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末素旌児
末素旌児
末素旌児
@stentoridae
何冊読んだかよりも何を読んだかよりも大事なことがあることはわかっていつつも、何冊読んだか、何を読んだか、これを明瞭にすることによって大切な不明瞭を強く持ち続けられるような気がしてこのアプリを始めてみました。感想未満で殴り書きしていきます。読書が溶け込んだ雑記(半自伝/半日記)をnoteに書いてます。noteにメアド載せてます。
  • 2026年10月2日
    暇と退屈の倫理学増補新版
    文庫本の方に簡単な感想を書きましたが表紙がこちらの方が好きなので今はこちらを所持してます。浅草のブックフェスで太田出版さんの出展で直接買えてよかったです。何度でも読めそうです。
  • 2026年10月2日
    居るのはつらいよ
    学術書でありながら小説的、小説的でありながら哲学的、哲学的でありながら実際的で、本当に読んで良かったです。この本をきっかけに國分功一郎さんの本を読むことになりました。
  • 2026年9月30日
    なぜ人は締め切りを守れないのか
    前々から気になっていたものの自己啓発本やビジネス本的なタイトルで敬遠していた。こういう本は、読みたいけど買いたくはないというのがあった。友人が最近読んで面白かったというので貸してほしいと頼んだらくれた。目次を見てなるほど最終章が〈デッドライン〉だから千葉雅也氏が帯文を書いてるのかと合点がいった。哲学者や社会学者の発言の引用が多いが前後の著者の文章のお陰でかなりとっつきやすい。とっつきやすい文章にありがちな浅薄さもないので好印象。
  • 2023年10月1日
    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫)
    一読した後、一冊一冊についてあまり細かく書かれていないこと、批評性が無いことに不満を持ち、書店のポップのようだなと内心で悪態をついたが、そういうことではなく、本を渡していくという行為の記録を綴った本なのだと時間が経ってから気付いて、今再読してます。
  • 2022年10月1日
    地球星人
    地球星人
    個人的には『コンビニ人間』よりも世の中に対する投擲のような意思の解像度が高く、直接批判的。爽快さすら覚える。ラストの衝撃的な終わり方をどう受け止めるかで読者の世の中に対する態度がはかれるような小説。
  • 2009年12月1日
    新装版 コインロッカー・ベイビーズ
    長いあいだ最高の長編小説の一つ。何度か読んだが、「違う。おれたちは、コインロッカーベイビーズだ」のところではいつも感涙してしまう。この一作だけでぼくは村上龍さんに全幅の信頼を寄せていると言っても過言ではない。最初に読んだのは2006年頃。きっとまた読むと思う。講談社さん。かっこいい帯つけてくれたらまた買います。
  • 2008年11月1日
    僕たちは歩かない
    なんだかんだ古川日出男さんの小説で一番好きかもしれません。シュールレアリスムだと思います。すごく短いのにずっと頭に残ってます。すごく読みやすいのに迷宮のような小説。
  • 2006年9月1日
    蛇にピアス
    蛇にピアス
    3回読んだ。1度目は16歳の頃、2度目は26歳の頃、3度目は36歳の頃。 村上龍さんの解説の〈現実とのヒリヒリするような距離感〉というのが言い得て妙。この作品を読んだ後に金原作品は15作以上読んでいるが、一人の作家の作風がここまで変化・発展するものかと思う反面、変わらない根幹のようなものもあり、それを確かめるためにたまに読みたくなる。
  • 1900年1月1日
    手の倫理
    手の倫理
    小さい頃から手がべたべたする。小さい頃にその手で同じ保育園の園児と手を繋いだことが恥ずかしかった思い出が、セックスの時に手を繋ぐことがエロいと感じるようになっても拭えないこの感じ。が、この本を読んだら少しは紐解けるんだろうかと思って気になってます。
  • 1900年1月1日
    ちぐはぐな身体(からだ)
    ずっとファッションの入口のドアに手をかけられているのかよくわからない状態が続いているのでこの本を読んでドアノブを握ってみたいです。
  • 1900年1月1日
    藻屑蟹
    藻屑蟹
    1話は純文学的だった。2話以降つまり新人賞受賞後に書き足した部分については自分としてはエンタメ的に読んだ。ドラマチックでもあった。とにかくリーダビリティが高かった。悪の強さに抗えないストーリーの気持ち良さみたいなものに酔うことができる小説だったと感じるが、しかしこれは楽しんでしまっていいものなのだろうかという思いもした。また、書き足さなければ1話で死んだあの人が主人公だったのだろうけれども書き足したことによって死を観察した人が主人公になったという変化もある。
  • 1900年1月1日
    ほんのこども
    ほんのこども
    今のところぼくの中での町屋良平の最高傑作。小説の可能性というものを小説自身で描こうとしたら小説の中で語る者も小説になる。にしないと小説を借りた批評本になってしまうからということだろうか。これを刊行した後町屋さんは「小説の死後──(にも書かれる散文のために)──」を書いているけれども、この言葉を選んだとき、町屋さんの中では未来に死ぬ小説のことではなく既に死んだ小説のことも念頭にあったのではないか。次の長編は『恋の幽霊』で、それは文字通り人でも小説でもなく恋の幽霊についての小説なわけだけれども、本当はその執筆のスマホ(パソコン?)を打つ指の外に小説の幽霊もいたのではないだろうか。 と思わせるほど『ほんのこども』の中の小説は生きていた。 『ほんのこども』には「本の子ども」という意味合いと「(まだ)ほんの子ども」という意味合いがあるため、この小説自体のタイトルのイントネーションはどうなるんだろうと長いあいだ思っていたのだが、YouTubeで町屋さん本人が前者つまり「本の子ども」の発音で話していた。 という話を浅草で町屋さん本人に話そうとしたところその話をぼくがし終わる前に「ね〜そうですよね〜ぼくにもわからないんですよね〜」と言われた。ぼくがものすごく野暮で、本当はわかってはいけないものをわかろうとしたのかもしれなかった。
  • 1900年1月1日
    1R1分34秒(新潮文庫)
    登場人物がかわいい。ぼくの見立てだと、これ以降の作品だと著者の町屋さんが自分が描写、造形する登場人物のかわいさを自覚しすぎている部分があり、そういった意味では初期衝動ではないけれどもこの頃までの登場人物の方がこどもっぽいかわいさを持っているように思う。そんなかわいらしい主人公が女の子に連絡先を渡すシーンが脱皮ボーイなんだろうか。読んでる時気付かなかったが、ボクサーである主人公の住むアパートの前の木が象徴的に描かれてるのって、実は範馬刃牙にインスパイアされてないだろうか……。
  • 1900年1月1日
    暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    本を人にすすめるのってすごく難しくて、誰にでもすすめたい本って滅多に無いと思うんですが、この本に関しては、人生を楽しみたい人全員に読んでもらいたいくらい面白く良い本でした。哲学的にかなり踏み込んだことを書いているのにめちゃくちゃ読みやすいです。固有名詞は沢山出てきますが、著者本人が推奨しているように通読すべき本なので、全部覚えようとせずなるべく一気に読むことをおすすめします。ぼくはこれの文庫本を人にあげてから赤い単行本の方を再購入しました(単行本の方が表紙がかわいくて好きです)。タイトルに反してまったく退屈しない哲学本です。
  • 1900年1月1日
    イン・ザ・メガチャーチ
    最初からすごく面白かったんですがラスト50ページくらいのところで生活が破綻しそうになって売りました。また買おうと思った時に、ラスト50ページのためにもう一度2千円を払おうとすると、最近の〈本屋大賞受賞!〉の帯がついたこの本にまた2千円を払うというのがぼくにはできず、黒い帯のが見つかったらまた買おうかと思うのですがどうなるかわかりません。あと、何作か朝井リョウさんの小説を読んでいたらいつも最後に、ミステリー小説とは違う大どんでん返しが来たので、ラスト50ページあたりで、〈どうせまた大どんでん返しなんでしょ?〉という思いが去来してしまいました。
  • 1900年1月1日
    夜は短し歩けよ乙女
    京都市内の具体的な地名が使われながら突飛なキャラクター、固有名詞がばんばん出てきて、アニメーション的な小説だなと、というよりアニメーションでいいんじゃないかと批判的な見方をしそうになったのだが、これを読んでる途中で光熱が出て、そのタイミングで物語の中の人物も風邪をひいて、その風邪というのが物語全体を動かすことになり、なんだかいきなりスーパーリアルになった。
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