このあたりの人たち

40件の記録
- TOMOCK@To_mock2025年5月19日読んでる川上弘美さんの「神様」に20代前半に出会って、「わたしが読みたかった物語はこれだ!多分わたしが絵の中でやりたいこともこれなんだろう」と思っていたのですが、20年以上経って、しばらく川上さんから離れていました。ゆったりした心がない時に、川上さんは訪れてくれません。(読んでも目と心が滑る)最近なんか読めそうって思って、この本から入ってみました。ああ、川上弘美さんの文だ、、、って気持ちで読んでます。少し不穏なのに、なんだか切なくてもの寂しくて。短い文が少しずつわたしの中に入ってきます。
- そめ@s_o_m_e2025年5月8日読み終わったKindle何を読まされてるんだ?と思いながら読み終わった。 面白かったけど、どう面白いのかを説明できる語彙パワーが自分の中にはないことを実感する本だった。
- 隙間@sukima_2025年4月30日読み終わった@ 自宅断片的だけど連続する掴み所のない夢を見ていたかのような後味を残す掌編小説。 不穏で生温い質感が堪らなく癖になる。 軽快なスキップを踏むように何度も空間ごと時間が伸縮する為、体感的にも疲労感的にも掌編以上の長さ/時間と濃さを感じる。 脳内で想像はできるものの現実味を帯びることはなく、透明な布がするりと通り抜けていくような不気味な感覚に陥るが、世界観を体全体で体感できたような不思議な一体感が得られた。 夢の中でもしようと思わない、バカバカしくてしかし倫理的に現実では決してできないことを実践し、達成したかのような高揚感にも似た限りなく薄い幸福感が読後に纏わり付く。
- ヒソノソ@hisonoso2025年4月12日読み終わった京都駅で不審物が発見され、2時間近く遅れて富山に向かっている。臨時のつるぎに乗って、車窓の桜を見たり、文庫を読んだり。 桜の咲くころは異界が近づく気がして、このへんてこな世界も近い気がして、永遠にこの時間が続いたらどうしようと、こわいようなきもちになる