
ランボー
@yuto_hum
心の筋肉を鍛えよ
- 2026年5月24日
タタール人の砂漠ブッツァーティ,ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった「なにも起こらないから。」 そう言って友人は私にこの本を勧めてきた。 なにも起こらないが故に胸が苦しくなるのは初めての読書体験かもしれない。 もちろん、自分の人生の捉え方にもよるが、歳をとってからこの本を読むとどうなってしまうのだろうと恐ろしささえ覚えた。 人は誰でも無意識のうちにそれぞれのタタール人を待っている。 その間にも時間は無慈悲に流れていく。 - 2026年5月20日
金閣寺三島由紀夫読み終わった初めての三島由紀夫。 私には難解な文章が多く、同じ文章を何度も読み返した。それでも理解できた部分は少ないのではないだろうか。 ある事物が頭の中で過度に美化されていく。そして、いざ「現実のそれ」と対峙した時に、己が育んできた「美しいそれ」との乖離に落胆してしまう。時には「現実のそれ」を受け入れられずに破壊してしまいたくなる。 このようなことは生きていれば多かれ少なかれある。 落胆して傷つくことを避けるために、人は期待することをやめるようになる。これを世間では「大人になる」と言うのかもしれない。なんだかさみしくないですか。 話は逸れてしまったが、また折に返して読みたい作品。 - 2026年5月13日
ミトンとふびん吉本ばなな読み終わった初めて読んだ吉本ばななさんの作品。 一つ一つの物語に大きな動きがある訳ではない。 それでも、確実に心は揺り動かされる。 読後はなんだか心が軽くなるような感じがする。 最後の「情け嶋」で、幻影という言葉で対人関係を表すところがやけに自分に刺さった。 ああ、確かにそうだよな、と。 だいじなのは、突き詰めないこと。 - 2026年5月12日
グレート・ギャツビースコット・フィッツジェラルド,フランシス・スコット・フィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹読み終わった学生時代に読んだ時は、この作品がなぜこれまでに評価されているのか分からなかった。 しかし、ニックと同じ歳になったいま読み返してみると、その理由が少なからず分かったような気がした。 理想を持つことは僕らの生活を少なからず瑞々しいものにするが、時としてそれは盲目的幻想を連れてくる。それゆえに、僕たちは理想というものとうまく付き合っていかなければならない。それが「強く」生きるというこのなのだと思う。 有名な最後の一文を読んだ時に、村上春樹の小説の一節を思い出した。 「条件はみんな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いのもいりゃ運の悪いものもいる。タフなものもいりゃ弱いのもいる、金持ちもいりゃ貧乏人もいる。だけどね、人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何も持っていないやつは永遠に何も持てないんじゃないかと心配してる。みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ?強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。」 - 2026年5月8日
燃えるスカートの少女エイミー・ベンダー,管啓次郎読み終わった正直に言って、「?」が頭に浮かぶことが多かった。 ひとえに自分の浅学さのためだろう。 以下、訳者の後書きから一部抜粋。 「どの話を見ても、ある種の根源的な欠乏感、満たされない気持ちがある。そしてそれを埋めようとする、強い欲望。そのひたむきさかわどこかで逸らされて、なんとも言えない痛みやさびしさで終わる。さびしさが、ぼくらの中で何かを、見えない涙によって洗い流してくれる。」 読後、本当にこの感覚がじんわりと押し寄せてくる。 「癒す人」というお話が個人的には一番好き。 - 2026年5月4日
- 2026年5月1日
同志少女よ、敵を撃て逢坂冬馬読み終わった今まで読んだ戦争小説は決して多くはないが、ここまで主人公に感情移入できたのは初めて。 「敵」は誰なのか。 戦争というあまりにも凄惨な状況下で、答えのない問題に直面させられる少女の姿に心が締め付けられる。 「私は、私の信じる人道の上に立つ。」 - 2026年4月26日
向日葵の咲かない夏道尾秀介読み終わった段々と明らかになる事実に読む手が止まらない。 「主観」が1つのテーマになっているように感じる作品。 果たして自分が見ている世界と他人が見ている世界は同じなのだろうか。 - 2026年4月24日
傲慢と善良辻村深月読み終わった人物の心情描写がとても細やか。 自分の中の傲慢と善良をつい探してしまう。 今までの人生でなにか、誰かを選ぶ時、どれだけ「自分の意思」をもってそれができてきたのだろうか。 純粋に生まれる「自分の意思」なんてものは一体存在するのだろうか。 - 2026年4月21日
- 2026年4月19日
読み込み中...