テヘランのすてきな女

53件の記録
- えびちり@ebichiri2025年7月8日読み終わった不満の多い世の中だが、日本は(自分は)恵まれているんだなぁと思わざるをえなかった。服装も交流も観るものも制限されている国もある。そんな中でも自分らしさを失わず生きている。強い、美しい女性たち。 イランという国の事情や、国民の考え方が知れた一冊。現地の友達から教えてもらったみたいな、ディープなリアル感。 インタビューしてくれた女性たちは現在も無事だろうか。戦争に巻き込まれていないだろうか。全員がその人らしく生きていけますように。そして、私も私らしく生きていこう。
- 木村久佳@kuCCakimura2025年7月6日読み終わった御年92になる祖母が"sense of beauty"とドデカく書かれたシャツを着ていました。 思春期なりでファッションがコロコロ変わる子どもの着なくなった服を親が着ている……なんてのはよくある話ですが、祖母の娘にあたる63歳の母が持っているシャツではありませんし、私のシャツでもありません。もちろん祖母と同居している叔父のものでもありません。どっから持ってきたんその服。戦前生まれのパンクを感じました。
- はな@hana-hitsuji052025年7月3日読み終わった図書館で借りた読んで良かった。 多分また読むと思う。 ニッコリするだけの場面や人生など1人もいないと感じた。 最初はアフガニスタンもヤバいけど、イランもどっこいどっこいだ、くらいの感覚だった。 国の宗教であるイスラム教に国民が懐疑的になるのは政治と宗教が結びつき過ぎているから。 信仰自体は尊い教えも必ずあるだろうが、世界中の権力おじさんはその名を語り全てを台無しにしている。 彼らの口から出てくる宗教と真の信仰は違うのだよな。 みんな底なしの信仰というだけでもなく、疑うし揺らぐことがあって、思ったよりバチバチに洗脳されているかのように信仰してはいないのだな。 p296 神様、わたしにこれからどんなことが起きても、わたしのために起きたことだと信じます。 p308 イランの女性は楽しそうに話して楽しそうにふるまっていても、みんな痛みを抱えているの。そのことを覚えていてほしい。 あぁ、どうかそれぞれがその人らしくいられますように。この人生を味わって進んでいけますように。
- はな@hana-hitsuji052025年7月2日まだ読んでる図書館で借りたp225 先生は頭がよくて美しくて、長い髪をいつも後ろで三つ編みにしていました。 ここまでの全てのエピソードでもどこかで泣きそうになるのを堪えていたのかもしれない。 『今はもう愛してるわけじゃないけど、どんなに大事な人だったか思い出してるだけ。』を読んで無理だった。 私も彼女より長く生きてるから、そのどちらの気持ちもわかってしまう。 ページをめくる手が止められなくて仕事の休憩時間にも読み進めていたけど、このお話を職場で読まなくて良かった。1人で読んで良かった。 愛するって本当はどんなことなのか。
- はな@hana-hitsuji052025年7月1日読み始めた図書館で借りた争いを起こすのも爆弾落とすのも終結したと勝手に宣言するのも全員権力おじさんなんだよな。 インタビューを受けて色んな話を聞かせてくれた彼女たちは無事なのか気になる。 沈黙や小さな声はなかったかのように透明に扱われることが多い中で、こういう本を残すことにも意義や意味がある。 この本を通して静かに様々に戦う女性たちの存在を自分の心に留める。 本人たちが進んで望んだ文化なら受け止められようも、ヘジャブを着るなと言ったり絶対着ろと言ったり全くなぁ!!
- kirakira30@kirakira302025年6月25日買った読み終わったこんな時だからこそ、テヘランで暮らす人の日常、考えていること、好きなこと、困っていることなどなど具体的な話を知りたくて。私たちと同じ日常を生きる人ということを心に留めていたい。
- 黒糖まんじゅう@hyo-1232025年6月20日気になる読みたい20年以上前にテヘランへのパッケージツアーに行こうとしたけど、申し込みが遅くて定員オーバーで叶わなかった。その後もっと個人旅行が容易になるだろうと思っていたら、円安になり、世界のあちこちで戦争が起こっている。テヘランの人のことをもっと知ろう。
- スガワラ@spindle92025年6月20日かつて読んだテヘランでは整形手術が一般的らしい。 特に豊胸と、鼻を削り頬をふっくらさせて丸顔にする手術。 平たい顔族丸顔部門代表の自分からすれば信じられない話だが、彫りの深い顔立ちがスタンダー ドな彼の国では、鼻が低く丸い顔は人気があるのだそうだ。 全身をゆったりした服で覆っているのに豊胸手術??と思ったが、読み進めると手術の理由は 「自分の体を好きになるため」。女性が不自由な立場に置かれていても、自分の体は自分のもの。「こうなりたい」から「こうする」。手術のために、わざわざ地方から出てくる人もいるのだとか。 日本人の著者が、ベリーショートの通訳さんを介してイランに生きる女性たちに会いに行ったス トーリーがまとめられている本作。 社会の抑圧、宗教的規範、なんのその。不自由の中でも自分の人生を生きる、親しみやすく魅力 的で、芯のある素敵な女たち。「世界で一番かっこいい。」帯の文句は伊達ではない。読み終えた 時は友人が増えたような錯覚を覚え、遠い異国の地の彼女たちと、ハグを交わしたくなった。 この本に出会わなかったら、テヘランに生きる女性達の事を考える事などなかったし、テヘランに 女性だけの相撲チームがあることも知らなかった。イスラム圏でも、女性が1人で生きていける事も知らなかった。世界が、彼女たちを害する決定を、彼女たちの国の外で粛々と進めていく、その様のあまりにグロテスクな事を知らなかった。 いかした美容室のお姉様は、もう一人の通訳のお茶目なおじさんは、アフガニスタンから逃れてきた一家は、サッカーチームで「鷹」と呼ばれた彼女は。無事なのだろうか。本の中の友人達の安否を思うと、ニュースを見るたびに胸が締め付けられる思いがする。 今まで流し見していたたくさんのニュースの向こうにも、たくさんの「彼女たち」がいたのだろう。こんな形で、読書の力を思い知らされたくはなかった。 どうかどうか、世界中の「彼女たち」が無事でありますように。1日も早く、「彼女たち」に自分の人生が戻りますように。
- 朧月@kinmokusei732025年5月5日読み終わったとても心がぽかぽかしてくる本だった。金井さんの優しい筆致のおかげかと思うが、話を聞かせてくれた女性たちがとても魅力的。そして、イランに対して自分が全く知ろうとしてなかったことに愕然とした。思っていた以上に実は自由であり、そうでもない、、、何というかかなり女性も国民も政府からの締めつけは厳しいが、そんな環境下でも人々の心は驚くほど豊か。金井さんが取材後帰りたくなる気持ちもよくわかる。楽しい読書時間だった。金井さんの本はもっといろいろ読んでいこう。
- kasa@tool2025年3月8日かつて読んだ個人個人の話を通してイランの解像度が高まる。旅行した時にはスカーフを頭に巻くのも表面的な事としか捉えてなかったけど権力者による服装の変遷を改めて知る。 ドラゴンボートの選手のパワフルさには脱帽!
- 雪深@yukimi122025年3月7日読んでる学び!読書日記スカーフをしていないと罰になるなんて、男女が手を触れ合うのでさえだめなんて、日本に住んでいる私からすると不思議でしかないけれど、それが当たり前になっている国もあるんだなぁ。知らない世界を知ることは学びになる。
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年2月20日読み終わった@ 自宅国の方針によって、やれと言われたり、今度はやるなと言われたり。 それが昔の物語でなく、今の現実の話。 インタビュー&スケッチ集なのでポップに読めてしまうが、一人ひとりの選択は重い。 考え方の違いが、あるがままに存在できる方法はないのかと考える。