障害者差別を問いなおす

10件の記録
- ゆきまち@wait4snow2025年8月25日読み終わった障害者自身が主体となり、障害者差別に対して毅然と闘う姿勢を見せたはじめての運動団体「日本脳性マヒ者協会 青い芝の会」の歴史や活動を通して、何を差別としたのか、何を、どうやって社会に求めてきたのか、抗ってきたのか、それに対しての社会は……など丁寧にひとつひとつ追っていく。 何度も読み返したい本。 あとがきp252 “割り切れない事情を力任せに割り切って「解決」させるような発想は、弱い立場の人に我慢や沈黙を強いたり、そうした「解決」に馴染めない人たちを排除したりする方向へと進みかねません。” “複雑に入り組んだ問題に立ち向かうためは、もどかしくても、遠回りでも、一人ひとりができることを積み重ねていくしかないようです。その際に重要なのは、「自分には何ができるのか」ということを、「自分」を主語にして考えていくことだと思います。”
- ゆきまち@wait4snow2025年8月4日読み始めた借りてきたもうすぐ7月26日(相模原事件の日)だ、と思い立って予約していた本。ちょっと遅くなってしまった。 19のいのちー障害者殺傷事件ー https://www3.nhk.or.jp/news/special/19inochi/ 序章p18 “この事件を「他人事」と思った瞬間、私たちは「特定の人たちが殺されても気にならない社会を生きている」ということを肯定することになってしまいます。 そんな社会の無関心という壁の向こうで何が起きるかを想像してみてください。自分や自分の大切な人が、壁の向こう側に押しやられない保障など、どこにもありません。 そして、特定の人たちを無関心という壁の向こう側に追いやることは、「差別」以外の何ものでもないのです。” p20 “言論による暴力と物理的な暴力との間には、紙一枚分くらいの距離しかありません。”