人間失格

28件の記録
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年4月11日
    P101. 飲み残した一杯のアブサン。 自分はその永遠に償い難いような喪失感を、こっそりそう形容していました。 P109. いまはただ、酒代がほしいばかりに画いて、そうして、シヅ子が社から帰るとそれと交代に外へ出て、高円寺の駅近くの屋台やスタンド・バアで安くて強い酒を飲み、すこし陽気になってアパートへ帰り、 「見れば見るほど、へんな顔をしているねえ、お前は。ノンキ和尚の顔は、実はお前の顔からヒントを得たのだ」 「あなた寝顔だって、ずいぶんお老けになりましてよ、四十オトコみたい」 (中略) 唄いながら、シヅ子に衣服をぬがせられ、シヅ子の胸に自分の額を押しつけて眠ってしまう、それが自分の日常でした。 ~~~~~~~~~~~~~ 自分を飲み物に例えるなら何だろう? ほんで、高円寺も舞台だったんだー!!!
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年4月11日
    P129. 「よし、負けて置こう。しかし、君、薬や医者はね、あれで案外、コメ(喜劇の略)なんだぜ。死は?」 「コメ。牧師も?和尚も然りじゃね。」 「大出来。そうして生はトラだなあ」 「ちがう。それも、コメ。」 P131. 「なおいけない。花のアントはね、………およそこの世で最も花らしくないもの、それをこそ挙げるべきだ」 「だから、その、……待てよ、なあんだ、女か」 ~~~~~~~~~~~ 生はトラ!!!!(悲劇) 幼少期に身近な人から人権を棄損されて、それを親にも言えなかった。顔見知りが犯罪者とはよく言うが…うーむ。 主人公にとって幼少期から安全地帯はどこにもなく、安心ができないから道化を演じ、居場所を家でも学校でも探し続けた。 たまにお調子者の道化を同い年の人に見破られた学生時代。 主人公にとって、恋愛的に惹かれる、好かれる事は自慢でもなんでもなく、恐ろしく、安心出来ない事だった。 生きる術として恋愛感情に乗る事もあったけど、船から船へ乗り移る様なもので、(あるいは港から港へ航海する船かもしれない)本人は恋愛対象から遠くとおくへ逃げる様な人間関係。 友人関係も下手に出ないと作れず、煽てられて集団のリーダーになるも性に合わず、小姓の様な友人にも利用され内心では見下される。 主人公が(恐らく)友人の大事な人を乗り捨ての様な扱いをしたからといって、(そして友人の仕事にやすやすと乗じたからといって)主人公の大事にしたい人の人権を棄損していいのか。 うーむ。時代が時代だけど、やっぱり女はドラマ作りの添え物みたいな扱いしかされないんだなア。 あ、でも夫を亡くした女性編集者が登場したか!
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年4月8日
    P57. 世の中の人間の「実生活」というものを恐怖しながら、毎夜の不眠の地獄で呻いているよりは、いっそ牢屋のほうが、楽かもしれないとさえ考えていました。 P59. 所詮、自分には、何の縁故もない下宿に、ひとりで「生活」して行く能力が無かったのです。 ---カギカッコがあんまりない中で登場したカギカッコだから、余計に印象深い。彼はずっと生活=自分のために今を生きる 事ができていないのかもしれない。
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年4月6日
    恥の多い人生。 誰から見た恥なのかな。
  • 3
    3
    @3chan_pu_chan
    2026年3月27日
  • 12歳の頃に新潮文庫の方を読んだけど、最近ちくま文庫から出た新しい方も装丁がとても綺麗だったので、読む用と観賞用に2冊購入。 高校生の読書感想文でこの作品の事を書き、銅賞をもらったのは良い思い出。 初めて読んだ時の衝撃はすごかった。 (それは世間が、ゆるさない) (世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?) (そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ) (世間じゃない。あなたでしょう?) (いまに世間から葬られる) (世間じゃない。葬むるのは、あなたでしょう?) 世間知らずの小学生だった私が、この部分を読んで最初に思ったのは、『あ、それ公の場で口に出して(本に書いて)良い事なんだ』という事だった。 当時私は、自身の周りで起こる教師からの体罰や同級生からのいじめなどの問題があって、人間関係にずっと悩まされていたのもあって、個人とは、団体とは何かずっと考えていた(恐らく私達の世代が体罰を受けた事のある最後の世代だと思う)。 大人になってから再度読んで見ると、主人公の事を碌でもない人間だと感じるようになったが、それでも、どうしても嫌いになれない。 今でもこの作品は、私の心の炎だと断言する。
  • 人間であるというのはどういうことなのか 人間不信を拗らせながら酒に溺れ女に助けられてだらしなく生きていく中でも優しさだけは手放さず、でも優しいからこそ女に不義理は働いてしまう可哀想な人。最後病院に入れられた後のことで人間失格だと言っているけど、ずーっと前から人間失格ではあった。その決定打が病院だっただけで
  • ナツナ
    ナツナ
    @Natuna
    2026年2月13日
    中学生の時に一度読んだけど、解像度50%くらいだったから、 今読めば、新しい発見がある気がする…!
  • katsu07
    @katsu07
    2026年2月2日
    ちくまから文庫化されたのをきっかけに、いつぶりかわからない再読。深く共感はしないが、葉蔵のその時々の心の動きが薄っすらと自分と重なるところもある。先が気になる、というのとは違う、ぐいぐい読まされる感覚。
  • equusferus
    equusferus
    @sakaima96
    2026年1月29日
  • ふじの山
    ふじの山
    @fuji_3776
    2026年1月28日
    人間の堕落する様をここまでかと描いた作品。そのきっかけを与えるのは人間関係であると感じた。 また、主人公の幼少期の体験こそが人生に影響を与えている部分も垣間見れた。心理的な描写の中に自分にも当てはまる部分もあったので、太宰は誰にでも当てはまるであろう要素を作品に落とし込んだようにも思えた。
  • katsu07
    @katsu07
    2026年1月17日
  • かえるさん
    かえるさん
    @y_frog
    2026年1月13日
  • tico
    tico
    @mi03
    2026年1月12日
  • 管太
    @r_f_1
    2026年1月10日
    久しぶりに今すぐにでも先が読みたい、読むのを止めるのが惜しいと思う本と出会った。  太宰治の「本を読まないということは、そのひとは孤独ではないという証拠である」という言葉を象徴している本のように感じた。この本を読み切って少しでも葉蔵に寄り添えたなら、その人の一部には孤独がある。  葉蔵という人間の一生が描かれていて、本当に紆余曲折がある。それの全てに物語としての作為が感じられず、人間としての一生が描かれる。  この中編の中にも様々な恋の形が描かれているようで、その恋と孤独は隣り合わせである。  まさに文豪の作品。太宰に寄り添いたくなるような小説だった。
  • うども
    うども
    @udo_momo
    2026年1月4日
    2026年初読了 年明けから読む本ではないですが… 自分が現世で生を保つためには優しい人間であり続けること以外ないと思っていて、その感情は本作でいう「道化」に通ずる部分もあったなと 昨年の秋から精神的不調により読書が殆どできなくなってしまったが、月1ぐらいで読んでいきたい
  • Tanizoo
    @Tanizoo
    2025年12月31日
  • よだ氏
    よだ氏
    @tellmelinus
    2025年12月31日
  • 空
    @karakara21
    2025年12月19日
    名作だけど読んだことなかったので。
  • たご
    たご
    @clan_1967
    2025年12月18日
    最後のマダムの言葉は、どういう意味だろう。手記は子どもの頃の回想から始まっているが、決して子ども時代に書いたものではなく、酒と薬に溺れ「狂人」となった彼が、あの頃の自分のほんとうの思いは、と過去を振り返りながら告白したものである。周囲の人から見た彼と、手記に登場する彼との違いはそこにあるのではないか。つまり、手記を書いている彼にとっては、過去の自分すべてが、今の「人間失格」の自分に通じるような不潔で罪深いものであるように思われ、そしてそれは、本来の彼の過去とは必ずしも一致しない。彼がそのように思い込んだ原因には、マダムのいう葉蔵の父の強大さが何かしら関係している。 世間も、家族も、わからない。それと同じだけ、自分自身も、わからない。これはそういう告白だったのではないか。
  • 太宰治『人間失格』(ちくま文庫) なんと言っても、この真っ赤な背景に水色の文字で書かれた表題、ジャケ買い間違いなし!! (ง ・̀ o・́)ง 幾度と読んできた名作が、大好きなちくま文庫でまた読めるのが嬉しいねぇ〜。 主人公・葉蔵が辿る自滅への道を追いかける。 #今日買った・届いた本を紹介する カバーデザイン: 水戸部功
    人間失格
  • 宵寝
    宵寝
    @sleepgoatyg
    2025年12月11日
  • 森氏
    森氏
    @smiths_0125
    2025年12月7日
    自分にとってバイブルのような小説で、もうすでに持っているけど、改めて買ってみようかな。多和田葉子さんの解説も楽しみ。
  • ヨシコ
    ヨシコ
    @buku2_book
    1900年1月1日
    何度読んでも葉蔵を自分と重ねてしまう。もちろんこんなに異性にモテないし、完璧な道化ができているわけじゃないけど。葉蔵と思考は似てるのにラストがわたし的に腑に落ちないのも面白いなぁと思う。
  • イトウ
    @iiml4e
    1900年1月1日
    失格になってしまったと感じて読んだ。
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