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つきつづ
@tsuzuru
明日から使う予定のない雑学を得ることができたり、重めの関係性を拗らせているミステリ寄りキャラ文芸が好物 積読の山はほどほどに高い方がいい派閥
  • 2026年2月26日
    夜行堂奇譚 弐 上(3)
    さまざまな因縁のあるおじさんたちは執着を拗らせている方がたのしい そんな押しかけ弟子の悪い人っぷりと、姉弟子の妖しいお姉さんっぷりが遺憾無く発揮されてて、手を叩いて喜ぶなどしました そして脇を固めるヒトビトのアクがつよいほど、メインのふたりの人間らしさ的なものが際立ってよい 守りたい、その優しさ シリーズのつくり的に時系列もメインもわりとばらばらしがちなので、ひと段落したところで時系列順に通したい気はするのですが、それはそれとしてネタバレ無しで別視点のお話を引いた時の「あーそこでそうなるのか」とか「やっぱり諸悪の根源はおまえ」という感覚がとても好き
  • 2026年2月25日
    芦屋山手 お道具迎賓館
    メインのつくも神と持ち主の「先生」がなんだかぽやぽやしているせいか、全体的にお金持ちの道楽というか、文化人の言葉遊びというか、歳を重ねた器物特有の余裕というか……そんな感じのおおらかな許容があるのがよい 与太話を延々として盛り上がってる感じがある。ここからここまでない話 あと、世が世なら国宝でもおかしくないけど、まぁ公には焼失扱い(諸説あり)の茶器でごはんを食べたりお茶会したり、たいせつに持ち歩いたりするひとびとと、そんな状況も嫌いじゃないよな茶器たちの関係が見え隠れするさまであったり、器物たちの「わたしいいものなのよ!」的なプライドの高さにほおが緩んじゃいますね……かわいいので さまざまな「※諸説あり」を楽しむパートも、わりと言いたい放題でたいへんおもしろかったです お気に入りのコップにちょっと手間のかかる飲み物を淹れたりとか、とっておきのお皿にきれいなお菓子を盛りたくなる
  • 2026年2月23日
    カウンセリングとは何か 変化するということ
    さまざまな魔法使いたちが創り上げてきた「ふしぎの国」、もといカウンセリングの世界を、分かりやすさ重視でご案内していただくガイドツアー的なつくりをしていた印象 特定の流派に寄りすぎないために言葉を尽くしていただいているのだろうなぁ、という気配はしつつも、なんとなくお歴々の大魔導士の系譜を感じるのが面白いですね まぁ、学ぶというのはそういうことなのかもしれない 観光ガイド兼夏休みのぼうけん感がありつつ、とはいえ魔法使いじゃん?みたいな感じもしつつ 参考事例がとても前向きに終わるのもよかったですね 脚注などで、学びを深めるための導線がそっと引かれている感じがしたので、気になった本についてはそのうち手を伸ばしたいところです
  • 2026年2月11日
    ジャレッド・エドワーズの殺害依頼
    お坊ちゃんの傲慢な純粋さに脳を焼かれた従者くんと、はじめてのオトモダチ()にどっぷり依存しちゃったお坊ちゃんの愛憎の成れの果て、メリバに至れない死体埋めEDでにっこりしました 扱いやすい玩具で綺麗な憎悪の対象で、だけどその純粋な傲慢さと真っ直ぐな好意がとてつもなく愛しかったことに二度と会えなくなってから自覚する従者くんと、すべてを譲り渡していいと思えるくらい大好きなオトモダチは自分のことをちっとも見てくれないのに、あれだけひどい間に遭わされても容易く許しちゃいそうになる自分と、そうはさせてくれない相手とにぐちゃぐちゃになっていく総合的に幸薄なお坊ちゃんが、クソデカ感情に狂わさていくさまの良さ 作中外野のコメント聞きたい感はある
  • 2026年2月11日
    エイレングラフ弁護士の事件簿
    エイレングラフ弁護士の事件簿
    依頼人はみんな無罪(ということになるの)だから、を突き抜けていくブラックさと、そのために行われたであろう行間のさまざまを楽しめるかどうかで適性の有無はありそう 路線統一の短編集なので、ややつまみ食い向けだったのかもしれない お洋服の着こなしと詩の引用にこだわる小柄の紳士がたいへんチャーミングなせいで、終盤のおんなたちがみんな急にメロついちゃうのが、海外小説感つよくて面白かったです 洋画とかでもありがちだけど、なんなんでしょうねアレ
  • 2026年2月1日
    言語化するための小説思考
    書くときに考えていることや仕組みを、全編にわたって覗き見させてくれるので、「なるほどこうやって書くと小説になるのか……!」となんだか分かった気になれるたのしさ 自身の小説法についてはどこかで思いを巡らせたいところです この頃抱いた記憶があるのは、把握すべき人物がたくさんいるにも関わらず冒頭などに一覧がない罪とかかな……
  • 2026年2月1日
    雨月物語
    雨月物語
    企画カバーのおりに、書棚になかった1冊をチョイスしていたもの 序文のつくり方に「とてもすき……!」と盛りあがった気持ちのまま、するすると読めるやわらかさと、言葉えらびのうつくしいさに、やはり情念と執着などが重めの古めかしい怪異ものはこうでなくては、という気持ちになれるのもよい
  • 2026年1月24日
    きみはぼくの、一の輝き
    「なんだあいつ!」と困惑している先輩を、後方読者面をしつつ眺めるさま やはり棲家と金銭面を握るのは囲い込みの基本 続編展開はできそうなつくりだったのと、しごでき後輩くんがたいへんおもしれー男なので、今後動きがあるようなら後輩くん視点を心待ちにしたいです
  • 2026年1月2日
    有能助手は名探偵を操る
    つい助手くんが世話焼いちゃうのわかるな……みたいな名探偵くんと、たぶん表立って動くのは向いてないんだろうなみたいな助手くんの掛け合いがかわいくて良いですね 心理学要素がわりとメジャーどころばかりなのが気になるところ(使い勝手的には仕方のない部分と、同じタネに毎回解説をつけて「人を操るんだ!」的な感じにするのは厳しいものがある気がするのと) 急に能力バトルみのあるフラグを立てられたあたり、続編を出したそうではあるんですが……
  • 2026年1月1日
    夜パフェ王子のパルフェな謎解き
    2026年の1冊目は、同性バディ短編連作系のコージーミステリが読みたかった時期に買っていた本作を 夜パフェパートの、グラスのなかへのこだわりが詰まった描写の数々と、双方のお互いに対する思いが詰まってる感じがとてもよかったですね……
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