した連結噚になっおしたう。連結噚の関係にすれば痛みはないが、それ以倖もない。 「ラむンを描く」っお、単玔化すれば勇気を出しお人を瀟䌚を、自分たちを信頌するずいうこずなんだず思う。 クィアや障害者、圚日倖囜人など被差別的マむノリティは人や瀟䌚に傷぀けられお、信頌ができない状況にたびたび陥る。がん患者ずしおの宮野さんの立堎をこうした被差別的マむノリティず眮き換えながら読んできたが、明確な「悪意」に接觊する量の倚さが、違う点かもしれない。ずにかく悪意に取り囲たれおいるから、「信頌しよう」ずは単玔にはなかなか蚀えない。その信頌を悪甚されたりするからそれもたたラむンを描けなくさせる芁因だろう でも、だからずいっお自分で自分をラベルに固定しお、適切さの内にずどたっおいお良いずは思えない。 どんな蚀葉なら届くだろう「宮野の生き様を芋ろ」ず蚀えばいいのかな。
読み蟌み䞭...