帰れない山
38件の記録
- 蓮@yulan2026年7月30日読み終わった山との縁がなくとも、共感が多く湧き起こる作品だと思う。映画を観たときも、胸の奥に重石を抱えてしまうような切なさと苦しさで、つい目を細めてしまうほどだった。だがこの読書では、淡々としながらみずみずしく…多分あとがきでいう“精緻で豊かな表現”によって、情景がしんと沈み込み、己の思い出が引き出されるような不思議な感覚があった。きっとピエトロとブルーノを見つめながら、己の帰れない山、帰れないあのとき、流れ去った川下を、思い起こして投影してしまうのだろうと思う。 そのなかで、さりげなく、水辺を好むピエトロがずっと変わらないところや、植物のようにたくましい母のひたむきさなどには愛おしささえ感じた。そんなふうにいつまでも変わらないものもある。 地の文が読みやすく相性が良かったのは個人的に特筆すべきだ。たまに会話が生み出すリズムが恋しくはなったが、とても良い出会いだった。
- 蓮@yulan2026年7月25日読んでる映画を思い出して、借りてきた。結末を知るだけに、読み進めるのは多少心構えが必要だったが、読み始めるとするする読める。映画で見た、頂上の雄大な景色を思い出しながら読んでる。ところどころ、記憶にない印象的なせりふがある。過去は下… 地の文がすらすら読めて本当に驚いている。文体というか文末というか、自分に合っているのだろうか。一人称文体だからかな。 この文から湧く淡々とした空気感が、著者由来のものか、翻訳者由来のものかはわからない。同じ訳者の本を探せばなにか掴めるんだろうか。
りら@lilas_lilacs2025年4月11日かつて読んだまたいつか山はすべてを受けとめ包み込む。孤独、葛藤、父との不和。けれど、山は牙をむく。それでも、友情も望郷の念も思い出も大事なものはそこにある。静かで壮大で美しく揺るぎない存在が与えてくれる厳しさと安らぎ。山が好きな人の気持ちが少しだけわかった気がする






阿久津隆@akttkc2025年3月4日かつて読んだ@ 草津町草津に旅行に行ったときに読んだ。遊ちゃんが予定ができて夜合流になったので時間が余りに余り、上野からの電車の中で、着いた旅館の布団の上で、散歩の途中で入った喫茶店で読んだ。そのあと昼寝して、夜に合流すると小高いところにある居酒屋に行った。お店の人に豪華客船の旅のよさを説かれた。










































