ことばの白地図を歩く
50件の記録
読書日和@miou-books2025年10月19日読み終わったロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。 どうしてロシア語だったのか、どうやって学んでいたのか、そして翻訳に至るまでがテンボ良く書かれていて、ますます奈倉有里さんファンになってしまう。 10代以上に向けた本とあるけれど、幅広い世代に、その時々の気づきを与えてくれると思った。最近全くサボっていた語学学習。占いを味方につけるのは面白そうだな、私もやってみよう!とさっそく取り入れる。やるからには楽しく、と思いつつ、「翻訳する前に最低10回は読む」のくだりに頭が下がります。これだけたくさんのロシア文学を染み込ませるには、何度も読んでいるんだろうなあと、朧げには思っていたけれど、通読のほか音声があれば音声もと、本当に頭が下がります。 「いい翻訳家は、いい詐欺師!」の言葉に、ロシア語通訳者、米原万里さんの『不実な美女か貞淑な醜女か』を思い出しました。久しぶりに読もうかな。

rkm @ All you need is 💙@rkm172025年10月8日買った読み終わった読書メモじゅうぶん読んだAIで翻訳なんてできてしまうと言われる世の中かもしれないけれど、この本を読んだ若い方々が、いつか奈倉有里さんのような素晴らしい書籍翻訳家になることを願ってやみません。 本書に書いてある「魔法」はAIにはできないことだから。
- サハラ@fukumame-san3142025年10月4日気になる最初、「言葉の白地図」でReadsの検索に打ち込んだらヒットせず、出版社のホームページを確認したら、「ことばの白地図」だった。読んでいるようで読んでないと言うことを思い知る。備忘として
r@teihakutou2025年9月13日読み終わった読書会10代以上のすべての人のため、と銘打たれている「あいだで考える」シリーズ、他の本も読んでみたくなった。 10代の頃のわたしには難しかっただろうけど、翻訳家に憧れてフランス語にのめり込んでいた中高時代に読んでみたかった。あの頃は言語への興味でいっぱいで、文学にはあまり近づけていなかったけど、広く本を読むことなしに魔法のような翻訳はできないな、とあらためて思った。 「異文化」についての文章を読んで、かつてゼミの先生が紹介していた、12世紀の神学者ユーグ・ド・サン・ヴィクトールの言葉を思い出した。 「自分の祖国を麗しいと思う人は、まだまだ未熟な青二才である。やがてどのような国でも自分の国だと思えるようになった人は、すでに強靱な魂をもっている。しかし完璧な人間はただひとり、自分にとって世界全体が異邦と感じられるようになった人である。」





もりもと@mori_112025年7月28日読み終わった母語ではない言葉を学ぶことや翻訳することについて、著者の実体験に基づく考え方や学び方を楽しく読みました。 著者の奈倉有里さんの別の著作が面白かったので手に取ってみたのですが、とりわけ2章の「文化」という言葉について考えるくだりがとても良く、この本を読めてよかったと強く感じました。



r@teihakutou2025年7月1日気になる語学好きの人たちの読書会に運よく誘ってもらい、のこのこ行ってみたら、参加者のみなさんに刺激を受けて、語学に対するやる気が再燃。とともに、わたしって外国語が好きな人間なんだった、と懐かしい自分に出会い直すような不思議な気持ちになった。 次回は参加できなさそうだけど、この本を扱うみたいなので読んでみたい。




Taka@pypy_052025年3月17日読み終わったこれティーン向けらしいけど、むしろ大人になってから語学学習したい、でもなかなか勇気が出ない・続かない人に読んでもらいたい。少なくともわたしは勇気もらいました。
hiroko@hiro__ys2025年3月16日読み終わった言葉を学ぶこと、作品を翻訳すること、気づかなかった考え方ばかりで読んでよかったと思った。言葉を学ぶことは何度でも子ども時代を経験できることって捉え方とても素敵!今年こそ英語頑張りたいと思ってるので今出会うべくして出会えた本だった気がする。4月からラジオ英会話きくぞ〜!


ミキ@miki___632025年3月10日読み終わった借りてきた読書会でオススメしてもらった奈倉さん。昨日図書館で見つけたので借りてきた。サクッと読み切れるボリュームながら、すごく面白い。合間のコラムや、巻末のブックガイドも素晴らしい。ロシア文学を読みたくなるし、奈倉さんの他の著書も読みたいし、言語を学ぶ気持ちも刺激してもらえて嬉しい。 ー 新しい言語を習うことは新しい子供時代を知ることだ(p33) ー 異文化の「異」というものは、人間の意識が作り出す恣意的な線引きでしかない(p59) 「あいだで考える」シリーズは何冊か読んだけど、読みやすくて、かつ刺激があって、とても好き。
うみうし@umiushi03052025年3月7日読み終わった借りてきた@ 自宅P.59 異文化の「異」というものは、人間の意識が作りだす恣意的な線引きでしかないことがわかる。そんな「異」などという考えかたは、とっとと忘れてしまおう。それはとりもなおさず、君が理解したい「文化」に疎外意識を持つことなく向きあうためにこそ必要なことなのだ。 無意識のうちについ線引きしてしまうのは意識的にやめるようにしないといけないと思う。 「はじめに」「おわりに」がどんどん分断が広がる世界について考えさせられる。




























