帰れない山
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靜@imadokokokodayo2026年8月25日読み終わった映画を鑑賞してすぐ原作小説を購入し、読みかけのまま1年半放置していたのを最近一気に読み終えた。映画で観た時に気になった台詞があり、その台詞が発せられるに至る描写はどんなものだろうかと気になって読み終えてみたら台詞が存在しなくて驚愕。映画で加えられたものだった。 自分の内側から出る手段を持たない人間が吐く弱音。空気を震わせることなく落下する弱音。取り返しがつかないのに悲しさだけで支配されることがないのは、山を舞台にしているからか。常に寂寥感がこびりついて離れないのに焦がれて仕方ない、山を舞台にした物語がとても好きだ。好きな山の物語だった。また映画を観る。 著者の幼少期を反映し、男性同士の友情の理想を描いたと書いてあった。手を差し出すことも差し伸べることも不器用で、その不器用さの中で足踏みし合った末路という感じで何かを思うことが難しい。理想かどうかは知らないが、こうなるしかない男たちのことは嫌いではない。 モンテ・ローザ山麓で生きる人間の姿を想像し、山の様子を想像し、出来ることならそこを歩きたいと思った。 

- 蓮@yulan2026年7月30日読み終わった山との縁がなくとも、共感が多く湧き起こる作品だと思う。映画を観たときも、胸の奥に重石を抱えてしまうような切なさと苦しさで、つい目を細めてしまうほどだった。だがこの読書では、淡々としながらみずみずしく…多分あとがきでいう“精緻で豊かな表現”によって、情景がしんと沈み込み、己の思い出が引き出されるような不思議な感覚があった。きっとピエトロとブルーノを見つめながら、己の帰れない山、帰れないあのとき、流れ去った川下を、思い起こして投影してしまうのだろうと思う。 そのなかで、さりげなく、水辺を好むピエトロがずっと変わらないところや、植物のようにたくましい母のひたむきさなどには愛おしささえ感じた。そんなふうにいつまでも変わらないものもある。 地の文が読みやすく相性が良かったのは個人的に特筆すべきだ。たまに会話が生み出すリズムが恋しくはなったが、とても良い出会いだった。
- 蓮@yulan2026年7月25日読んでる映画を思い出して、借りてきた。結末を知るだけに、読み進めるのは多少心構えが必要だったが、読み始めるとするする読める。映画で見た、頂上の雄大な景色を思い出しながら読んでる。ところどころ、記憶にない印象的なせりふがある。過去は下… 地の文がすらすら読めて本当に驚いている。文体というか文末というか、自分に合っているのだろうか。一人称文体だからかな。 この文から湧く淡々とした空気感が、著者由来のものか、翻訳者由来のものかはわからない。同じ訳者の本を探せばなにか掴めるんだろうか。
りら@lilas_lilacs2025年4月11日かつて読んだまたいつか山はすべてを受けとめ包み込む。孤独、葛藤、父との不和。けれど、山は牙をむく。それでも、友情も望郷の念も思い出も大事なものはそこにある。静かで壮大で美しく揺るぎない存在が与えてくれる厳しさと安らぎ。山が好きな人の気持ちが少しだけわかった気がする






阿久津隆@akttkc2025年3月4日かつて読んだ@ 草津町草津に旅行に行ったときに読んだ。遊ちゃんが予定ができて夜合流になったので時間が余りに余り、上野からの電車の中で、着いた旅館の布団の上で、散歩の途中で入った喫茶店で読んだ。そのあと昼寝して、夜に合流すると小高いところにある居酒屋に行った。お店の人に豪華客船の旅のよさを説かれた。












































